【地球市民】ジェスチャー動画テストで”身体の共鳴能力”を蘇らせる
言葉に頼りすぎないコミュニケーションを創造するとき、地球市民として地球上のあらゆる生き物たちとコミュニケーションを取ることができる、つまり、ヒトは次のステップへ進化できる、という前回はボソッとさせていただきました。
ヒトが次のステップへ進化するということは・・・「地球上のあらゆる生き物たちと平和に暮らせる社会」を築けるようになる。
では、実際にヒトが言葉に頼らないコミュニケーションを学ぶためにはどうしたらよいか?それを考えるのが、今回のボソッとです。
チンパンジーのジェスチャーを理解できるヒト
まずは、面白い調査結果がありますので、そちらをご紹介します。
NHK番組『キャッチ!世界のトップニュース』で、昨年放送された「チンパンジーとヒト ジェスチャーでわかる?」で紹介された調査結果です。
人間以外で知的能力が高いと言われている霊長類、野生の類人猿は人間のような言葉を使ったコミュニケーションを取っていません、身体的なコミュニケーション、”ジェスチャー”で相手との意思疎通を図っているのです。
チンパンジーやボノボがコミュニケーションを取るために使っているシグナルや表情、動きといったジェスチャーの意味を、実は私たち人間でも理解できるという調査結果があります。
実験結果、チンパンジーなどのジェスチャーを人の半分以上の割合で、チンパンジーが伝えたいことをヒトも理解できたそうです。
なぜヒトはジェスチャーを理解できるのか?
チンパンジーのジェスチャーを研究している専門家はこのように語っております
さらに、ニューヨークタイムズでもこのジェスチャーの話題を扱っており、その記事の中でこのような記載があります。
つまり、ヒトはジェスチャーを理解できる理由とは、私たち人類の祖先はジェスチャーという手法、つまり”身体的なコミュニケーション”を取っていたからだというのです。
これはすごい「気づき」ですよね。
私たちが地球市民のメセンを持つためには、植物や微生物、虫、動物といった地球上の生物たちとコミュニケーションを図る必要があるのですが、まずはジェスチャーを理解する能力を伸ばせば、ヒトはチンパンジーといった霊長類とはコミュニケーションを図れるのです。
これはまさしく、言葉に頼らないコミュニケーションを創造することの第一歩になるのではないでしょうか。
チンパンジージェスチャークイズを使って潜在能力を伸ばそう!
では、実際にヒトが言葉に頼らないコミュニケーションを学ぶためにはどうしたらよいでしょうか?
チンパンジーのジェスチャーを研究しているセントアンドリュース大学の研究者作成のサイト『THE GREAT APE DICTIONARY』にて、なんと『チンパンジージェスチャークイズ』があるんです。
チンパンジーのジェスチャーの14本の動画を観て4つの選択肢からその意味を回答するクイズサイトで、遠い祖先が持っていたジェスチャーを理解する能力を、いまの私たちはどれだけ持っているかを測定してみましょう!
実際に私もクイズに回答してみた結果、『14問中8問正解』でした。
やってみるとお分かりいただけると思いますが、チンパンジーのジェスチャーを観察しているだけで、なんか自分の能力が機能拡張するような、潜在能力が蘇ってくるような、そして、チンパンジーなどとコミュニケーションが図れたら、”身体の共鳴能力”を伸ばせるのではないか?この能力こそ、ヒトが地球市民になるための第一歩の能力になることと信じています。
ちなみに、『THE GREAT APE DICTIONARY』のサイトには色々なジェスチャーのまとめページもありますが、そこを観て思いましたが、葉っぱなどの物体を使ったジェスチャーがあるのが、なんかとっても面白いなと。きっとまだ解明されていない物体を使ったジェスチャーがあるのでしょうね。
それでは、「How great an ape are you?」、あなたのジェスチャー理解能力がどれくらいかを計測してみましょう!
チンパンジージェスチャークイズ
セントアンドリュース大学の研究者作成のサイト
『THE GREAT APE DICTIONARY』
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?