蘇我クラフト

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最近の記事

車椅子と厄介な恋

車椅子の人って恋愛できるんだろうか。なんて、思われるんだろうか。 明日は我が身なんて言うけど、車椅子を使う人生が来るなんて大抵の人は思わない。歳を取って初めて介護用を使うとか、骨を折ったから短期間使うとか、そんな程度で想像するくらいなんじゃないかと思う。 私もそうだった。 段々歩くことができなくなってきて、頻繁に人の助けを必要とするようになった時、医者に勧められた時、大変そうだねなんて声をかけられた時、初めて「ああ、こっち側の世界に入ってしまったんだ」なんて思ったくらい。

    • ADHDいじり、その刃物

      最近、ADHDやASDの認知が広まってきたことの功罪か、よく耳にする「お前、ADHDじゃん」「俺、ADHDかも」という笑いを含んだ会話。 物事を徹底的に調べ上げたい過集中気味の人間に対してすぐ、「ADHD出てるよ」とか、ものを頻繁に探している様子を見て「ADHDすぎる、俺もだけど」なんて言ったりする人がたくさんいる。 完全悪とまでは言えない、と思う。でも、それをネタのようにして使うのはどうなんだろう。 正しい理解、認知が広まれば、ADHDを持って苦労して生活している人の一部

      • Light Phone 悪魔のスマホ

        アメリカで販売されている「light phone」というものが気になっている。 簡単に説明するのならば SNSができない 電話とテキストができる ナビも使える SIMカードはそのまま使える なんていうものらしい。 スナップチャットにInstagram、フェイスブックやXで溢れる「SNS疲れ」にフォーカスしてみた結果、色もなくしてしまったモノクロのシンプルなスマホ=ライトな携帯電話を造ろうという魂胆か。 最初に見た時、いいかも、可愛いフォルムだな、と思った。 iPh

        • はじめてのnote

          アカウントを作成してから日数が経ってしまった。 誰にも阿らない、がルール。 人と対話したことからふと思い出した自分の過去のあれこれや、足跡を残しておきたい思索の散歩をつらつらと書いていけたら、いつか自分が「この時どんなことを思ったかな」なんて考えることがあった時に助け舟になる気がして始める。 文体練習であり、哲学ノートであり、自己内省手帳であるこのアカウントがどんな色を持っていくかは将来の自分と答え合わせができたらいいな。 現状、話す機会をくれるのは専ら画面の向こう側の人。

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