見出し画像

re:Inventに行ったら日本に帰って来れなくなりそうになった話

デジタルキューブ & ヘプタゴン Advent Calendar 2022 の3日目の記事です。

本当であれば、「re:Inventに行った話」を書こうと思ったのですが、危うく日本に帰って来れなくなりそうになったのでそっちの話を書きます。
(re:Inventに行った感想は15日目に書きます)

ほんの数時間前まではre:inventの楽しい時間が続いていた…

帰国の便は現地時間12月2日朝8時のユナイテッド航空。帰国前日の夜は、re:Playでウェイウェイし、24時過ぎにNoodle Asiaで青島ビールとフォーを食し、機内で寝るために徹夜でカジノを彷徨い、5時過ぎにホテルを発つといういつものパターン。定刻の2時間前にはハリー・リード国際空港(旧マッカラン国際空港)に到着しました。

キオスクでチェックインを進めていくと、手続きの途中でスタッフを呼んでくださいという警告が…!?スタッフさんを呼ぶと、発券にはCOVID‑19ワクチンの接種証明が必要だと言われ、日本からの出国前に登録していたVisit Japan Webの画面を提示しました。すると、これではダメだと言われ、続いてワクチンの接種券(ワクチンを打った時にシールが貼られる紙)の写真を提示しましたが、これも違うと。話を聞いていくと、どうやら英語で記載された接種証明書が必要とのこと。ただ、私が接種証明アプリをインストールしておらず、登録に必要なマイナンバーカードも日本においてきていたため、求められている証明書は提示できませんでした。

往路便(エアカナダで成田->バンクーバー->ラスベガス)では接種証明書を求められたことはなく、ユナイテッド航空の隣のレーンのアラスカ航空でチェックインを済ませた日本の方々に聞いても接種証明書は確認されなかったとのことで、この時点では、ユナイテッド航空の担当者の方がアメリカの出国/日本の入国のルールを何か勘違いしているのかと思い1時間近く何度も説明を試みますが、NOと言われるばかり。しかも私も徹夜明けで頭も回らず全然会話にならないため、カウンターの方も段々と相手にしてくれなくなってしまいました。

その後re:Invent参加者のFacebookグループに投稿してアドバイスをいただいたり、AWSJの沼口さんにも相談して確認をしてもらったり、電話通訳の方を交えてカウンターで説明してもらっているうちに、ユナイテッド航空内では発券時に厳密に接種証明書のチェックを行うということがようやく理解できました。(航空会社によってはVisit Japan WebでOKな場合もあるらしく、チェック体制がまちまち?)

事前に送られてきていた搭乗案内や渡航情報サイトをあらためて読むと英語の接種証明書が必要と記載されているので、私の準備不足(Visit Japan Webでの接種証明だけあればいいのかと思っていた)が原因なのですが、とはいえこのままでは本当に日本に帰れなくなってしまうので、PCR検査を受けて陰性証明書を提示しなくてはいけなくなりました。スタッフさんに検査できる近くに場所があるか聞いたところ、別のターミナルに検査できる場所があるとのこと。

しかしこの時点で搭乗まで30分を切っており、予約していた便には乗れないことが確定…(しかも招待されている結婚式が日本時間4日午後にあり、なんとかして帰らないといけないという状況)

ターミナル1にあるUMC医療センターでPCR検査が受けられる

PCR検査場にたどり着いたが、営業開始が8時からでまだ空いておらず、入り口の前で待つこと30分。ようやくオープンして、PCR検査をした旨を伝えたところ検査料は$200!!とのこと。日本に帰るにはやるしかないので支払います。(現金不可なのにクレジットカード決済が一度エラーになった時は焦った…)

その後検査に必要な情報を色々と聞かれますが、見るからに困り果てた日本人ということで気を使ってくれたのか、簡単な英語でゆっくりやりとりしてくれたおかげで無事に検査へ。結果が出るまで1.5~2時間ほどとのこと。ラスベガスでは1週間「マスクないのって最高!!!」ってノーマスクではしゃいでいたので、陽性になる可能性もかなりありそうということで気が気でない状態で待っていました。

1時間ほど経って、様子を見に行ったところ急いで書類を作ったからちょうど完成したよと検査結果を渡されます。

「You are Negative. Congratulations!! You can go back Japan.」

と受付の方も陰性の結果を一緒に喜んでくれました。親切にしてくれたことに感謝を伝えて、陰性証明書を片手にユナイテッド航空のチケットカウンターへ戻ります。(もしここで陽性だったら詰んでた)

チェックインカウンターでの最初のやりとりから2時間ほど経っていましたが、

「Welcome back! we will be looking for tickets soon.」

とスタッフさん3人がかりでチケットを探してくれました。もし翌日便に振替になってしまうと結婚式にも参加できなくなってしまうところでしたが、結婚式には間に合う半日遅れの旅程で調整してもらえました。

コロナ禍以降初めての海外旅行だったにも限らず、ラスベガス自体は何度も来ているからと油断をして準備が足りなかった自分が悪いという話でしたが、ハリー・リード国際空港の皆さんと沼口さんはじめアドバイスいただいた日本の皆さんのおかげで無事日本への帰路に着くことができそうです。

現在とりあえず、ラスベガスからサンフランシスコまでは移動できました。(荷物もあることを確認)
羽田行きの深夜便まで8時間ほどあるのでサンフランシスコを少し観光してこようと思います(フラグ)

みんな、家に帰るまでが re:Inventですよw 大事なのでもう一度言います。家に帰るまでが re:Inventです!

沼口さんのFacebookより

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?