チュンチュンみたいな擬音語は日本語だけなの?
北海道はつい先日桜が咲きました。全国各地よりも2ヶ月ほど遅れて桜前線が到達し、やっと春めいてきました。
耳を澄ますと、ホーホケキョ!とウグイスがさえずり、チチチチチとセキレイが飛んで行きます。キュイキュイと鳴くのはムクドリでしょうか。
日本には、昔からオノマトペで音を表しますが、それがバラエティ豊かでとってもユニークだと、海外の友達と話している時に感じたことがあります。小鳥の声のように、実際に聞く音を表すだけでなく、ソワソワやワクワク、など実際には聞こえない音まで擬音語で表すのは、ことばと音を大切にしてきた日本語ならではの美しさだと感じます。
ところで小鳥のさえずりは、よく聞くだけでもたくさんの種類があります。チュンチュン、ピーピー、ピーチク、チーチー、チチチチ、ツピツピツピ、ジージージー、カッコウカッコウ・・・などなどどれも種類によってその音をよく表しています。
じゃあ英語ではどんなふうに言うのでしょうか。英語にもいくつかさえずりの表し方はあって、
CHIRP! CHIRP!(チュンチュン、チーチー、虫の鳴き声でも使う)
TWEET TWEET(小鳥やひなの鳴くピー、ピヨピヨ、チッチみたいな音)
TWIT-TWIT(ピーピー、チッチ)
ちなみに特定の鳥の鳴き声として、
CUKOO(クックー:カッコウの鳴き声)
ONGK, ONK(ゥオン:フラミンゴの鳴き声)
など鳥と一言で言ってもいろいろあります。TWIT-TWITはTWEET TWEETとも言って、小鳥やひながピーチク言うさまでもあり、SNSでお馴染みのTWITTERはさえずるようなおしゃべり(=つぶやき)、と言うことでロゴマークも小鳥ですね。
そうそう、ちなみにトップ画像の黄色と黒の鳥(筆者作)は夏鳥の代表、キビタキさんです。ヒュイヒュイと、透明感のあるとっても綺麗な声でさえずるんです。
オノマトペは奥深い。私はたまに自分で作ってしまうこともあり、周りの人からは、それどう言う意味?と怪訝な顔で聞かれます。
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