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音楽

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サウンドトラック、劇伴音楽、音響について
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#ファッツァー

翌日からその方法は「同調発狂」と命名された〜『ファッツァー』公演プログラム(2013)抜粋

【内容】 「演劇の国にようこそ」三浦基(地点/演出) 「ブレヒト/ミュラーの『ファッツァー』敗北者の眼差し」市川明(大阪大学名誉教授/ドイツ演劇) 「『ファッツァー』の難問」平田栄一朗(慶應義塾大学教授/ドイツ演劇) 地点の公演プログラムや雑誌『地下室』などは、コチラのウェブショップで購入可能です。

音楽と演劇の時間を拮抗させる〜『ファッツァー』劇伴音楽

『Soundtracks for CHITEN』より Tr.2「Koi」 Tr.4「Souzokunin」 Tr.9「S/B」 (地点『ファッツァー』のための劇伴音楽) “初共作となったこの作品に敷かれたルールは、俳優は発語と演奏の音が当たったら倒れる(死ぬ)というもの。そのルール上、空間現代は音で俳優を自由に殺せる立場にある。喋ってる時にとにかく音を鳴らせばいいのだから。しかし上演を重ねる内に、主導権をバンド側が持ち始めた途端につまらなくなることに気付く。重要なのは、稽古時からコンセプトにあった「音楽と演劇の時間を拮抗させる」。 音を出すタイミングを俳優の都合に合わせないこと。決まった間(空白)を守りながら、もし俳優に当たった時に俳優が鮮やかに精確に倒れることができるように3人で息を合わせて音の迫力をしっかり出すこと。”(ライナーノーツより一部抜粋) 空間現代: 野口順哉(Gt, Vo) 古谷野慶輔(Ba) 山田英晶(Dr) Recording Engineer: 植松幸太 ★地点のWEBショップでCDが購入可能です。 https://chiten.theshop.jp/