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ヴォーカル録り(宅録)

私の2枚のシングルをアレンジしてくれた酒井くんが制作依頼を受けて、
先日、我が家で初めて、私以外の方の歌録りをしました。

まあ、大体のセッティングは上記の通りですが、ポップガードだけは持参して頂きました。(私の唾がいっぱい付いているはずなので…💦)

なんと、彼女は新品のヘッドホン🎧まで購入して来たのでびっくり。

そかそか、そりゃそうだよね。

私んちには、昔からずっと使っているモニターヘッドホンが2つあります。SONYのMDR-CD900STです。
これは割と廉価ですが、軽量で音のバランスも良く大変使いやすいです。私のは2個目に突入。

もちろん、自分が慣れているものを使うのが一番だけれど、モニタリングには細心の注意を払った方が良い、と私は思います。
希望を言えば、今回も2人とも同じヘッドホン、もしくは使い慣れているものを持参して欲しかったな。
聴こえる音によって出来上がりが全く異なるし、これは色んな方が仰っていたけれど
マスタリングの段階では、色んな機器で聴き比べる事も大切です。
それぞれの環境によって、どのような音で聴こえるか?
面倒ですが、試す価値は絶対にあります、と言うか必要です。

歌録りに関しては、我が家は完全防音室ではありませんが、防音カーテンと防音サッシ、カーペットになっています。ですのでリフレクションフィルター(上記の写真でマイクを囲っているもの)を使えば、大概ノイズは問題無く録れるレベルです。

が、今回は何故か?ガリノイズが乗ってしまったとのこと。ちなみに自分の時の録音では無かったはず。

私はお部屋と機材をお貸ししただけですが、もっと確認すれば良かったと後悔中。

おそらく、録音時にマイクケーブルがスタンドに接触していたのかもしれません。
揺れがあったり、位置によっては、マイクケーブルの根元がリフレクションフィルターの金属部分に触れ、ガリノイズが乗ったことがあります。

接続の関係上、仕方ない事もあります。ケーブルのメンテナンスは先日したばかりなので問題無かったはず。

私がキチンとチェックしてあげたらよかったな。

まあ、制作上は問題無いそうなのでここはお任せしましょう。

日本語の歌を録音しているのを聴くのは初めてでしたが、
一番驚いたのはリズム。テンポ感がハッキリしている英語の歌と違って、自分のタイミングで歌う日本語の歌はオケとの位置を合わせるのが大変だったようです。

これも、出来れば予め、クリック音などを差し込んであげると歌いやすいかも知れませんね。

他人の録音をセッティングするのは初めてだったので新鮮でした。

そして、ワタクシ、いつも思うのですけれど
歌い手さんでウォーミングアップをする方がとても少ないです。

過去にライブなどでも観てきたけれど、一曲目でウォーミングアップして、途中から喉の調子が丁度よくなるなんて方が結構多いの。

歌いながら上げてくのもまあ、アリなのかも知れないけれど、声の健康と効率を考えたら、簡単なウォーミングアップをして欲しいなと思います。

声は楽器と同じ、キチンとチューニングして、運指もするのと同じように、スタートした方がいい。

録音でもステージでも最大限のパフォーマンスを発揮するためには裏側でどれだけ努力するか、創意工夫するか、そこが大切だと思います。

また、機会があったら次はちゃんとモニタリングしてあげよう。

今回の録音はなかなか良い経験になりました。

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