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知夫村ひとり旅の備忘録②~激闘の末の素敵なご縁~

こんにちは。
前回の続き、エピソード②を書かせて頂きます。

そうなんです、実はあの後猛暑の中、赤ハゲ山へ向かうことにしたんですよ。
ちなみに島津島の方でお会いしたおばあさんには、行きだけタクシー使ったらどう?500円くらいよ。というアドバイスの元、タクシー会社に電話したら片道3000円。やはりそうか、、。1人でこの金額は出せないので、お断りして必死に電チャリを漕ぐ。
まぁなんとかなるっしょ。の気持ちでスタート。

昼間11:30頃、役場を周り、港を進んでいく。
おっと、道を間違えたのでUターン。ここの道で見れた川がとっても綺麗だったんだ~。
さてさて気を取り戻して、山を目掛けてチャリを走らせ、かなり急な坂を上り詰める。ゼーハー言いながら、マッチでしっかり水分補給。まだまだ~と自分を励ましながらも一向にたどり着かない。
30分ほど登った先に、牛が見えた。もう少しではないか?頑張れと自分を励ましながら、上ったり下ったりを繰り返す。帰りのことを考えると気持ちがやられそうだったが、たらふく頂いたお昼ご飯パワーでなんとか駆け上がる。

あと少し…!?


すると、やっと緑の草原が広がっていて、「赤壁まで1.5km」の看板があった。だけれど、息は切れて先を見下ろしてもまだまだ赤壁は見えそうにない。
熱中症で倒れたら、誰にも見つけて貰えないのではないか。また今度、レンタカーを借りて来よう。
と、今日のところは断念して降りることにした。

んー。これからどうしよう。
一先ず休憩でもするか~。堤防横を走っていると、男性を発見。声をかけると、息子さんたちの遊泳見守りをしていたので、少し話せることに。
息子さんたちはすごい勢いで海へ潜ってはサザエをとっていた!私はその男性の方に、島へきた経緯や将来の話、今関わっているプロジェクトの話を聞いてもらいながらアドバイスを頂けた。
また1人、良き出会いがあった。
その後、「ちぶりテラス」おすすめだよと言ってもらい、そこへ行く予定だったんです!と告げてその場を去った。
テラスへ着く頃、汗まみれで喉もカラカラだった。
お店へ入ると涼しい空気と素敵なBGMの流れる店内。早速マンゴージュースとバニラアイスを注文した。

さっぱりマンゴージュース!

笑顔の素敵な女性の店員さんが、すぐに持って来てくれて、美味しかったのでその旨を伝えていた。すると、その場に居合わせていた男性が店員さんとお話をしている。どうやらその方は、知夫村の役場の観光協会で勤務されているらしい。
すかさず私は「観光のお仕事に興味があります!」と告げて、お話を聞かせて頂く流れになった。
とっても光栄だったし、将来の仕事を考える上で、そのような立場の方とお話したいと思っていた矢先だった。

観光のお仕事について詳しく聞かせて頂いたり、就活のことや今関わっているプロジェクトのことだったりを話させてもらった。
その方は観光のプロモーションに携わっていて、ドローンを操縦して動画を撮り、SNSにアップしているとのことで、とっても綺麗な動画を見せて頂いた。私が持っていたパンフレットの表紙の写真に選ばれたりだとか、supやカヌーのアクティビティ体験のイベント企画を行っているそう。私は大感動して、絶対知夫でアクティビティを体験したいと思った。
チャリで赤ハゲ山を断念してしまった話をすると、「この後時間あったら車で連れてってあげるよ。ガイド付きで。」と言って下さって、素敵なご縁だな~と感動し、お願いすることにした。

16:30集合となったので、それまでの間、島津島へ行くことにした。
遊歩道には少し海水が浸りつつあったけど、自転車のおかげで突っ走れた。快感!!
道中もとっても綺麗な海で、心癒されたり。

大感動!!!


遊泳している観光客がいたり、ちびっこがいたり。
私はその先にある神社へ向かった。
お参りの後、白壁のある海岸へと足を進める。

美しい壁

海岸へ着くと、ここでもまたサザエをとっているお姉さんたちがいたので、少しお話した。
海洋ゴミがかなり漂着していたので、清掃したくなった。やっぱりここでも、韓国や中国から流れ着いたゴミがあった。
私も海へ入るために砂浜へ戻った。
足だけ浸かって黄昏ていると、サッカー少年3人組が浮き輪に飛び込みをして遊んでいて、楽しそう~青春だな~と思って見ていた。こっちまで楽しくなってきた。笑
少年たちと別れを告げて、チャリを漕いで来た道を戻る。

集合時間までまだ少しあったので、周辺の商店を覗いたり、ふらふらとしていると民宿のおっちゃんと話す場面に。
16:30になったので、観光協会の方とお会いして、赤ハゲ山へと向かう。
午前にチャリを走らせた道を通り、さらに奥に進んだ先には広大な牧場が広がっていた!!
牧場周辺では牛が放牧されていて、初心者が車を走らせるのはとても難関な道だと感じた。
ちなみに牛の前で手拍子すると去っていくらしい。笑

牛さん
まるでヨーロッパ!

この広大な牧場で、観光協会のYuさんにドローン撮影をしてもらった!凄い!始めてこんな間近でドローンをみた!牧場を走ってみたり、牛と戯れたてみたり。思わずハイジの歌を口ずさみたくなった。
しばらくするとそこへ、島津島の海でお会いしたサッカー少年3人組がやってきた!3度目の出会いにびっくりした!笑
そこでは後ろ姿の写真を撮ったりして、少年の夏って最高じゃん~と羨ましくなったり。
その後一緒に釣りをしたかったのだけれど、そのままお別れする流れに。。
元気でな、少年たちよ。
その後、近くの「赤壁」へと向かってもらった。
なんて有意義な一日なんだろう。
ありがとうの気持ちでいっぱいだった。

お見事!

いつか昼間の赤に染った赤壁や、下から見上げた赤壁も見てみたい。
夕暮れ時に、黄昏てしまって、永遠にこの場に留まりたい気持ちが芽生えた。
永遠に、この時間が続けばいいのにと叶いもしない願いを込めて、夕日を眺めていたら、とてつもなく帰りたくなくなった。
絶景に魅了され、非日常を味わい尽くした私は、知夫村の虜になった。
また何度でも来たいと感じた。
様々な人達との出会いに、ご縁に、感謝である。

帰りは「ちぶ里島 らぁ麺」に寄って頂いて、
えびそば味噌らぁ麺を頂いた。絶品だった。

19:30のいそかぜに乗る。
滞在時間、脅威の9時間。

心が満たされまくって、帰りの船で帰りたくないと叫んだ。
こんなにも素敵な1日を送れる旅になるとは思わなかった。思いも寄らない出来事の連続、これこそがひとり旅の醍醐味。
ひとり旅のススメ。
今度も継続していきます!
出会った方々との関係性が、長く続きますように。
港からシェアハウスまでの道のりは、星空を見ながらそう願っていた。

帰りたくない心を映す空模様

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