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宇宙最大の構造でも“相互依存”が絶対的なルールなのかもしれない説

先週のボソッとでは【地球市民】について数多くのボソッとさせていただきましたが、私たちにとって身近な存在たちは”譲り合いができる世界”を築き上げていることが分かりました。その中でも特に私が共感を得たのが土の中にいる土壌微生物たちの世界でした。

土は本当に私たちにとって身近なものですが、土の中でどんな世界が繰り広げられているのか?土を掘ったところで微生物の世界は人間の目では見ることはできませんが、その実態を知ったとき、その土壌生物の世界とは・・・

土壌生物で生きる微生物の世界では譲り合いができる種しか生き残ることができない。

そんな相互依存ができるものたちが集まった土の中は誰にとっても5つ星のホテルであること。


そんな土の中を”生命の小宇宙(リトルコスモス)”と呼ばれています。

小さな世界では譲り合いができる関係が成り立っているけど、土壌生物よりもはるかに大きい私たちヒトの世界では譲り合いができずに争いが絶えない世界となっていますね。

それでは、ヒトの世界よりも遥かに大きな世界ではどんな関係が成り立っているのか?


そんな問いに答えてくれたのが私の大好きなディスカバリーチャンネルの宇宙番組でした。そう、私たちの世界よりも遥かに大きな世界を求めるならば、そう、宇宙に行くしかない、それならば宇宙で最も大きな構造はどんな世界なのか?その世界は・・・

宇宙で最も大きな構造においても”相互依存”というルールが適応されていた・・・




宇宙で最も大きな構造”BOSSグレートウォール”


宇宙に対する価値観を根底から書き換える衝撃の真実、それが宇宙で最も大きな構造『BOSSグレートウォール』では”相互依存”というルールが適応されていたということがわかったこと。

そんなことを教えてくれた私の大好きな番組ディスカバリーチャンネル、『宇宙の解体新書シーズン4 謎の微分子』にて紹介してくた”BOSSグレートウォール”こそが、宇宙最大の構造であり、創造をすることもできないほどの規模感で、さらにそこには私たちの価値観を根底から覆すような世界が繰り広げられていること、ディスカバリーチャンネル『宇宙の解体新書シーズン4 謎の微分子』で紹介された内容をもとにご紹介させていただきます。


BOSSグレートウォールとは


2016年に発見された地球から60億光年さきにある観測可能な宇宙の中で最も大きな構造、その名も『BOSSグレートウォール』。このBOSSグレートウォールの大きさは想像を絶するものがあります。

こちらがBOSSグレートウォールの全体像です。

ディスカバリーチャンネル『宇宙の解体新書シーズン4 謎の微分子』より

BOSSグレートウォールの高さと幅は、ともにおよそ10億光年です。

1光年は秒速30万キロメートルで飛ぶ光が1年で進む距離ですので、BOSSグレートウォールを光の速さで端から端まで進むのに10億年かかるという構造を、皆さん想像することをできますか?

天の川銀河1万個分の質量、つまり銀河系の1万倍の質量を持つ構造、どれだけデカいんだ!本当に想像を絶する大きさだということが分かると思います。

大きさについてもっと分かりやすい表現を番組では紹介しておりました。例えば、私たちがいるこの銀河系がバターのパックぐらいだとしたら、自動車並みの大きさがBOSSグレートウォールです。


BOSSグレートウォールは見る角度からすると、まるで”釣り針”のようですね、上記画像をご覧下さい。

別の角度からは”平たく”見えます。

ディスカバリーチャンネル『宇宙の解体新書シーズン4 謎の微分子』より


BOSSグレートウォールという構造の中には、830個の銀河を含んでおり、そこには無数の恒星も存在しており、さらにそれ以上の暗黒銀河も含んでいるとのこと。さらに、BOSSグレートウォールは超銀河団4つで構成されているとのこと・・「ん?全く想像できない世界だ・・・」「超銀河団が4つ?」

BOSSグレートウォールを解体すると、4つの超銀河団になります。

ディスカバリーチャンネル『宇宙の解体新書シーズン4 謎の微分子』より

ちなみに地球も超銀河団に所属しております。
地球の住所は「局部超銀河団 おとめ座銀河団 局部銀河群 銀河系(天の川銀河) オリオン腕 太陽系 第3惑星 地球」と書きましたが、これ以上は私のいまの宇宙知識では説明ができない・・・


相互依存が成り立っている宇宙空間


さて、BOSSグレートウォールという構造を創り上げる力とは?

それは重力です。

宇宙空間の重力を考えると、こう想像できませんか?
天体同士の衝突が起こったり、天体同士がお互いの周りを回ったりするといった世界が繰り広げられているということを想像しますよね?ところが・・・

宇宙空間において超銀河団以上の規模クラスとなると”整然と並んでいる”世界なのです。


さらに、BOSSグレートウォールは周りの宇宙空間とも目には見えないネットワークでつながっているのではないかと推測もされています。つまり、宇宙全体を繋ぐ見えないネットワークがあるのではないかと考えられています。

このような宇宙空間の構造を知ったとき、土という構造の世界と似ていることに気づきました。


土の中の微生物の譲り合う世界と同じく、宇宙空間でも星と星、お互いが相互依存している世界が繰り広げられているのではないか?

ミクロでもマクロでも”相互依存”が絶対的なルールであるから滅亡せずに今日まで繁栄している。

つまり、お互い譲り合うことがこの宇宙の守らなければならないルールというものが存在していることを土の中と宇宙から教わったことを踏まえると、ヒトの世界はこの先、繁栄していくのかどうかという問いの答えは簡単なのかもしれない・・・という仮説ボソッとでした。

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