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#11 グループステージDay2 DKvsJDG 振り返り

グループステージDay 2 が終わり、結果はこの様になった。

LECとLPLが3-0なのに対して、LCKは0-3という結果になった。LCKは全チームB/Pがあまり良くなかった印象を受けた。ただ最後の試合のDKvsJDGは、DKがメタを読み間違えたというよりもJDGが上手くやったという方が正しいかもしれない。今回は注目となった最終試合を振り返る。

この試合、DKはブルーサイドで1st Pickを持っていた。JDGとしては1st pickの候補であるユーミ.エイトロックに加えて、レネクトンと相性の良いニダリーをBANした。これによってJDGがTOPサイドで戦いたいという意志が見える。DKは1st pickにマオカイを選択。無難な選択ではあるが、この2チームに限って言えば JGのマッチアップは非常に重要なポイントになってくる。特にグレイブスはCanyomの得意pickでもあるので、グブを使えるかどうかでDKの強さはかなり変わってくる。JDGもそれを理解しているのでグブを取り上げる。
DKは2nd 3rd pickでヴァルス.レナータをpickするが、アフェリオスやカイサなどに比べると少しtierが落ちる印象で、そこまで優先して取るほどのpickかは少し疑問だ。
2nd BanフェーズでビクターやサイラスをBANされてしまう可能性を考えるとこの時点でpickしておいても良かったのではと思う。
JDGはヴァルスを見てからカイサを当てる。
2nd BANでDKはグラガス.アムム、JDGはGPカミールのBANとなった。JDGはカイサと相性の良いレルをpick。対してDKはタリア.レネクをpickする。この2体もコンボpickとして優秀ではあるがやはり、他のメタチャンピオンと比べると少し見劣りしてしまう。また、ラストピックでJDGにオーンを当てられ、レネクトンとタリアのコンボも無効化されてしまった。
この時点で、DKとしてはTOPはタンク勝負にしてレネクトンMID タリアJGでJG MID間で勝負した方が面白かったのではないかと思う。マオカイを JGにしてレネクトンをTOPに行かせてしまうと、TOPとJGでマッチアップ不利を背負いスケール勝負に持ち込まれてしまう。 TOPマオカイであればTOPはスケール勝負にして放置できる。タリアが JGに行けばグレイブスとスケールで勝負する事ができるし、レネクトンをMIDに置く事でタリアのJGをサポートしやすくなった。もちろんメタ外の構成で運用が難しくはあるが、JDGの想定していたマッチアップ有利を覆す事が出来たのでそれはそれで面白い試合になったと思う。定石通りのレーン配分で行けば有利なのはJDGだろう。レネクトン.オーンのマッチアップは放置できる上に、マオカイ JGであればTOPが崩れる心配もほんとんど無い。MIDはスケール勝負で、 JGもスケールで勝っているので動かさなければならないのはマオカイを使うCanyon側だ。マオカイが介入できるレーンとしてはほとんどBOTしかない。Kanaviとしては、 BOTレーンさえカバーしておけばスケールで自分達が有利になる事が分かっていた。

実際にこの試合ではBOTサイドが主戦場となった。試合時間6分にはCanyonがBOTサイドガンクを試みる。しかし、これはJDGも予想が難しくなかった。すぐさまKanaviとYagaoが駆けつけてカウンターでエンゲージを決める事に成功する。

アジールのシュリーマシャッフルが3人に決まる。

その後、DKはレネクトンの強さを生かしてヘラルドを獲得するがJDGは全く取り合わない。逆サイドで動きドラゴンを獲得する。DKとしては、このタイミングでTOPサイドのタワーダイブを狙いたいが369もそれが分かっているのでトレードをせずに体力を高く保ちセーフにプレイしたので難しかった。
2つ目のドラゴンファイト、レネクトンは堪らずドラゴンに降りてくるがJDGはここでも全く戦う素振りを見せずにドラゴンをギブして、逆サイドの視界を確保する。
これによってドラゴンを刈り終えてTOPに戻ろうとしていたレネクトンを見つけて奇襲を仕掛ける事に成功。TOPの1v1でフラッシュを落としていたこともあり、レネクトンが倒されてしまう。

この時点でJDGはTOPとBOTがスワップを完了しており、TOPには4人が集結。
ドラゴンをギブした時点から2つ目のヘラルドに向けた準備がチームとして完璧に行われていた。ここでレネクトンを落としたJDGはヘラルドを触るかと思いきや、DKが MIDのタワーを狙って前に出ているのを見て集団戦を試みる。
DKは4v5の人数不利にも関わらずCanyonとShowmakerのアウトプレイでここでの集団戦を3v3交換にもっていく。

ここまでキルが起こっている試合なのだが、レネクトンのスコアは0/1/0で全く戦闘に参加できていない。
JDGが戦うタイミングを選び自分達の有利な場面で戦っているのが分かる。

3つ目のドラゴンファイト。

DKが両サイドから挟むことが出来ていて、有利な様にも見えるが、レナータのポジショニングが絶妙に機能している。
DKとしてはJDGが固まったところにレネクトンとマオカイで入っていきたいのだが、レルがバックラインにプレッシャーをかけている事でレネクトンとマオカイが入ったとしてもバックラインが合わせる事ができない。
更に、JDGのメンバーは一見、固まっている様に見えてカイサ.アジールのキャリーラインは相手が入ってきた瞬間に入れ替わる形でレルに合わせて相手のバックラインに飛び込む事ができるのでDKとしてもエンゲージは難しい場面だった。ドラゴンはCanyonがスマイト勝負に勝利し、DKが獲得する。

ここからがJDGの強いところ、ローテーションで有利を広げる。
まず、サイドレーンで相手が少し前に出てきたところを先にグループアップする事で狙いに行く。

ここで相手のフラッシュとTPを落とし、サイドレーンのプッシュ主導権を握る。
そしてプッシュ主導権を生かして相手の JGに入っていき、先ほどフラッシュを落としていたCanyonをキャッチする事に成功。そのままMIDにグループしてタワーを獲得し、ゴールド差を広げる。

MID.BOTのプッシュ主導権から JG内を制圧

ここで相手のリソースと自分達のパワースパイクを迎えて、戦えると判断したJDGはMIDにグループして集団戦を狙う。
しかし、ここでDKはJDGのポジショニングが整う前に瞬時にエンゲージを判断。
グレイブスとオーンを倒す事に成功したDKがそのままバロンを獲得する。

グループされる前に先にエンゲージをするDK

JDGはバロンを諦めドラゴンをラッシュ。しかし、ヘクステックゲートでCanyonが間に合い、フラッシュインでドラゴンをスティールする。

フラッシュインでドラゴンをスティール

ただレネクトンが突撃して倒されてしまい、Canyonもドラゴンピットに取り残されて倒されてしまう。これによってバロンを使ってタワーを取りに行くことができずにバロンが終了。

そしてお互いにファームをして次のドラゴンが湧く数分前、JDGはMIDを先にプッシュしてドラゴンの視界を確保する。その際にMAP上で前に出ていたレネクトンを発見。

DKの選手はまだMIDにいる

DKのBOT組がMIDのファームを処理しているので、先にローテーションできているJDGはサイドのレネクトンを狙いに行く。

レネクトンを狙いキルを獲得

JDGはカイサの飛びつきでレネクトンをキル。DKも取り残されたオーンをキャッチし、TOPレーナー同士の交換となった。
しかし、ここで主要なRを使っていたDKはエンゲージが難しくなりCanyonがフラッシュでドラゴンスティールを狙うが成功せず倒されてしまう。

Canyonがスティールを狙うも倒される

これで JGを倒したJDGはそのままバロンを獲得。
MIDをプッシュして相手の JGを通ってBOTレーンへと流れる。

敵の JG内の視界を取りながらBOTへ
相手がエンゲージをしにくい2-3のタワーシージ

ブリンクスキルとタワーを作れるアジールをMIDに置いて、後ろにはグレイブスがサポート。BOTはレナータカイサをオーンがサポートする2-3の形でタワーシージを続ける。このシージでDKのTOP.MID.BOTのセカンドタワーを全て折りきりゴールド差を広げて撤退する。

次のドラゴンに向けて視界を取りながら、DKが前に出てきたところでエンゲージを試みるがカイサが不用意に飛び込んでしまう。

間一髪のところでヘクスゲートで逃げ切るカイサ

孤立したカイサは倒されてしまったかに思えたが、ヘクスゲートに乗ることができギリギリのところで生還する。

何とか危機を乗り越えたJDGは迎えたドラゴンファイト。
睨み合いの末、JDGがドラゴンを獲得。
しかし、ポークを受けていた369のオーンが倒されてしまい、エンゲージを仕掛けたレルもタリアの石畳みを踏んで即死してしまう。
3v5となったDKは残りのメンバーを倒すべく、フラッシュインでKanaviのグレイブスを狙いにいくが、ここでKanaviがスタンに合わせてRを発動しAOEダメージが4人にヒット。

KanaviのRが4人にヒット

それを見たアジールとカイサが一気に反転し、最後にはカイサ.アジール.グレイブスのキャリーラインが敵をクリーンアップし、JDGがこの集団戦に勝利。

カイサが飛び込みエースを獲得

そのままJDGがネクサスを壊してこの試合に勝利した。

GG!


やはり、有利を取ってからのJDGのゲーム運びはかなり完璧に近い動きだった。
ローテーションの上手さ、サイドレーンへのキャッチを狙う動きはDKの少し上を行っており、この試合を通してJDGが先にアクションを起こせていた様に感じる。
その一方で、人数不利な集団戦や、かなりのゴールド差とスケールの差があったはずの最後の集団戦でも勝ちうる可能性があったDKの個人技の高さは目を見張るものがあった。
もし、カイサが一つ前の場面で倒されていたら結果は違ったものになっていたかもしれないし、B/Pなど本当に細かなポイントが勝敗を分けたと感じた。

今回の試合を経て、次回の対戦がどのようなものになるか今から楽しみだ。

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