シンプルな答え

内気功(ないきこう)って最近初めて聞いた言葉ですが、つまりは自分でできる気功。単純な動作ですぐ覚えられる。それがなんだか気に入りました。

一見気が利かないようでいて、実は気を配りすぎている私。人の性質とかをつい好奇心で深く理解したがるのも悪いクセ。気を配りすぎて呑まれてしまう。自分のところに元気が残らない……なんてことが昔からよくあります。

それが私の中でフツウにさえなっていたけど、ただ「気を溜めおこう」(八女弁?)と思いながら生活するだけで、なんだか変化ありな気がします。(すでに覚えた動作をやっていない……)

丹田(たんでん)マッサージもおすすめです。おへその下5センチくらいのとこを両掌でぐるぐる右回りにさするだけ。36周するとか。

なんかシンプルな答えというか、がっつり、気とか体とかいうものに心惹かれる。火とか土とか飾り気のないマテリアル、そもそもの、それそのもの、単純で私のアタマでもよく納得できて、すぐ覚えられてできる。

火であぶってできた紅茶とか、とくに技術も免許もなく、体ひとつ、心ひとつで作れるもの、へたくそな「ままごと」に昔からあこがれる。本物の宝石よりオモチャの指輪、本物のマニュキアよりオシロイバナ、工場できれいに作られた商品より家にあるもので作った真似事。「ままごと」の方が「ホンモノ」より愛に溢れているということもあり得る。

だけどこの間まで複雑なことばかり知りたがっていた私。「○○のすべて」という本を読んでも、結局はある意味ではなにもわからないことがやっとわかった。

内気功ができたら、気そのもののことがわかったら、もう太極拳のような複雑な動きは習得しなくてもいい、そう思えてきた。自分の内に気を溜めおいて(ここぞというときに発せられるように)、シンプル化して余白をつくろうと。

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