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イメージの伝え方と大切さ

風邪を引いてしまい、なかなか歌録りが出来なかった先週ですが、何とか終了し、納品。
あとはアレンジャーに引き継いで素晴らしい作品が出来上がるのを待つだけとなりました。

今回のプロセスで足りなかった部分や改善点を次回に活かそうと思っています。

大抵の場合(間違っていたらすみません)私のようなシンガーソングライター、要は歌う人が曲を作ったらアレンジャーに丸投げして終わりの場合が多いかと思います。

今回は沢山沢山、口を出させて頂きました。
相方には相当、ご苦労をかけたと思います。
この場を借りて感謝の意を改めて伝えたいです。

制作時、既に頭の中には何パターンかのイメージがありました。

曲の作り方ですが、私はメロディがいきなり浮かぶことはほぼ有りえなくて、トラックやリズムを作ってから、もしくは提供された時に、音色やコード進行、サウンド全体のトーンにインスパイアされて自然と曲になります。

逆を言えば、イメージが湧かないサウンドには対応出来ないわけで、あまり良い事ではないかも知れませんね。
自発性が無いと言うか、キッカケからスタートするタイプなのです。

さて、メロディや歌詞が出来てから、今回はアレンジを依頼する事となりました。

過去のユニットでは相方からほぼアレンジ完成形の曲を渡され、それに歌詞を付け、歌い、コーラスを入れてあとはお任せというスタイルでした。
それはそれでイメージが非常に明確に浮かぶので、選択肢が最初から一本の線のように決まります。

今回のようなラフスケッチからの制作は初めてです。

前回、”I Know”を仕上げた時も細かい指示書を作ったり、何度もやり直しをお願いするという、私は甚だ嫌なタイプの人間ですが、何とか皆さんの寛容さに支えられました。このようにして、作品が完成する充実感は何物にも変え難い喜びです。

勿論、アレンジャーさんに丸投げでも良かったし、その方が彼も楽だったはずですが、先にも書いたように、既にある程度頭の中から音が鳴っておりましたので、希望を伝えました。

そう言う理由で、今回は試行錯誤しながらの発進となりました。

WEBでもイラストでも、同じだと思いますが、イメージを具象化するプロセスが自己完結している場合は、良いのですが、顧客やスタッフ、共同制作者がいる場合は情報の共有化の前提として、言葉にならないモノを言語化しなければならないのです。

これって恐ろしく大変な作業ですよね。
イメージを目で見たり聴いたりして、どれだけの方が的確に説明出来るのでしょうか?

私も例に漏れず説明不十分、お互いのコミュニケーションを音だけでやり取りしようにも、コロナ禍のリモート作業ではかなりの手間と時間を要しました。

やはり昔のようにスタジオに篭って共同作業する、という贅沢なスタイルでやってみたいですね。

あ、結局のところ
次回も丸投げするつもりはなさそうな私です…笑。

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