壊れるHDD | 2022-06-13

会社のNASにアクセスできなくなりました。色々と調べてみるとハードディスク読み込みエラーということで、6年経ち寿命がきたということなのでしょう。世界では今日もどこかでHDDが壊れているということに思いを馳せつつ、バックアップのバックアップを取得したりしつつ、疲弊した午後を過ごしました。何度か書いているようにオフィスの引越しを控えており、それに向けた雑務に追われております。弊社の役員曰く、仕事に雑用などというものはなく、名前はないかもしれないが全てが必要とされる仕事なのだ、と。一方で、評価の時期になると数値化できない、名もなき雑用は評価されないみたいな話にもなるので、いつか録音データをもとにして交渉をしてみたいとは思っております。

世界には夥しい数のHDDが稼働しており、我々のGoogleやAmazonに保管されていると思っているデータもどこかの誰かがメンテナンスしてくれているわけで、Kindleを起動すれば漫画が読めるのもそうしたメンテナンスのおかげであります。一方で、やはり電子データなどというものは信頼できないというのも、こうした故障に遭遇するたびに思うわけで、火事や水没のリスクはあるものの、紙の本というものは重要なメディアだという気持ちになります。図書室の本来の目的は焚書から本を守ること、ひいては人類の知的遺産を後世に継承していくことなわけで、そうした目的からも、電子データよりは紙の本を狂ったように購入するということにも意味があるということになります。