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【卒業生の今】法律を学ぶ大学生 コーイチさん

こんにちは!インターン生の小澤です。

今回は、ビヨンドトゥモローの2021年度エンデバー生、2022年度スカラー生のコーイチさんにインタビューを行いました。

2023年度からはインターン生として働いているコーイチさんに、奨学生を終えた今だからこそ思うこと、そして今までのことやこれからのことなどを沢山聞かせていただきました。


1.プロフィール

コーイチ(20)
東京都の高校卒業後、神奈川県の大学に進学し、法律を勉強している。
東京出身。現在大学2年生。

2.はじめに

―なぜ大学進学をしようとしたんですか?

高校時代の社会科の先生に影響されて、社会科の先生になりたいと思ったことがきっかけです。

その先生が、「社会人経験をしてから教師になったほうが、より説得力のある社会科教師になれる」と言っていたので、今は社会人経験をしてから教師になろうと考えています。

―大学ではどんなことを学んでいますか?

法学部法律学科に所属し、主に法律を学んでいます。

学部の内容がそのまま仕事に繋がるような場合も多くありますが、私の通う法学部では卒業後の進路が多様であることが特徴だと思っています。

私自身は一旦民間企業に就職しようと考えていますし、周りの友人も司法試験を受ける人もいれば、公務員を目指す人もいて様々です。

また大学では、法律の学習だけでなく、教師になるために社会科の教職課程もとっています。

法律の知識はもちろん、その他のあらゆる自分の体験を活かして、自分の言葉で分かりやすく説明できる教員になりたいと思っています!

3.ビヨンドの活動を通して

ハワイの海外プログラムでのコーイチ

―ビヨンドの活動で印象に残っていること

エンデバー、スカラーと高校生のときから大学生にかけて、ビヨンドに関わっていた中で、一番印象に残っているプログラムは、高校三年生のエンデバーの時のサマープログラムです。

その中でも特に、体験共有の時間が印象に残っています。
※体験共有…参加学生が過去に経験してきたやその時感じたことを仲間に共有する時間

体験共有をする前までは、自分は里親家庭で育ったことで、他の里親家庭で育った人の気持ちも同じようにわかると思っていました。
ですが、体験共有をして、同じ里親家庭でも、人によって違う考えをしていることに気づかされました。

里親家庭は大きく分けて、小さい頃から親元を離れて、里親家庭で暮らすタイプと、中学生ごろから親元を離れて里親家庭で暮らすタイプの二つに分かれていると思います。

私は後者の中学生ごろから親元を離れて里親家庭で暮らすタイプであったため、ある程度世の中のことが理解できるようになってから親元を離れたことで感じた苦しさを知っています。

そのため、小さい頃から親元を離れて里親家庭で暮らすタイプは、その苦しみを知らないため、あまり悩むことがないのではないかと思っていました。

しかし、体験共有の時に、それは違っていたことを知ることができました。

小さい頃から親元を離れて、里親家庭で暮らすタイプだったからこそ感じる、今まで親だと思っていた大人が親じゃないという苦しみがあるということを知ることができました。

このように、分かっているように思いこんでいることも、実は人によって違うということを気付かされてショックを受けた経験だったので、特に印象に残っています。

―スカラーに継続した理由

エンデバーの活動の際には、コロナ禍ということもあり、対面プログラムが2回しか行われませんでしたが、その2回で自分自身の成長を強く感じたからです。

エンデバーの1年間の活動で、価値観の違い、決めつけが自分自身の中であったということを知ることができ、人間的に大きく成長することができました。

なので、さらに1年継続することで、自分がより成長するのではないかと思い、スカラーを継続することを決意しました。

スカラーになったことによって、他大学の人と交流ができる場所になり、さらに自分の世界が広がったことがとても楽しかったです。

4.インターンについて

インターンとして働いているコーイチ

―なぜインターンに挑戦しようとしたのか

エンデバーからスカラーに継続したときと同じように、ビヨンドに残ることで自分を成長できるのではないかと思い、新たなステップとしてインターンに挑戦しました。

―インターンとしてビヨンドに関わってみてどう感じた?

今までは参加学生という「享受する側」の立場でビヨンドを見ていたのですが、インターン生として参加するようになって、プログラムができあがるまでの過程や作る側の想い・苦労を知ることができています。

今までは受け身の立場だったので、プログラムの運営にかかる仕事量や苦労が見えていませんでしたが、インターンを通じて、運営の難しさを身をもって感じました。

今まで参加したプログラムの中で、運営が伝えたい思いはなんだったのかを振り返るきっかけになり、新たな学びがとても多くあります。

―インターンの最終目標ってありますか?

最終的な目標は、今の参加学生が、インターンとして継続的にビヨンドに関わりたいと思ってくれることです。

今の僕たちが行なっている仕事や運営している姿を見て、こんな風になりたいと思ってもらえて、次のインターンのビヨンドを繋いでいけたらいいなと思っています。

5.高校生へのメッセージ

僕は、大学はやることがまだ決まっていない人こそ行くべきかなと思っています。

高校生は、いろいろな知識を広く浅く学ぶので、色々なことを知っているように思えますが、大学生になると、そこからさらに深く学ぶことができるため、知らないことが増えます。

そのため、今まで知らなかったものが増えていき、自分自身が興味のあるものや挑戦したいことを見つけることができます。

4年間という期間で、自分のやりたいことや興味のあるものをみつけることができるので、是非大学に進学して多様な経験をしてみてほしいと感じます!

※この記事ではビヨンドトゥモローが提供する年間プログラムを修了した学生を卒業生とし、彼らの活動展開をお伝えしています。

<ビヨンドトゥモローについては以下より詳細をご覧いただけます>


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