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君たちに伝えたいこと 教養編

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小説とアカウントをわけるか迷ったけど、結局同居させることにしました。 子どもたちに伝えたいことを書いてゆく文章を書いてゆく中で、自分の知識を中心にしたパートです。
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#父から子へ

君たちに伝えたいこと 教養編 目次

 自分の子どもたちに、自分が学んできたことを伝えたい。という意図で、子どもが大きくなった…

びぶ
4年前
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動物の漢字の話

 本日は教養編の初心に立ち返って、子どもたちへ向けての内容になります。漢字が苦手な子ども…

びぶ
1年前
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世界史 その10 エジプト第1中間期

 古王国末期になるとエジプトの中央集権の揺らぎは、もはや回復不可能になってくる。結果とし…

びぶ
4年前
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シャムシ・アダド1世と古アッシリア

 世界史その9でハンムラビ以前に北メソポタミアに君臨したシャムシ・アダド1世に少し触れた…

びぶ
4年前

エジプト古王国は交易で滅んだか。

 次はエジプトの第一中間期から中王国と第二中間期で纏めようと思っていたのだが、資料を読ん…

びぶ
4年前

世界史 その9 バビロン第1王朝とハンムラビ

 さて世界史その8に続いてここではバビロン第1王朝について語っていこう。内容的にはその8…

びぶ
4年前
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世界史 その8 シュメール文明を滅ぼし、あるいは継承した人々

 ウル第3王朝の滅亡により、シュメール人とアッカド人がメソポタミアの主役だった時代は終わった。ではその次の時代にメソポタミアの主役となったのはどんな人々だったのだろう。  時計の針を少し戻してウル第3王朝の後期の状況を、新たに歴史の舞台に現れてきた民族の活動を主軸として見ていくことにする。  ウル第3王朝の創始者ウル・ナンムの後を継いだ2代目の王シュルギは48年に渡って統治した。官僚制と常備軍を整備し、メソポタミア全域を中核としてレヴァントからイランに及ぶ地域に覇権を確立し

世界史まとめ その1 紀元前2000年までの世界

 ここまで世界中の最初期の古代文明を見てきた。ここで一端、時系列順にまとめてみたい。  …

びぶ
4年前
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世界史 その6 黄河文明と長江文明そして

 南船北馬という言葉がある。長江を中心に複雑に河川が流れる中国南部では移動に船を使い、乾…

びぶ
4年前
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世界史 その4 ピラミッドの時代-エジプト初期王朝と古王国ー

 古代エジプトと言えば、ピラミッドだね。スフィンクスやらパピルスやらエジプト神話の神々や…

びぶ
4年前
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世界史 その3 古代エジプト文明のはじまり

 世界史その2でシュメールとアッカドの文明の最後となるウル第3王朝の終焉までをまとめた。…

びぶ
4年前
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世界史 その2.5 人種と民族

 世界史その2では系統不明のシュメール人、セム系のアッカド人とアムル人など、いくつかの民…

びぶ
4年前

世界史 その2 シュメールとアッカド

 世界最古の文明が生まれたのは、現在のイラクにあたるメソポタミア地方だ。教科書でも解説書…

びぶ
4年前
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世界史 その1.5 歴史の話は地図を見ながら。

 昔、高速道路を使わずに伊豆半島を車で旅行したことがある。  箱根で一泊した後、熱海に出て海岸線沿いに南下したんだ。曲がりくねった海岸線沿いの道路は延々と続き、予想以上の時間がかかった。本当に本当にどこまで行っても、目的地にたどり着かないと思った。帰りは内陸の道をたどり、「天城越え」という歌で有名な天城峠の近くを通るルート。「天城越え」の歌や、小説「伊豆の踊子」に所縁の地名があちこちにあったが、森や崖に囲まれた薄暗い山道という印象だった。  それからずっと後、今度は高速道路を