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[中学入試] "あんちょこ"としてのChatGPT利用

少しショッキングな命名ですが(すみません)、中学入試独特の言い回しは計算方法などが用いられる場合、大人の側はその背景が気になったりしますが、なかなかそういった「親側の目線」の書物なり資料を見つけるのは至難の業だったりしますよね。


元はと言えば

つい数ヶ月前、息子が塾でニュートン算、なるものを習ってきまして、「Isac Newton関係すんの?」「なんで?」と思いましたが、先の投稿にもあるように大人の側の事情でChatGPTを使ってみました。気分転換以外のヨコシマ(?)な使い方でしょうか。

早速質問&生成

質問:ニュートン算を、中学以降の数学で言うとどの分野と関連がありますか?
ChatGPTにより生成された文:

ニュートン算は、時間や仕事量に関する問題を解くための算数の技法です。これを中学以降の数学の視点で見ると、比と割合一次方程式、および単位当たりの量に関連する問題と深く関係しています。

具体的には以下のような分野と関連があります:一次方程式(線形方程式):
ニュートン算では、仕事量と時間の関係を表す方程式を立てて解くことが一般的です。このプロセスは一次方程式の解法と密接に関連しています。例えば、仕事量を $${W}$$、作業速度を $${r}$$、時間を $${t}$$ とすると、基本的な方程式 $${W=r×tW = r \times tW=r×t}$$ が用いられます。
比と比例:
ニュートン算では、時間や仕事量を分ける際に、作業速度の比を考えます。この比を元に仕事量や時間を求めるため、比と比例の概念が重要になります。
単位当たりの量:
作業速度や効率を「1時間あたりの作業量」として表現することが多く、これもニュートン算の問題解決において基本的な概念です。この考え方は、単位当たりの量の計算に関連しています。


中学数学以降では、ニュートン算の考え方が応用される分野が増えていき、複雑な一次方程式や比例関係を用いた問題、さらには物理や経済における実用的な問題解決の場面でも役立つことになります。

ChatGPT: GPT-4oによる生成

確かに、中学で比例とか反比例とかあるし、1次方程式とかああいうやつかー、という頭があると心理的に落ち着きますね。

なんでニュートン?

調子に乗ってこんな質問も:

質問:「ニュートン算」の名前の由来、つまりニュートンが関わっているのですか?
ChatGPTにより生成された文:

「ニュートン算」という名前は、日本の教育で使われる用語で、仕事量や時間に関する問題を解くための算数の手法を指します。この名前に「ニュートン」とありますが、実際にはアイザック・ニュートン(Isaac Newton)とは直接の関係はありません。

この名前の由来は、明確にはわかっていませんが、次のような可能性が考えられます。数学的なアプローチを強調するため:
ニュートンは科学と数学における多くの重要な理論や法則を発見した人物です。ニュートン算が、ある意味で「数理的な思考を用いて問題を解く手法」であることから、その名前がつけられた可能性があります。
教育用語としての便利さ:
日本の教育で「~算」という名前がよく使われます(例えば、植木算、旅人算など)。ニュートンの名前を使うことで、この算数の手法に特別な名前を与え、教育上での区別を明確にする意図があったのかもしれません。


いずれにしても、ニュートン算はアイザック・ニュートンの理論や発見とは関係がなく、日本の算数教育で使われる用語に過ぎません。名前の由来は不明確な部分が多いですが、ニュートン算という用語が広く使われるようになったのは、教育上の理由が大きいと考えられます。

ChatGPT: GPT-4oにより生成

「えー、関係ないの、本当?」ということで調べてみたら、、、Wikipediaの「ニュートン算」のページではこんな説明が、、、(驚愕)

ニュートン算(ニュートンざん、英: Newton's problem of cows and fields)は、算数の文章題の一つであり、仕事が一定のペースで減る・増えるが同時に進行する場合の仕事算である。

ニュートン算という名称は、イギリスの自然哲学者アイザック・ニュートンに由来する。ニュートンの著書 “Arithmetica Universalis” では牧草地と牧草を食べる牛の問題としてニュートン算に相当する問題を取り扱っている。

Wikipediaより

ハルシネーションに遭遇、、、orz

その他、幾つかのページでも関連してそうですね。危ない危ない、生成AI特有のハルシネーションに引っかかるところでした。原典、少なくとも生成AIが作った文だけではなく何を根拠に言っているか、辿れるようにしておかないと、ですね。それでも、比例、反比例の説明の箇所についてはnet-surfingよりかはさっと答えてくれたことを考えると、便利な世の中です。

無論、お子さんが問題が解けるようになれば御の字、という側面もありますが、在りし日の記憶を呼び戻すためのツールとして、親がサポートする際もアンチョコとして使いたいですね(裏取りもお忘れなく!)
親の側はそういうのがあった方が忘れにくいかも知れません、必ずしも子どもと一緒に解くわけではない、ですからね。


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