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ゼロからわかる!美術ライターになる方法

Webライターのメグノンです。

先日、複数のライターさんとお話する機会がありました。
その際に多かったのが美術ライターに関する質問で、これはいいネタになるかもと思った次第です。

正直どのくらい需要があるかわかりませんが、記事にしておけば誰かの役に立つかもしれません。
ご興味があればご覧ください。

美術ライターになる方法

最初にお伝えしておくと、資格を取得する必要はなし。
あるに越したことはないですが、無理に取らなくても大丈夫です。
個人的には、資格よりも美術への熱意が重要だと感じました。

美術ライターになる方法は2つ。
自分で案件に応募するか、オファーを受けるかです。
私は後者の方法で仕事をもらいました。

クラウドソーシングのプロフィールに「美術館に行くのが好きです」と書いておいたところ、お声がけいただきました。
その他、noteやTwitterに掲載していた美術の記事を読んだ人からスカウトされたこともあります。

確実なのは営業して仕事を取るやり方ですね。
クラウドソーシングで案件を探したり(あまり見かけませんが)、アート関連のメディアに直営業したりするのがおすすめ。
そもそも美術ライターの母数が少ないと思うので、仲間がいれば話を聞いてみたいところです。

美術を勉強する方法

「アートってよくわからないし、難しそう」と思っている人が多いのではないでしょうか?
まずは固定観念を取っ払うところから始めてください。

美術の解釈に絶対的な正解はない、と私は考えています。
基本的な用語を知っておく必要はあるものの、最終的には個人の感性による部分が大きいですね。
(プロの芸術家ではないので参考程度に留めてください)

ただし西洋の宗教画や神話画などは、予備知識なしで鑑賞してもよくわかりません。
この辺りは日本人にとって難しいところ。

美術を学ぶなら歴史を知りましょう。
日本史と世界史を大まかに復習すると、アートを理解しやすくなります。
「なぜ歴史?」と疑問に思うかもしれませんが、美術とは切っても切れない関係にあるのです。
なぜルネサンスが盛んになったのか。印象派が活躍したのか。
これらの背景には時代の流れが存在します。その時々でさまざまな事情が複雑に絡んでおり、ただ作品を鑑賞するだけではよくわかりません。

本題に戻ると、具体的な勉強方法は以下の通り。

  • 書籍から学ぶ

  • 展覧会に行く

  • テレビ番組やYouTubeの動画を観る

本で勉強するなら中野京子さんの著作を推奨します。
私は「怖い絵」シリーズを読み漁りました。その他にも多数あり、純粋に読み物としておもしろいです。

テレビ番組だと「美の巨人たち」ですね。


アートを知るにはやはり美術館。興味のある展覧会を見つけたら積極的に足を運び、図録を買ってみてください。

記事のリサーチのやり方

基本はネット検索で、資料が見つからなければ書店か図書館で探します。
ただし図書館だと情報が古い可能性あり。ご注意くださいね。

展覧会の図録を活用する手段もあります。
美術館の学芸員が書いているため、情報の信頼性は確かでしょう。

私がよくやるのはYouTubeでの検索です。
とくに海外の美術館の記事を書くときに役立ち、一次情報に近いネタが手に入るのがうれしいところ。
そうそう現地に行けませんので・・・・・・。

稼ぎやすさについて

結論から述べると、美術だけで稼ぐのは難しいかもしれません。
金融や医療などのジャンルと比較して、案件が少ない傾向にあるからです。

執筆のみだとそこまで稼げないですが、取材や写真撮影までこなせる場合は単価が高くなるのでは?
おそらく美術記事に特化しているライターは少数派ですね。
美術+他のジャンルで稼いでいる人のほうが圧倒的に多いはず。
(実際のところはわかりませんが)

いつもより少し長くなりましたが、今回はこれにて〆とします。
次の記事でお会いしましょう~♪




ライター2年目を迎え、ようやく植物の芽が双葉になりました。 これからも読者におもしろいと思ってもらえる記事を目指して書き続けます。 サポートしていただいた分は書籍の購入費用に充てる予定。