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子どもを預けてみたい野球リーグ『ポニーリーグ』
「昭和の野球」「平成の野球」、そして「令和の野球」。
これらの”野球ジャンル”の中で、現役世代に敬遠される傾向にあるのが、「昭和の野球」。
大人がいまの子供たちの価値観に合わない指導をすると、陰でこのように言われています・・・
「もーー、あれ、昭和の野球だよ。はーぁ、ホント嫌だ」
「古い野球だよあれは、理不尽すぎる!」
"昭和の野球=時代の価値観に合わない野球"という意味合いでその言葉を使う子供たち。
昭和の野球で育った私たちにとって、昭和の野球が全否定される今の社会傾向にはとっても悲しい思いをしますが、いまの価値観と比較すると確かに理不尽な指導面が目立つのも昭和の野球ですからね・・・
昭和も平成も知る我々だからこそ、「令和の野球」を考えていく責任があることも実感しております。
では「令和の野球」とは?と考える際のひとつのアイディアとなるのが前回ボソッとでご紹介した『ベストコーチングアワード』です。
そこで受賞した野球チームがどこの団体に所属しているかを細かく見てみると、中学生の硬式野球団体「ポニーリーグ」に所属するチームが多い傾向でした。
最近、この「ポニーリーグ」が打ち出した施策が結構革命的なんです。
その一部をご紹介しますと・・・
【怒号・罵声にはイエローカード提示】
指導者はもちろん、応援する保護者にも適用するイエローカード、
怒号・罵声による指導を無くす施策が導入されました。
【国際標準バットの採用】
いま、「ボールを飛ばせるバット」の高級化路線がハンパないんですよ。
一方、ポニーリーグでは木製バットに近い国際標準バットを採用することで
国際化に対応するバッターの育成、
打球速度の軽減で守備側の子供たちの安全を守る方針を打ち出しました。
【保護者の負担軽減】
「審判二人制の導入」や「アナウンス廃止」で保護者の負担を減らすだけでなく、
誰でも野球ができるように「野球用品提供制度」を実行するそうです。
このようなアタリマエのような施策を見ていると、時代の価値観にあった育成のあり方を打ち出したポニーリーグに所属するチームがベストコーチングアワードを受賞する理由が良くわかります。
なぜなら、今の世代にとって”理不尽だ!”と言われる野球を良く知っているから。
歴史を繰り返してはいけないことを、私たち昭和の野球を知っている世代は後世につたえていかないといけません。
10年後も野球が持続可能なスポーツであるために頑張っていきましょう!
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