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YAMAP無料ユーザがSuuntoに地図を取り込んでコースアウトを検知する!

こんにちは!
株式会社BFT名古屋支店・インフラ女子(?)のやまぐちです。

突然何の話!?なのは承知の上で、やり方がネット上で少なかったので記事を書くことにしました。

登山ユーザの多くが利用しているYAMAP(ヤマップ)というアプリ。コースを選択するとかかる時間の目安がわかり、他の人が投稿した「ここは危険」とか「通行止め」とか「ここは絶景」という情報がわかるので無料ユーザでもかなり楽しめるアプリです。  

有料は2022年10月時点で月額か年額の2種類あり、以下の特典が受けられます(一部のみ)。

  • 登山地図を使い放題

  • 他の登山者の歩いた軌跡をダウンロード

  • カラー地図が使い放題

  • ルートを外れると警告

  • 到着時刻予測

  • 写真枚数無制限でアップロード

ダウンロードできる地図が月2枚まででも問題ないこと、他の特典がそれほど必要ではないことで私は1年半ずっと無料ユーザでいます。


困っていたこと

「方向音痴」

私は1000メートル前後の低山に行くので他の登山客も多く基本は困らないのですが、車を持っていないので電車やバスの時間に下山時間を合わせるしかなく、それなのに道間違えるとか、もうクリティカルすぎます。

もちろん、YAMAPの地図を見ながら進むのですが、その頻度が5分に一回以上だとスマホの充電も不安になりますし、景色を楽しむという本来の登山の目的を阻害している気がしてもったいなく感じていました。

そこで道はスマホではなく時計で確認できるようにしたい!と思い、思い切って「Suunto 9 BARO」を購入しました。

https://www.suunto.com/ja-jp/Products/sports-watches/suunto-9-baro/suunto-9-baro-black/

「Suunto 9 BARO」は気圧計も付いていて例えば天候が急変しそうな時にアラートで教えてくれます。またアクティビティ時のログ取り間隔を長くすることで最長で120時間程度も稼働するという化け物です。

頻繁に充電するのは面倒なので多少ゴツいのは許容するとして、何より画面が大きくて地図が見やすそうということで早速登山に使ってみました。

Suunto 9 BAROへYAMAPの地図を取り込む

まずは地図を時計に取り込まないといけません。しかしYAMAP有料ユーザの特典で触れたように人の軌跡は無料ユーザではダウンロードできません。

と思ったら、なんとアプリからではなくWeb版ならば軌跡(GPXデータ)をダウンロードできるではないですか!パソコンでダウンロードしたGPXデータをスマホで取り込むために、私はSlackを経由しています。

パソコンでGXPデータをダウンロード →  Slackの自分のDMにファイルを添付 → スマホでSlackの自分のDMでファイルにアクセス → 自動的に軌跡データがSunnto Appで表示される、こんな流れです。

① スマホからYAMAPのWeb版で取り込みたい先人の軌跡をダウンロード

Web版のYAMAPでならGPXファイルをダウンロードできる

② Suunto AppでGPXデータを取り込み、時計に同期

Suunto APPでGPXデータを取り込む様子

取り込んだGPXデータは経由とかスタート・ゴール地点を変更できます。私にとってはそれほど重要でもないのでこの辺りは気にしません。

実際にSuunto 9 BAROを使って登山してみた

Suunto APPから同期されたルートを使って登山をしてみます。

地図は詳細ではありませんが、今まで来た道(白い点線)、この先行く道(水色矢印付き)、作成したルート(青い線)が表示されます(左下図)。

この先どう行ったらいいかをパッと見るには十分です。また、道を間違えると音と振動で知らせて画面も「オフルート」と表示されるので、早々に道を外れたことがわかります。なんてすばらしい!

また個人的に欲しかった右上図の、今標高どのくらいでこの先の起伏がどうなっているのか、も確認できます。6時間くらい歩いているとこういった情報が大きな安心につながります。

ちなみにSuuntoで取ったGPXデータをYAMAPのWeb版から取り込んで活動日記を作成してみると、通常のYAMAPアプリ版でログを取って作成するのと比べて以下の違いが見られました。

  • 地図がちょっと違う

  • バッチがもらえない

バッチがもらえないは結構ショックでした…。
どうやらYAMAPアプリでその地点にいることを記録しなければならないらしく、せっかくの百名山がぁぁぁぁという気分になりました。また行けばいいんですけどね。


(2023/12追記)
YAMAP側で地図を指定することで、YAMAPアプリで軌跡をとったのと同じ地図&バッチ取得が可能でした!下の左図はSunntoで取得した軌跡で作成された地図、その後YAMAPで地図を指定すれば右のような地図や分岐ごとの時間なども表示されます。

その他写真も問題なく表示されましたし、基本はYAMAPも起動しておく、先々のルートはYAMAPで確認する、現在の情報はSuunto 9 BAROで確認する、が私の使い方に合っていそうです。

終わりに

Suunto APPは日々運動をする人に嬉しい機能がたくさんついています。登山だけに使う私にはオーバースペック感がありますが、これからジョギングやウォーキングでも使っていきたいなぁと思います。

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました~ ^ ^

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