見出し画像

作品へのディスられも考えようによっては何も無いよりかはマシかもしれない……

せっかく作った作品を、たとえばどこかのサイトへと投稿しても、ほとんど反応がない場合には、もちろんがっかりしますよね。そしてそれが、3ヶ月ほども続けば、その時点で大方はもう止めようかなと思いはじめるのが普通でしょう。

無反応というのはそれくらいダメージが大きいわけです。それに比べれば、作品の読み間違いや、恐らくは読み手の個人的な好みの問題から発せられているであろうマイナスの感想であっても、まだ反応があるだけマシだったりもします。

なぜなら、自分の作品をディスられれば誰だって怒りが湧きますが、実はそれこそが次の作品づくりへと繋がってもいるわけです。

一方の、無視……というか無反応。こいつは辛い。何の力も作り手に与えてはくれませんから。

誤解を恐れずに言えば、無反応より、たとえ悪口でもいいので、反応が是非に欲しいぞ! もちろん、程度の問題はありますが……。というわけで、ディスりはお手柔らかにネ……。

さて、そんなディスりの代表格が、たとえばAmazonの書評とかですかね。 どうでもいいような中身の薄いコメントや、あんた読んでないでしょ、とモロバレな、ちょっとどっちらけな感想を目にすることもだからよくあるわけです。が、得てしてそういうのは作者を怒らせるパワーがあったりもしますから、その意味では非常に役立つ。繰り返しますが、怒りは、次の制作意欲を掻きたてます。

だからこそ、困るのは、怒りすら湧かないような状況、すなわち反応がないぞ、というそれなんでございます。

これは、マジに辛い。怒りが湧くほうがよっぽどマシ。内面への駆動というものは、実は本人が自力で獲得するにはちょっとエネルギー不足なんですね。

本人ですら手に負えないほどの何かの感情が内面からフツフツと湧いてくるとき、それがやっと創作の力となりはじめるのです。

どんなつまんない感想であろうと、よいコメントであろうと、単なる便所の落書きみたいな程度のディスりであろうとも、相手に何らかの駆動力を与えるという一点においては皆平等であったりします。

繰り返しますが、いただけないのは、無反応。

なので、ここであえて申し上げます。以下の動画に何かコメントなり、いいね!なり、ダメね!なり、なんでもいいので是非アクションをいただければな、などと切実に願っていたりして……我が輩。

というのも、本作は愛猫の三回目の祥月命日を記念して、わりと時間をかけて作ったものなんです。

愛猫ミャアさんも、皆さまからの何らかの反応を期待していること間違いなしなわけであります!

ということで、以上……いや以下、何卒ご笑覧いただければまことに幸甚ですが、ついでに悪口でも結構ですので、ご感想のひとつもぜひいただけますと、メッチャ苦労した甲斐もあるというものでございます!

制作の裏話をひとつだけ申し上げますと、映像を撮る時間帯にこだわっています。愛猫がトワイライトの時間帯が好きだったので、その時間帯をねらったのですが、夏の虫はカメラのモニターめがけてついてまわるので、まさに地獄でございました。

あとは、レンズとの格闘がありましたね。ちょっと暗めのレンズなので、空のグラデーションを含めて映像にきちんと落とし込めるかという点での見えない格闘が実はあったりしました。。そのあたりも含め、もろもろ楽しんでいただければ幸いです。

【執筆者】水月昭道。福岡県生まれ。博士(人間環境学 九州大学)。西本願寺系列寺院住職。立命館大学客員教授。「子どもの道くさ」(東信堂)が14年ぶりに '20年夏 SNSでバズり復刊増刷。「高学歴ワーキングプア」(光文社新書)、「お寺さん崩壊」(新潮新書)、「他力本願のすすめ」(朝日新書)など著書多数。「月刊住職」連載(2017年5月〜2021年7月)


もしサポート頂けたにゃら次の記事を書く励みになりますにゃ。少しの鰹節と猫や皆が幸せになる布施行にもあてさせていただきますのにゃ。