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336日でアメリカ移住準備

子供たちの教育環境を変えるためにアメリカ移住

夫はアメリカ人(厳密に言うと、日本人だったが大人になってからアメリカ国籍に変更)、子供たちはアメリカ生まれも、日本生まれもいるが、全員日本とアメリカのパスポートを持っている(まだ全員未成年)。

最初の子供を留学先のアメリカで出産後すぐに帰国、そこから長い間日本に住んだけれど、そろそろアメリカに帰って子供たちの高等教育をしようと、重い腰を上げたのが、2019年10月。

英語力さえある程度あれば、弁護士を使う必要はないかな。と思い、トライした申請です。弁護士費用を抑えたい、自分で申請してみたい方はぜひ参考にしてください。

今はまだプロセス中ですが、現在までの申請が通ったので、今回はその記事を書きます。

今回の件で調べた時にどのブログも、新婚さんでフィアンセビザと配偶者ビザの提出内容が多かったので、今回は、結婚生活がある程度長く子供もいる人で日本国内からグリーンカード申請を考えている方へのアドバイスとなれば嬉しいです

現状

夫と子供3人、夫も私も初婚、子供3人もうけ、最初の子が小さい時に日本に帰国。その後1度もビザ申請は行なってない。

夫→アメリカパスポート

私→日本のパスポート

子供3人→日本とアメリカのデュアルパスポート(全員未成年)

提出必要書類(2019年10月時点)

1. I-130 (Petition for Alien Relative) -申立人(アメリカ人)の情報を埋めます。名前、住所(日本の住所で大丈夫)、SSN(Social Security #)、出生地、両親の名前、現在&過去の婚姻関係について等の情報を書きます。

サインする部分などは、電子サインもOKかもしれませんが、私は全て印刷して、申請書を送る前に夫と私が直接紙にサインする方法にしました。

また日本の住所がうまく入らない部分があれば、同様に印刷した後に黒ボールペンで明記しても大丈夫だと思います(その場合は、誰もが読みやすい文字で書いてください)

2.I-130a (Supplemental Information for Spouse Beneficiary)注:左記リンクを押すと、I-130aのダウンロードが始まります。このフォームは、申立人の配偶者(今回の場合は、私=日本人配偶者)の追加情報となります。現住所と、現職、職場の住所に加え、私の両親の情報です。

3.G-1450 (Authorization for Credit Card Transactions) -注:左記リンクを押すとフォームのダウンロードが始まります。 配偶者ビザ申請にあたり、USCIS(米国移民局)に対して、$535ドル払う必要があります。そのクレジットカード使用許可のフォームとなります。*もちろん日本の会社が発行したクレジットカードでOKです。

4.G-1145 (e-Notification of Application / Petition Acceptance) - 注:左記リンクを押すとフォームのダウンロードが始まります。このフォームは、USCISとのやり取りが、郵送のみだと時間がかかるので、e-mailでお知らせもらえれば、良いなというこちらの希望を出すものです。申請者(今回の場合、私)または、申立人(アメリカ人夫)どちらかの名前と、メールアドレス、携帯番号を入れる事ができます。

5. 申立人(アメリカ人夫)のパスポートコピー:もちろん写真が写っていて、パスポート番号が掲載されているところだけです。

6.Marriage Certificate(結婚証明書)のコピー:私たちは、アメリカのMarriage Certificate の原本が手元にあるのでコピーをとるだけ。

7. 子供たちのBirth Certificate (出生証明書)+パスポートのコピー:アメリカで生まれた子供も、日本で生まれた子もBirth Certificate がきちんと発行されるので、それをコピー。子供たちのアメリカのパスポートも一緒にコピー。*配偶者ビザやグリーンカードの発給には偽装結婚でないという証明が大変重要になるので、本当に子供がいて、2人で育てているという証明に。

8. 夫のCertificate of Naturalization (帰化証明書)のコピー:私の夫はアメリカ生まれのアメリカ人ではなく、日本人として生まれ、大人になってから帰化してアメリカ国籍になったので、その証明に。*生まれながらにしてアメリカ人の場合は不要。

9. 申請者(私、日本人)のパスポートのコピー

10. 家族または友達からのサイン入りAffidavit (宣誓供述書)2通:私の場合は、私たち夫婦をよく知る友達+兄弟から1枚ずつサインをもらいました。2通とも家族で良いのかは分かりませんが、家族外から1通もらう事も大切なのかなと思ってこの様にしました。

といっても、日本の家族も友達も英語に堪能な人ではなかったので、私が文章を作り、内容・主旨(ビザ申請という事)を日本語で説明し、理解してもらった上でサインをもらいました。

以下、サンプルになればと思い、文章の内容を貼っておきます。

画像1

2人のAffidavit にサインしてもらった人達とは、家族、友人という立場でしたので、少し内容は変更しました(出会いの部分や、どの位の頻度で会っていて、どんな関係性か等)。

また、このサインをしてもらったのと一緒に、Affidavit にサインしてもらった人と一緒に写っている写真のコピーを添付しました。

やり方としては、デジタルの写真をワードにA4 1枚程度に3枚貼り付け、カラーで印刷した後に、写っている人たちの名前Affidavitをサインしてくれた人から見た関係性 例:XXX (my son), XXX (my wife) 等と、いつ、どこで撮影されたものか、を明記しました Asakusa, Tokyo, December, 2013 等

11. 最後の一押しに、家族写真もコピー:Affidavit をサインしてくれた人達とは別に、私たちの結婚式の写真、子供が生まれた時の写真、家族写真などを上記と同じように、A4 に数枚印刷し、写っている人達の名前、いつどこで撮影されたものかを明記して送りました。

12. 本当の最後、カバーレターを入れる!:カバーレターのサンプルを以下に貼っておきます。参考になさってください。

画像2

日本から申請の場合、アメリカ一般市民(申立人)の場合は、東京や沖縄に送る事はできず、上記に明記してあるテキサスの住所にしか送る事ができません(2019年秋現在)

申請書を送る住所

USCIS  ATT: I-130 P.O.Box 650264 Dallas, TX 75265 

現在、電子申請も可能かもしれませんが、私は、上記書類を全て印刷し、郵便局からEMSで送りました。現在コロナの関係で郵送が可能かは分かりませんが、私の場合は、10月23日に日本から発送、11月6日にUSCISより受領の手紙が届きました(11月6日に現地で受領の手紙を発送していたようで、実際に日本で手紙を受け取ったのは、11月中旬です。)

受領の手紙を受け取ったところで申請は終わりではありません。「ひとまず申請書類は届いたよ。」という意味だけです。

最後に~申請にかかった時間と費用~

また、上記の情報を全て準備するのに、手元にパスポート、婚姻証明書や出生証明書等の関係書類があったので、実際に要した時間は1日半ほどでした。あとは友達や家族に会ってサインをもらって郵送という形でした。

英語がある程度できるのであれば、弁護士を頼るよりも早く申請書を書き上げる事ができたかな。と思います。

弁護士費用は書類の複雑さにもよりますが、ざっくりですが、20万~30万円程かと思います。

次回は今年6月中旬にこの申請内容について動きがあったので(一歩進んだという事)、そちらを書きます。

USCISにお支払いした535ドル以外に、さらにあと450ドル程、次のステップで支払いが必要になります。。。が、こちらはクレジットカードで支払えない(汗)ので、解決方法も書きますね。

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