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コロナ禍で海外ユーザー向けにFacebook広告を1年間運用した私が、ユーザーが求める観光コンテンツを分析してみた

皆さん、こんにちは!向山(@mukaiyama1997)です。

コロナ禍で、訪日外国人観光客の皆さんがいつ戻ってくるか分からない、、(泣)
そのような中で海外への情報発信を行っているご担当者様は非常に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?

コロナの感染拡大前に実施していたような訪日外国人観光客向けのプロモーションとは、異なった「Withコロナ時代のプロモーション」が必要になってきています。

そこで、コロナ禍で海外ユーザー向けにFacebook広告を1年間運用した私が、今までの運用アカウントの傾向から「どんなコンテンツがユーザーに求められているのか」、観光コンテンツを分析してみました。
ぜひ今後の観光情報の発信に生かして頂けたら嬉しいです!

コロナ禍での運用で見えた海外向け情報発信のポイント3つ

①コロナ禍で需要が高まった、屋外で楽しめる「自然コンテンツ」

橋

観光情報として発信しているコンテンツとして、
食、自然、歴史、お祭り、体験アクティビティなどが挙げられますが、
コロナ禍になってからは、どのFacebookページも明らかに「自然コンテンツ」に対してのユーザー反応率が高い傾向が見られていました。

では、なぜそのような傾向が見られていたのか?
今回のコロナウイルス感染拡大により、旅行者の志向として
「少人数」「人混みの多い都市圏から離れた場所への旅行」「自然を楽しむ旅行」へと
シフトしている傾向が世界的に見れられるようになりました。

そのため、日本への旅行が可能になった場合においても、感染可能性が低い屋外で楽しめる観光に興味を持っているユーザーが多かったことが要因と考えられます。

欧米豪、東南アジア、台湾・香港など地域によって反応が得られやすいコンテンツの傾向は異なる傾向がありますが、自然コンテンツにおいては、どの地域においてもユーザーの関心が高まっていると考えてよいでしょう。

②感染予防対策に関するPR

検温

皆さんもどこかへお出かけする際にはアルコール消毒が徹底されているかなどの衛生面を気にされる方が増えているのではないでしょうか。
海外ユーザーも同様に感染予防対策に対する関心は高まっている傾向があります。
そのため、特に屋内に関する観光コンテンツなどを発信する際には、感染症対策として実施していることを動画で伝える、あるいは目に見て分かりやすい形で伝えることが重要です。

例として、東京のMICE会場である株式会社八芳園様が実施したリアルイベント「UTAGE」の記事は非常にユーザーからの反応が良かった記事になります。

舞子マスク

イベントは、伝統芸能を披露する場を失われてしまった「芸妓」「地方」「幇間」の方々をお招きし、江戸の粋な雰囲気をお客様に愉しんでいただく機会をプロデュースしたという内容でした。
ユーザーからの反応が非常に良かった要因として、日本の伝統を守りつつも、コロナ感染症対策を取り入れていた部分で興味を引くことができたと推測しています。
実際にユーザーからは下記のようなコメントが寄せられていました。

フェイスシールド

エレガントなマスク

③ユーザーとリアルタイムでの「コミュニケーション」

島根

コロナ感染拡大前との大きな違いは、海外に行きたくても今は行けない状況にあること。
また、日本国内ユーザーと比較して、海外ユーザーは現地の人とコミュニケーションを取りたいと思っている方が多い傾向にあります。
そのため、オンライン上で海外ユーザーとリアルタイムでのコミュニケーションを取り、旅マエからの繋がりを大切にすることも「今後コロナが収束したら行ってみたい!」と思ってもらえるかどうか重要なポイントとなります。

リアルタイムでのコミュニケーションが取るために、ぜひ活用して頂きたいのが「ライブ配信」です。
コメントで寄せられた質問に対して、その場で答える形でユーザーを巻き込み、双方向のコミュニケーションが出来るため、ユーザーと一緒にFacebookページを盛り上げることが出来ます。

例として、島根県様と開催した海外向けのオンラインツアーでは、ZOOMで一緒にツアーに参加できるモニター15名を募集し、ガイドや参加者がクイズや質問・会話をしながら島根についての歴史や文化、自然などの魅力をお伝えしました。

>>【外国人向け島根県のオンラインツアーを開催致しました】参加応募100件以上!視聴数2.4万回!コメント200件以上の大好評イベント!アフターコロナのインバウンド需要に向けての取り組み事例を創出

コロナ禍でもユーザーは情報発信を求めている!

SNSでの情報発信にあたり、コロナ禍で日本への旅行に関する情報発信をすることは炎上に繋がったりするのではないか、、と心配されているご担当者もいらっしゃるかと思います。

しかし、Facebook社の「コロナ禍で消費者は広告に対してどう思っているのか」というアンケートに対して、9割以上のユーザーが広告での情報発信をするべきと回答しており、現在実施している「感染予防対策」などを積極的に発信していくことを求めているユーザーが多いことが明らかになっています。

・企業は広告を続けた方が良い:92%
・企業は消費者に今、何をしているのかを知らせるべき:75%
・企業は消費者の日常を手助けする情報を発信するべき:78%

もちろん、SNSで情報を発信するからには多少のネガティブ意見などは付き物ですが、
情報発信をしないことでコロナ収束後に訪日観光客が戻ってこないリスクよりも小さいリスクと考えて良いのではないでしょうか。

まとめ

今回は「自然」「感染予防対策」「リアル感」の3つがコロナ禍での情報発信のポイントとなっていることをお伝えしました!
訪日していただくことはしばらく先になってしまいますが、日本の観光に興味を持ち続けてもらえるよう、その地域の現状や上記の3つのポイントを押さえた情報発信を継続していきましょう!

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