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コロナ禍の今、なぜ中小企業がSNSに力を入れるべきか

「SNSやネットに力を入れるべきではあるけど、どうやって良いのか分からない。」

「個人的にはSNSやっているけど、会社でどうやって良いのか分からない。」

中小企業であれば、オンラインPR担当者という人がいなくて、どうやって良いかという事をあまり分かっておらず、結局アカウントは持っているけど機能していない企業も多いようです。

私は翻訳・海外PR支援をしている会社を経営しているので、この先書く事は、「海外展開に向けて中小企業がなぜ今、SNSに力をいれるべきか」を経験をもとに書きますが、基本的に国内のSNSマーケティング(=御社のファンを増やしていく作業)も同じだと思います。

なぜ今、中小企業が力を入れるべきか?5つの理由を書きました。

1) 飛行機で飛んで顧客に会う事ができない。

顧客とは潜在顧客も含めた人達のことです。現在、海外に飛ぶのは、短期海外出張だとしてもかなりハードルが高いです(14日の隔離、事前のPCR検査等)。

同じように国内移動も、東京から出張に行くと嫌煙される部分もあるかもしれないので、今までの様に頻繁に会う事が不可能です。

だからオンラインコンテンツを今こそ充実させる必要があるのです。

2) SNSは費用がかからない

基本スタートはFacebook、Twitter、インスタグラムどれも無料でスタートできます。

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3) SNSを中心としたオンラインマーケティングは時間がかかる

上記の通り初期費用はかかりませんが、フォロワーと呼ばれる「ファン」を一定数に増やすには時間がかかります。

時間がかかるとはどの位かと言うと、私は、しっかり情報提供をしていて、頻繁に投稿をしても、最低でも半年ほどは結果が出るまでに必要と考えます。

ファンになってくれそうなターゲット、また御社が発信したい情報、ファンにとって有益であろう情報を細かく1日1回、またそれ以上発信していく必要があります。

写真や動画でも良いですし、Twitter などの文字+画像で発信していくことが大切です。
こういったnote や独自サイトのブログでしっかり記事を書いた後に、「〇〇の方法」記事アップしました!のような投稿もアリです。

「どんな有益な楽しい情報を今日は発信してくれるんだろう?」そんな風に待ってくれるファンを増やす事が大切です。

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業種によっては、プロモーションなどをかけて、ファンを増やす努力も出来ますね!飲食店や小売店さんは、フォローすれば初回限定20%オフクーポンなどを提供しているところもあります。

フォロワーの数を増やすために、お金を出して購入する事も出来き、実際に購入できるようですが、本当の御社の「ファン」でない人達の数を増やす事は長い目で見て、得策ではありません。

SNSの会社はエンゲージメント率と呼ばれる、1つの投稿に対して、どの位のフォロワーが反応(「いいね!」の数など)するかをチェックしています。
本当に御社の事を好きなフォロワーでないと、「いいね!」を押さない場合、または日本語の投稿が理解できない場合も多々あるでしょう。
そんなアカウントは信頼をなくすので、少しずつでも着実にフォロワーを増やす努力が必要です。

時間はかかりますが、このコロナ禍の間に、本当に御社の事を好きになってくれる「ファン」を集めていきましょう。

4) コロナ禍で海外の人も、自宅にいる事が多くなり、ネットで様々検索している

皆さんお気づきのように、コロナは日本だけではありません。自粛期間やロックダウンは4月、5月で終わった国が多いですが、行事、スポーツ観戦、旅行など多くの事がまだ通常に戻っていません。
その分、自宅で過ごす事が増えている人達もいます。

ネットで何かを探す事が多くなった分、どの業種もオンラインの存在を高める事が必要と言えるでしょう。
これは、B to C と呼ばれる個人消費者に向けた商品だけに限って言っているのではありません。B to Bの法人に対しての商品やサービスを提供している企業もです。
担当者が通勤途中に、自宅で、会社に必要な情報を収集している事は十分考えられます。

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だから、中小企業もネットでの存在感を高める必要があるのです。

中小企業の場合、個人の様な「つぶやき」や「個人的な写真」を投稿する必要はもちろんありません。

企業の存在価値をネット上で高めるというのは、その専門分野を知らない人に、ためになる情報を提供する事であったり、困りごとを解決できる方法などを伝えるのです。

部品などを作るものづくりの企業であれば、企業秘密をオンラインで漏らす事は出来ませんが、どの位の腕前があるのかを写真で見せる事は可能ですよね。

私の会社も時々翻訳させて頂く、日本独自の商品等(例:日本酒)などは、どうやったら季節ごとに日本酒が美味しく飲めるのか、また海外でも手に入れやすい食材を使って日本酒に合うお料理の提案レシピなどを発信するのも良いと思います。

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情報を提供する事で、御社に対する「信頼度」を上げるのが目的です。

5) 海外で知名度が上がると日本での評判も上がる

私の会社は翻訳会社なので、海外展開を目指す企業様やすでに海外展開をされている企業様とのつながりがありますが、海外での知名度が上がると、日本人は一目を置く事が多々あり、日本での評判も上がります。

以前は欧米で注目度が上がると日本での評判はそれ以上に上がりましたが、最近ではアジア諸国で知名度が上がっても、同じように日本での評価も上がると思います。

SNSはオンラインマーケティングにとって、とても大切です。
まだ御社を知らない人達に情報を届ける手段として、今1番のサービスと言ってよいでしょう。

しかし、SNSで様々な情報発信をするのであれば、同時に自社ウェブサイトという1か所に、御社の提供する商品やサービスの情報、そして御社の事がきれいに収まっている必要があります。

SNSは無料で便利ですが、世界のたくさんの情報が川の様に次々流れていくので、御社が潜在顧客に伝えたい全ての情報を池や湖のように、1か所に留まって見れる場所が必要になります。

その事については、次回書かせて頂きたいと思います。

基本的に海外展開も、全国展開もSNSを上手に使って広げる事ができます。

ただ時間がかかります。

だから、このコロナ禍にしっかりオンラインでの存在感を高める。そして、次のコロナの波や他の非常事態が来た時も、オンラインでしっかり「ファン」に必要な情報を届け、売上に繋げていけるようにしていきたいですね。


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