見出し画像

BiblioTALK de KINOKO vol.047のお知らせ|2024-07-27

この告知は、うでパスタが書く。

“Show must go on”かどうかははっきり言って人によるし、時と場合による。だがここにいる限りは“Life goes on”なのだ。mustでもmayでもwouldでもなく、三単現のesが付いた“Life goes on”なのだ。死者たちは、ここに言葉を挟まない。

すでにお気付きの方もいらっしゃる通り、キノコさんが図書室を整理中である。何がどこまで整理されることになるのかはまだ分からないのだが、大枠として私たちは九段下の私設図書室ビブリオテーク・ド・キノコを運営するためのパートナーシップを遠からず解消することになるだろう。開設が2018年11月ということなのだから、まもなく丸6年になろうというところであった(記録というのは残しておくものだ)。図書室に使っている物件はちょうどこの11月で賃貸借契約が更新となるのでそろそろ私も身の振り方を考えなければならないが、いずれにせよ蔵書を匿う場所は必要になるため少し広くなった現在の物件をしばらく使い続けるか、あるいはよそへ越すかについてもう数週間のうちに決断を迫られることになるだろう。

皆さまに思い返していただくために、私たちが出会い、ビブリオテーク・ド・キノコをスタートさせるに至った経緯を記したノートをあらためて紹介しておく。

なお、当定期購読マガジン「九段下パルチザン」は現在のところ、いままで通りに運営を続けていく予定である。図書室については正直、まともな物件が見付かればもうそこへ引っ越すということですぐ決まりなのだが、これはこれで私の方からまたあらためてご報告させていただく。

さて、そんなこともありとにかく忙しい夏だが今月もギリギリにYouTubeLIVE・BiblioTALK de KINOKOを配信する。
配信は2024年7月29日(月)20時ごろからを予定しており、ツイッターのスペースでも同時配信を行うがスペースの方は録音されず、後追い視聴やアーカイブ視聴ができるのはYouTubeLIVEだけである。YouTubeLIVE配信は定期購読マガジンの購読者限定あり、そのURLはこのノートの末尾・有料部分に記載されている。

配信では皆さんからのお尋ねやリクエストにお答(応)えしている(しないこともあるが)。イケている読者の皆さまはいつもnoteのサポート機能を使って少なからぬ投げ銭とともにメッセージを送ってくださるのだが、まぁそれぞれに事情もあるだろうからお金がもったいないという場合には以下の質問箱を使っていただいても結構だ。

うちの家に犬が増え、その導入とマイグレーションといえばほとんどこれ以上は望むべくもないというほどうまく進んでいるのだが、それでも子犬はやはりケージから出しっぱなしというわけにはいかないし、すべてのお目付役を先住犬に任せるわけにもいかない。そこであれこれと気を揉み世話を焼いているうちに午前中に二度寝する習慣を失ってしまい、夜起きていられないどころか日中の運転すらおぼつかない弱り方をしている。「睡眠は武器だ」と「暗殺者」でジェイスン・ボーンが言っていた(正確にはボーンの戦友がベトナムでそう言っていた)が、まさにいまの私は丸腰でジャングルを彷徨っている状態であり、どうにもならない。いつもなら7時に家を出て行く子が夏休みなので8時半まで家にいて、車で送って帰って来ると9時になっているというのも大きい。夏休みはいずれ終わるし犬も遠からず成犬として完成するとはいうものの、果たしてこの身体、この人生はこれからどうなるのか。

ところでマット・デイモンの顔が表紙にプリントされて一気に価値を失ったロバート・ラドラムの「暗殺者」シリーズだが、どれも絶版になっているのだろうか。古本がAmazonマーケットプレイスに多数出品されているがどれもデイモン版ではなくオリジナル版なのが興味深い。角川文庫から出たシリーズ完結編である「最後の暗殺者」はもともと上中下のそれぞれについてカバー絵を天野喜孝が手がけていたにもかかわらず、現在手に入るのは古本でもマット・デイモンである。

正直に白状すると、最近ついに小説が読めなくなってきたことに気付いた。
これがどういう変化なのかについてはまた配信でお話ししたいと思う。

(以下、有料部分にYouTubeLIVE配信のURLを記載)

ここから先は

211字
週にいちど以上更新されるノートを1ヶ月分300円で読める定期購読マガジンです。1ヶ月無料で試すことができます。

九段下の図書室・ビブリオテーク・ド・キノコを主催するふたりが発行する書籍と読書・蔵書に関するマガジンです。購読後1ヶ月無料で読むことができ…

九段下・Biblioteque de KINOKOはみなさんのご支援で成り立っているわけではなく、私たちの血のにじむような労働によってその費用がまかなわれています。サポートをよろしくお願いいたします。