昨日のワイン/230811
まったくもってどうしたかのか、恋愛に興味が無くなってしまった
青天の霹靂である
あんなに自分を鼓舞してくれて
あんなに楽しくて
あんなに満たされたのに
なんなら趣味だったのに
つまらなくなってきてしまったのだ
「正しい恋愛のススメ」とかいうまったく正しくない漫画
一般的には
一般的には正しくないだろう
あらすじ
子供の頃から精神的に(恋愛的にではなく)ませていた(いや冷めていた)子供だったので一条ゆかりがすごく好きで集められるものは全て集めた。
「正しい恋愛のススメ」は一般的には正しくは無いけど、でも正しさなんて本人が決めりゃええ
私には関係ないし(いつもこれや
生きていれば、経験すればするほど、思ってもみないことが起こる
そのラストあたりにイケイケの母親と母親を好きになってしまった高校生(娘の元彼になってる)が、もう何も気にせず恋愛できる状況になったのに、イケイケの母親は「なんだか昨日のワインを飲んでるみたい」とバーでワインを飲みながら彼に言う。
すごくよくわかる
昨日のワインということは、すでに昨日、飲んでしまっている。
味わってしまっているのだ。
その上、少し酸化してしまったワインなんてわざわざ飲みたくないよね、と。
答えのわかってしまっているものに興味持てないよね、と。
まぁわたし、お酒飲めないんですが。
元サヤ、というものに興味が持てないのは私も「昨日のワイン」の味がするからなのだろう。
だったら新鮮な美味しいワインを開けたいでしょ。
テンションも上がるし、新しい世界に出会えるかもしれないという可能性に満ちている。
追い討ちをかける俊チャンネル
ここで突然YouTuber登場
俊さんという方はローランドが経営するホストクラブの圧倒的ナンバーワンホスト(帝王)で、しぬほど頭の切れる、だけど心優しいめちゃくちゃ良い男。
そこに「選択肢が沢山あるということは、天井知らずに要求が出てきてしまう」みたいな話があって、ドキィィとした。
常日頃、何事にも選択肢を沢山用意することにしている。
恋愛だけではなく仕事もなんでも、与えられたものの中から選びたくなくて、自分が求めるものを苦労してでも手に入れたい。
そして結局選べない、という鬼優柔不断の私には刺さるどころか切り裂かれたような気持ちになった。
そういう副作用があるのだ。
結果、心がすごく動きづらくなってしまった。
客観的には恵まれている
それはよくわかっている
自慢に取られることもよくわかっている
アホらしいとすら思われるだろう
だから言えない。
そんな悩みなんて理解してもらえない上に誤解されて嫉妬されたり嫌われたりすると、余計に傷つく。
だけど私からすると本気の悩みなのだ。
本気でとても悩んでいる。
俊さんの動画では「そういう人は結局、何も手に入れられない」と言っていて「わかっとんねん急所突くなツラァ」と追い討ちをかけられたわけだ。
親友からのとどめ
「あーだこーだで結局向き合わない」
ぐぅ
奴に言われたら言い返せない。
だって私をよくわかっているし、見てきている。
この向き合わなさは最近特にひどくて、ほんの去年ならまだまだ全然向き合えていた。
もっと一人一人、ひとつひとつにちゃんと向き合えていたし、思いやれていた。
だけどそうすればそうするほどに「昨日のワイン」が増えてしまって、今度は「多分前に飲んだあのワインの系統だな」とわかってしまうようになってきてしまった。
しかも「このワインはここがすごく不味くていやだ」もわかってしまっている。
だとしたら高かろうが価値があろうが人気があろうが、わざわざそのワインを飲む必要は無い。
悪酔いするものは避けたい
お酒の飲み方がわかるようになると「美味しいけど明日に残りやすい」とか、そういうことがわかってきて飲み方もわかってくる。
だからわざわざ悪酔いするものは選ばなくなるし、自分に合ったお酒もわかる。
だけどお酒を飲む以上、全く酔わないでいられることも、全く翌日に残らないということも無い。
少なくともわたしは。
そしてなんとなく「こういう悪酔いの仕方、残り方をするだろうな」とわかってしまうと、やはりわざわざ手を出さないわけで。
そしてハッキリとした好みもわかってくるわけで
なに、今日はお酒の暗喩なのわたし
まぁそんなわけで、理由をつけて向き合うことから逃げている。
だってなんとなく予想がついてしまう。
それが昨日のワイン、ということだ。
もう今年は誰とも恋愛しない気がしている。
別に恋愛したくなけりゃしなきゃいいし、したかったらすりゃいいんだけど、したくないわけでもしたいわけでもないのがまた困る。
なにも考えていない、無
そして元来の受け身も絶好調に発動されて、心も動きづらくなっている。
動かしてもらわないと動かない性能の悪いわたしなのだ。
そして動かしてもらっても、反応できない。
本当に悩んでいるし、こういうところが本当に本当にダメで本気で落ち込んでいる。
落ち込んでいる。
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