マガジンのカバー画像

写真

13
舞台写真、舞台裏写真、海外公演写真、スナップ写真、など
運営しているクリエイター

記事一覧

+30

墓碑の上で踏まれる反復横跳び〜『ロミオとジュリエット』2017

+27

ひとつのイメージ、ひとつの答え、ひとつの感情、ひとつの読みに縛られないひとつの場所を〜『みちゆき』2016

+23

沈黙と発語をめぐる根源的葛藤を〜『あたしちゃん、行く先を言って ー太田省吾全テクストよりー』2009, 2010

+25

too bad, i didn't die 〜『Kappa/或小説』2011

海外ツアー通信 その4 eSIMと台詞

今回のツアーでいよいよ実感したのは海外で通信環境が悪くて困るということも今後なくなるんじゃないか、ということでした。世界100カ国以上を旅したイモトさんが、最近はどんな僻地に行っても現地の人がスマホを使っている、と言っていたインタビューを読んだことがありましたが、われわれもスマホを手にした人類の一員として、Wi-Fiさえ通じれば自らの端末を駆使し、目的地までの交通手段を調べ、スーパーやコンビニの位置を検索するようになりました。 さて、劇場とホテル、空港や大きな駅ではWi-F

+28

夜の闇にまぎれて起こるのではなく、朝の光に包まれて露わになる悲劇〜『ヘッダ・ガブラー』2017

海外ツアー通信 その2 ロストバゲージ〜クラクフでの15時間

海外旅行のトラブルの王道といえば手荷物遅延(lost baggage)ですが、今回のツアーで集団ロストバゲージを経験しました。フランスからポーランドまでの旅の終着点、クラクフの空港で総勢16名、合計17個の受託荷物が一つも運ばれていないという事態に。個人では一度、サンクトペテルブルクで経験していたロストバゲージ、ツアーで経験するのはさすがに初めてで、深夜の空港でかなりの絶望感を味わいました。 とりあえず他のメンバーは先にホテルにチェックインしてもらうことにして、全員の荷物タ

海外ツアー通信 その1 チェーホフの台詞といっしょに歩く外国のまち

『ギャンブラー』フランス・ポーランドツアーも、3分の2が過ぎ、エヴルー、パリ、クラクフを経てラドムにやってきました。地点の海外ツアーは2019年のノルウェー・オスロでの公演以来、ほぼ3年ぶりになります。 今回、メンバーの多くがいつもよりひどい時差ボケに悩まされている様子。久しぶりの海外だからなのか、コロナを経て、子育て中のメンバーも増えたため、夕方17:30には稽古が終わるという完璧に昼型の生活に慣らされていたためか、あるいは歳をとったからなのか……。諸説ありますが、それで

+27

王様のおしゃれと領土問題(見えないものを見えるフリしたり、見えるものを見えないフリしたり)〜『音楽劇 はだかの王様』2014

そこには私のようでいて、また別の観客がいる。〜雑誌「地下室」草号3(2017)抜粋

忘れる日本人《三》……松原俊太郎 石川竜一の意識が地下室で語る……石川竜一(聞き手:赤嶺宏介) 現代日本の忘却術=記憶術のために……桑木野幸司(聞き手:赤嶺宏介) あゝ、レガシー……梅山いつき+地下室編集部 信仰とは芸術にとってひとつのさぼりである――なぜスタニスラフスキー・システムではダメなのか?[最終回]……三浦 基 写真=石川竜一 アンダースロー(合同会社地点)発行の雑誌「地下室」草号は松本工房のオンラインショップで購入可能です。

+30

彼は耳を澄ました。聞こえたのは声だけだった。〜『罪と罰』2020

+27

あれらは、わたしたちでありあなたたちであり、原告であり被告であり、そして、死者であり生者でもあるだろう。〜『光のない。』2014

+23

「生き続けなければならない」人間の姿は〜『ワーニャ伯父さん』《地点レパートリー》