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万年筆のある生活【書くことが楽しくなる】

はじめに

私は今、とてもわくわくしています。
・・・・・・と、冒頭からテンション高めに書き始めてみました。

Webライターのメグノンです。
タイトルからおわかりでしょうが、私は万年筆ラバーです。世界で一番好きな文房具と言っても過言ではありません。
いつかは万年筆について熱い思いを語りたい、と切望していました。
早くも夢が叶いましたね。
今回は、仕事とはまったく関係ない、趣味にどっぷり浸かった文章です。
万年筆に興味のある方、ぜひ読んでみてください。

知っているようで知らない万年筆の歴史

万年筆 (2)
愛用の万年筆「kakuno」

遡ること千年以上前、万年筆は遠いエジプトの地にて誕生しました。
ファーティマ朝のカリフであるムイッズが手と衣服を汚さないペンを欲したのがきっかけで、953年に発明されたのです。

人類の歴史において最も長く使われた筆記具は羽ペンです。7世紀初頭から18世紀にかけて使用されました。
材料は主にガチョウの羽根です。しかし、羽ペンには欠点がありました。ペン先を削りながら書くので消耗が激しいのです。人々はもっと長持ちする筆記用具が欲しいと考えるようになりました。

そこで様々な人が知恵を絞った末に生まれたのが万年筆です。
1809年に、イギリス人のフレデリック・バーソロシュー・フォルシュが現代の万年筆に近いものを発明し、特許を取得しました。
ちなみに彼が特許を取得した9月23日は、「万年筆の日」とされています。

万年筆の魅力とは?

私がこれほどまでに万年筆を愛する理由は、2つあります。

  • 鉛筆やボールペンにはない滑らかな書き味があるから

  • 書くことを楽しくしてくれるから

万年筆の魅力、それは軽い筆圧でさらさらと書けるところにあると私は考えています。筆圧の入れ具合で自由自在に筆跡が変わるのもおもしろいですね。

万年筆は、英語で“fountain pen”、その名も「泉のペン」です。
素敵な名前だと思いませんか?

私が特に好きなのは、万年筆にインクを充てんする時です。あの独特の匂いがたまりません。ボールペンと違い、インクさえあれば永遠に書き続けることができて、エコにつながりますしね。

インク
PILOTのインク

ところで、万年筆の仕組みは3種類あることをご存じですか?
具体的には、「吸入式」、「コンバーター式」、「カートリッジ式」です。私が愛用しているのはコンバーター式です。インクの充填が簡単なので、おすすめですよ。

コンバーター
コンバーターにインクを充填した様子

私たちの生活を振り返ると何も書かない日はないはずです。買い物のメモ、勉強のノートなど。
最近はパソコンやスマートフォンで書く人が多いかもしれませんが、筆記用具を持たない日はおそらくないでしょう。

そんなありふれた動作を楽しく演出してくれるのが万年筆です。
ボールペンで手紙を書くより、万年筆で書いた方がより味が出ます。手書きの温かみが伝わりやすいでしょう。
だから私は、万年筆が好きなのです。

古くて新しい万年筆

万年筆というと、レトロな筆記用具というイメージがあります。しかし、昨今は若者の間でもじわじわと人気が広がっているのです。

私も含めて、若い世代は子どもの頃からパソコンやスマートフォンに親しんでいます。文章は「書く」というより「打つ」と表現した方がしっくりきます。実際、この文章もパソコンで打っています。

だからこそ、あえてアナログで書くことに意味があるのです。
万年筆で手帳に日記を書く。ペン習字の練習に使ってみるのもいいです。
書くことで、驚くほど気持ちが落ち着きますよ。

これは個人的な意見ですが、頭のなかでぐるぐる思考が渦巻いている時にパソコンに向かっても、ちっとも筆が進みません。言いたいことが整理できていないからです。

そんな状況で役立つのが、書くことなのです。とにかく紙に書き出してみる。箇条書きでもイラストでも構わないので「自分が何を言いたいのか?」を可視化するのです。
すると絡まった思考が少しずつほぐれていきます。これは私が記事を書く際に取り入れている方法です。

まとめ

万年筆の歴史や魅力がお分かりいただけたでしょうか?
少しでも万年筆の魅力が読者の皆さんに伝われば、これほど嬉しいことはありません。

もちろん私も毎日使っています。これからもずっと大切に使い続けるつもりです。
高級なものでなくてもOK。安くても、自分だけのお気に入りを見つけると愛着もひとしおですよ。

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