父に会いにいく前に立ち寄る

西国三十三ヶ所巡り
興福寺へ

奈良教育大附属中に通っていた私は
奈良には懐かしさを感じる。

なんといっても、思春期の3年間だから
思い出深い。


母の入院で一人になった父の様子をみにいこうとすると
「遠いかはわざわざ来なくても大丈夫!」と言われる。

「いやいや、わざわざじゃなくて
奈良に御朱印巡りするついでにいくから!」

本来の目的は父に会うことだけど〜
そう言う方が気兼ねないかと。


紅葉もはじまり青空に映える。
国宝館でイケメン、阿修羅像をみる。
阿修羅像は何回もみているけど、
そのときの自分の気持ちによって見え方が違う気がする。

猿沢池を通り、奈良ホテル、ならまちへ

半日コースで十分楽しめる。

御朱印帖入れもゲット!


父は山好きで何年もかけて
百名山を達成した人。

70歳で六甲山縦走して健脚の持ち主だけど
最近は肺を患い、少し歩くと息が上がっている。

そんな風に弱っていく父をみるのはつらい。
そして、今は恒例で肺が弱い父は危険なのでどこへも連れて行ってあげられない。

まだまだ長く生きてまた父の好きなおでかけを
一緒にしたい。


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