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インフラエンジニアなんて辞めてしまおう

こんにちは!
株式会社BFT名古屋支店・インフラ女子(?)のやまぐちです。

2023年4月、BFTでは47人の新卒社員が入社しました。
名古屋支店では新卒社員に対して「マナー研修」を行いましたが、
その研修中やその後の懇親会で新卒社員の方々の声を聴く中で
みんないろんなことで悩んでるなと感じたわけです。

「どうやって個人の個性を活かしてチームを機能させるか」
「チーム以外の同期のことを全然知らない」
「技術の知識が追い付かない」

いずれ時間が解決する悩みもあるかもしれない。
勉強を進めて行くことでわかっていくかもしれない。

だけどこういった後輩の悩みを「そういうもんだよ」という風には言いたくない。

この記事は新卒の方だけでなく、エンジニア辞めたいと悩んでいる方に向けて書いています。

タイトル「インフラエンジニアなんて辞めてしまおう」
私が何度も何度も思ったことです。今でも定期的に思います。

もちろん、人によって違うと思います。
ただ、多くのエンジニアは何度も「辞める」ことが頭をよぎるのではないでしょうか。
転職で年収が上がることの多いエンジニア業界は他の業界・業種よりも転職のハードルは低いものです。

エンジニアとして習得しないと仕事にならない知識は驚くほどたくさん。
技術一つとっても、ハードウェアやOS、ミドルウェア、クラウド、システムの業務に関わる部分、挙げたら切りがないのに、ヒューマンスキルとして、情報検索の仕方、理解力、話し方、文章や図への表現の仕方、そして何より
コミュニケーション能力を問われる…。ポジティブに表現するならば、エンジニアとはマルチな才能を発揮できる職種です。

だから果てしない量の覚えなければならないことと、今の自分の知識量に愕然として、もう無理だと思ったり、誰かと相性が悪くて孤独を感じたり、自分の意志に反した作業を無心でやらなければいけなかったり。

新卒の方々がこれから数多く遭遇するであろう、いろんな壁を想像して、少し、淋しくもあり、辛くもあり、ただただ、その壁を乗り越えられることを祈るばかり。

インフラエンジニアの知識はまるでオセロのようで、
置いた石の場所によってひっくり返せる数が全然違うし、
一気にいろんなことがつながって突然勝利を収めることもある。

それがインフラエンジニアの醍醐味。

結局どの石、つまりどの知識が自分に足りないのか、それを適切な場所やタイミングでどう発揮するのかはある程度慣れが必要で、それまではサンドバッグを受けることが多いのではないかと思います。

押し寄せる「インフラエンジニアなんて辞めてしまおう」を実行に移すのもまた、人生。
一人で閉じこもって、外からの攻撃に対応したり、自分の力を温存させたりするのもいいかもしれません。

でも最後の決断をする前に、最低5人の人に今の状況を話すといいと思います。辞めるのを止めてもらうとか、一緒に悪口を言うとか別に目的は何でも構いません。
ただし同期とか家族とか自分の近しい人だけにはしないように気を付けてください。

会社の上司でも、全然部署の違う先輩でも、違う業界の人でもいいです。

大切に思っていた後輩たちが辞める時は「辞めることになりました」といつも退職が決まってから報告を受けてきました。彼ら・彼女らの気持ちを思うと辛い。何もできなかったかもしれないけど、何かできたかもしれない。

せめて、つらい時に話を聞いて寄り添うことはできたかもしれない。

パンチを受ける時に(いや、そんなこと日常ではないですけど)体が硬直するように、辛い時は体も心も堅くなります。これは自分を守るため。

守ってるなーと思ったら、すぐ、必ず誰かに相談。
相談じゃなくても、ただの雑談でも。硬直した体と心を解きほぐすのは、ストレッチという名のモヤモヤ解消が一番。

ま、私自身、前の会社を辞める時は誰にも相談せず、お世話になっていた先輩に辞めたことも伝えずだったんですけどね!笑
それでも10年近く経っても時々連絡をくれる先輩には感謝です。

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました~ ^ ^


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