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多言語サイトで効果を出すために気を付けたい事


こんにちは!執行役員の寺島(@terashimanao)です。

海外に向けての自社サービスのPRや販路拡大のためには多言語サイトは欠かせません!
そのため、現状のサイトを多言語化しようと思っていて、、、
という会社さんや自治体さんは多いのではないかと思います。
「言語だけ変更すれば多言語化になる」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、それだけでは、効果がでない事が多いんです!!!
今回はサイトを多言語化して、且つ効果を出すためにどのような点を気を付けるとよいかについて記載したいと思います。

また、意外と気づかない盲点についても纏めてみましたので、少しでもどなたかの参考になると幸いです。


◆翻訳&コピーライティングはネイティブ監修者に任せる!

多言語でサイトを作る時、きちんと”伝わる”という事はとても大切です。
そのためGoogle翻訳や日本語からの直訳はおススメできません。
ライティングはきちんとその国のネイティブの人へお願いしましょう!

特にキャッチコピーなどは直訳すると意味が変わってしまう事があります。
そういう場合は翻訳者へきちんと「こういう事が伝えたいんだ」という意図を伝えて適切に伝わるように心がけましょう。

また、もし専門性のある文章を翻訳する場合はその分野に精通した人にお願いするようにしましょう。
多言語サイトを作る一番の目的は「伝える」という事だと思います!
ただ「翻訳」をしてくれる人や会社という事だけではなく、専門性やどこの国の人が対応するのかなど、依頼する時には見極める事がとっても大切です!


◆ライティングのスタイルガイドを作って全体のトンマナを揃える

例えば、同じ英語でも「アメリカ英語」「イギリス英語」など、テイストが違う場合があります。
一番良いのは、イギリスとアメリカでページを分けて国ごとに作成するのですが、そんな予算もないし・・・という事もあると思います。
その場合は ”英語だから” と一緒くたにせず、どの国のテイストに揃えるかを決めて、トンマナを合わせると読みやすいサイトになります。

少し乱暴な例ですが、例えば日本のサイトも「東京」「大阪」「沖縄」など、いろいろな方言がミックス言葉で書かれたサイトだときっと「おや?おかしいなサイトだな」と思うのではないでしょうか?そういった違和感がなく、すっと入ってくるように整えるとより伝わりやすいサイトになります!

他にも下記のようなスタイルガイドを決めておくと、追加でページを作る時にも統一感がでます
(例)
・ライティングはどういうテイスト?(フレンドリー or フォーマル)
・どちらに合わせる?(アメリカ英語 or イギリス英語)
・自分のサービスや会社の呼び方
・時間やお金の表記の仕方(pm7:00と書く?19:00と書く?など)


◆写真もネイティブ視点で選定を国によって魅力的に感じるものは異なる事も!

写真などのデザインもネイティブ視点での選定をするとより良いです!
例えば旅行系のサイトの場合、文化によって食べられるものが違ったり、珍しいと思うものは違ったりします。
例えば、雪景色は雪が降る国の人にはありきたりな写真に見えるかもしれませんが、雪が降らない国に住んでいる人に雪の写真はとても魅力的に見えます。

なので、ネイティブの人に写真も魅力的に見えるものを選んでもらう事でより魅力的に伝わるデザインになります。

◆その他、意外と気づかないところ

①全角?半角?英数字で記入の指定で「全角」がわからない
そもそも英語のみのキーボードの場合「全角」というものがなく、全角がわからない海外の方も多くいらっしゃいます。

②都道府県選択の時に「北→南にリストを並べられても・・・」探せない
多言語サイトで都道府県選択メニューの時に、アルファベット順ではなく、北南順でリストを入れている事が多いです。
日本人であれば、「北海道→青森→・・・・沖縄」となんとなくイメージがつくかもしれませんが、海外の方は目当ての都道府県が探せなくて諦めてしまうという声も聞きます。

③カレンダー表記は各国様々
日本のカレンダーは「日曜日と祝日が赤」「土曜日が青」というイメージがあると思いますが、各国そうとは限りません。
また、日本の祝日は海外の人には分かりづらいので、日本基準でカレンダーの色付けをしていると「あれ?」なんでこの日は赤くなってるんだろう??と不思議がられてしまう事があります。

④単位の表記に気を付ける
例えば、精算の時に表記を明記しておかないと、「円」精算なのかそれとも「他国の通貨」の精算なのかが分かりづらくなっている事があります。
また、ホテルなどの予約も日本では「一人〇〇円」な事が多いですが、海外では「一部屋〇〇円」と部屋単位が主流の国もあります。

⑤住所の表記に気を付ける
日本と海外だと住所の表記の仕方や順番が違います。

例えば日本だと下記ですが
東京都 中央区 日本橋浜町 1-2-8

英語では下記のように記載します
1-2-8 nihonbashihamacho chuoku tokyo


如何でしょうか?
日本では当たり前!と思っているような事が意外と海外ではあたりまえではなかったりするので、一度その国のネイティブ視点でしっかりチェックする事で盲点がみつかりやすいです。ぜひ、すっと入ってくる伝わりやすい多言語サイトの構築を目指してもらえればと思います!

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