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ログインボタンももっと華やかにしてくれ/2020年02月16日

・何かと会員登録してはログインして利用し、「いまこのサイトを利用しているのは自分である」という事実を表明しながら、色んなサイトを利用しているのは、私だけじゃなくネット社会を生きる人々なら経験がある。

・色んなサイトに登録するたびにユーザーIDを決めたりパスワードを設定したりしているうちに、サイトにログインするためのパスワードを忘れてしまってログインができなくなり、ログインフォームの下に小さく書いてある「パスワードを忘れたときはこちら」のリンクを押下しては、再設定用のリンクが貼り付けられたメールが届いて面倒なパスワード再設定をしたり、まれに設定していたパスワードがテキストとして貼り付けられたメールが届いたりして、変に意味のある文字列にしたばかりにそれを突きつけられて変に気恥ずかしくなったりしている。

・そんなことは置いておいて、私が気になっていることがある。

・新規会員登録をボタンに比べてログインボタンって簡素すぎやしないか。

・会員登録制のサイトというのは大抵、ログインボタンのそばに新規会員登録ボタンを置いているものだ。それを見るにつけ思うのが、新規会員登録ボタンというのはボタン型で暖色のきらびやかなカラーリングで目立つようにデザインされていて、マウスカーソルを乗せるとボタンを押したように凹んだりするのに対して、ログインフォームへのリンクはテキストにハイパーリンクを貼り付けただけのような、よく見ないと見逃してしまいそうな目立たないデザインであることが多い気がする。

・確かにサイトにとって会員を増やすというのは利益拡大に繋がる第一歩だろうからそこにかける熱量が高いのは分かる。であれば、既存顧客たる既に会員の我々はどうなのだろうか…。

・そこをないがしろにされることに不条理さを感じる…

・というようなことを数年前まではよく思っていたんだけど、YouTubeやらAmazonやらよく使うサイトを改めて見てみると、あまりその2つの温度差を感じない設計になっていた。

・これ、あるあるネタではなく「今となっては失われたあるあるネタ」として共感してくれる人がいないのかな。



・ページの設計という点で考えてみると、最近Googleの検索機能に驚かされることがある。

・検索結果の正確性ではなくて、例えば、適当に思い浮かぶ芸能人の名前のあとに”年齢”というワードを入れてみると、検索ボックス上で表示される検索候補一覧に自動でその人の年齢が表示される。

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・これ、いつの日か実装されてからというもの我々は当たり前のように教授してきたが、実はすごいことじゃないですか。

・「年齢は?出身地は?年収は?調べてみました!」系のサイトに引っかからずに済むというメリットはもちろんある。大抵、こういった突発的でシンプルな疑問を調べてヒットするサイトというのは、それ以外の情報を盛り込んでいるものだ。

・見てみたサイトが「菅田将暉の年齢は26歳です」とだけ書かれていた、なんてことはあまり無いだろう。自分がサイトを制作する側だったとしても、もう少し何かしらの情報を盛り込んで体裁を整えようとするものだ。

・でも、それだけを知りたい我々にしてみればそれは全くもって必要のない、蛇足以上でも以下でもない情報でしか無い、つまるところ無駄なわけだ。

・そこでこの機能が実装されている。つまり「このワードを入れて検索する人はその情報さえ知ることができればいい」ということを見越したうえでの機能ということになる。

・地名と”天気”を入力すると、同じようにその地名の現在の天気と気温が表示される。これも同じ理屈なわけだ。

・ほんのちょっとした調べ物程度だけど、便利にするための手が加えられているわけだ。

・その企業努力に対する尊敬の念と、同時に提供された利便性をそれと知らずに享受していたことへの恐ろしさに似た感覚がないまぜになっている…

・こういう、名状しがたい、しかし黙って受け入れるには自分の器が足りないような出来事(?)に遭遇したとき、皆々様はどうしているんだ。ただ、それをそういうものとして自分の中で消化しているんだろうか。

・こんなところで長ったらしくダラダラと書き綴っていることからも分かるように、自分は誰かに話したくて仕方なくなってしまう。

・それを口頭で他人に垂れ流すこともできるし、実際世間話の延長でたまにこういう話をしては引かれたりしているが、最近は自重しているので溜まったまま鬱積していくことが多い。

・アウトプットしないとたまらないということもあるが、それを口頭で誰かに話して、話したそばから雲散霧消させてしまうのではなく。

・こうやって形に残してみることで何か起こるのではないか、という漠然とした疑問というか思いつきをもとに、このnoteは更新していこうと思っています。


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