”見えてる人”が創り出すアート~n・a・n・l③
前回のボソッとに続いてNHK番組『朝までno art, no life』で出会ったアート作品をご紹介させていただきます。
いつも通りで申し訳ございませんが、作品を観て感じた私の妄想ばかりです。
『優しさ』というメセンからどのように感じたか、ボソッとさせていただきます。
白石裕則さん
作者にしかわからない秘密が隠されているんです。
白石さんがおっしやるには、作品には大好きなアイドルのイメージを描きこんでいるらしいですよ。
大好きなアイドルに会いたくて絵を描いている。
隙間を埋め尽くす点描(てんびょう)は”アイドルが放つオーラ”だそうです。
『宇宙ステーション』
色とりどりのサインペンで描かれたこの絵、”優しさ”がバンバン伝わってきた絵です。
なんで”優しさ”がこんなにも伝わってくるのだろうか。
彩りなんじゃないかな・・・
この絵をヒントに私たちの街並みをこんな彩りにすれば、私たちはずっと優しくなれるのではないかという妄想が膨らんできます。
白石さんが大好きなアイドルを観るときに、きっとアイドルたちが放つオーラが白石さんには見えているのでしょう。そのオーラを絵の隙間に埋め尽くされている点描で表現されているということは、この点描には何かしらの私たちには解読できないアルゴリズムが隠されていて、それをAGIが解読したら、驚くべき秘密がかくされているかもしれない、そんな妄想が止まらない、私の大好きな絵です。
澤井玲衣子さん
だいたい寝ているという澤井さん。
しかし澤井さんの作品はプロの方からも「穏やかな時間とすごくきれいな色」と評価されるほどの作品なのです。
ウトウトとまどろみながら作る作品。
一緒にまどろんでしまいそうな作品。
『アレンジフラワー』
お花の写真を見て描いた作品
『おそうじ』
日常の風景も、澤井さんが見えている世界ではこんなアートになる。
夢と現実の間を行き来するからこそ、描ける作品?
昔は夢を重視していた時代もあったことでしょうが、現代に生きる私たちは夢を軽視する時代に生きている中、澤井さんは夢と現実の合間で作られている作品に、私たちはなぜか魅了されます。
それはきっと、私たちが夢で見ている世界だからなのか?
それとも、「こちらの世界」と「あちらの世界」があって、澤井さんは「あちらの世界」で観てきたものを絵で表現しているのかもしれません。
つまり、この絵を分析することによってパラレルワールドが存在している証拠をつかめるかもしれませんね。
もし、「あちらの世界」に本当に澤井さんが行っていたのであるならば、もうひとつの世界はこちらよりも”優しい世界”なのかもしれないなぁと妄想が止まりません。
海外ドラマ『フリンジ』を思い出させてくれるような作品かなと感じた、私のメセンでした。
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