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常軌を逸したガードスプリント

 どうもべっちょです。お久しぶりです。


得意ネタなので書くぞ。


■ガードスプリントを作り直した

○まあX(旧Twitter)にも書いたから埋め込みます

まあ、埋め込んだ通りのテーマで作り直した。

今までのコンセプト

SAS(睡眠時無呼吸症候群)+歯軋り防止用の一般的な組み合わせのナイトガードスプリント(上下接着タイプ)がこれ。これは下顎突き出し4mm。そして俺の咬合力だと一般的な接着方法だと分解するという知見を得られた。普通は分解しないらしい。うん。当たり前だね。

頭おかしいレベルのギミックが付いたり、

そもそも俺の歯がとんでもないことになっていたり(突き出し量は咽頭部の負担を考えて都度変えている)

そもそも作りすぎだろうという意見もあったり色々ありました。


■なぜここまでして試行錯誤しているのか


○まずはSAS面

そもそも俺のSASが中度に達したからCPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)に移行する時期なんだけど…

寝相が悪すぎるので睡眠時にマスクが絶対に外れることは目に見えているので不可能。

中度に移行したのは太ったからです。骨折ェ…

○歯軋りの面

軽度なストレスの時には上部のみのソフトナイトガードを着けていたんだけど、三日で破れた実績があるので上部のみハードにしたんだけど…

割れたのでガッツリ上下固めることにしました。


■何故今回はギミック無しの10mm突き出しなのか


○接着強度面

まず、10mmも突き出したらオーダイルレベルなので、通常は絶対にやらない。だからこそハードレジン制作、アロン+セメント接着というセオリーから遠く離れた手法を取っている。

○10mmの理由

あえて臼歯や犬歯だけではなく、切歯でもスプリントを支えることにより、就寝中の脱落や呼吸量の最大確保、そして何より、舌の落ち込みでスプリント間の呼吸口が塞がることを予防する効果を期待。顎関節には苦労を掛けるが、元々顎関節症なので全然問題ない。


■使用感

○装着感

そもそもめっちゃ着けづらいし外しづらい。意図的に互い違いにして支点ずらしているからそらそうなんよ。

○就寝できるか

一週間経つけど、言うほど問題ない。元々睡眠異常症なのでそれ以外の理由で起きることがままあるけど。

○洗いやすさ

あのさ…
ネット上や歯科医師は「水洗いして気になるところは歯ブラシで磨きましょう」って言うけど、

入れ歯用があるんだから普通にマウスピース用もあるんよ。

あと…

普通にこれでもいいよ。というか俺はドラッグストアPBの安いやつ使ってるけど全く問題ないよ。

○ケース

百均で売っとる。

ほぼ同じ形のを8年使ってるけど問題ない(これの製造会社は潰れた)

○携帯用ケースは?


はい

ユニパックです(サイズはF-4でいいよ。抗菌性を求めるならKG-4でもいいけど、下記の理由でこれでいいです)。

下手に中華のかっこよさそうなセミハードケースを使うより、食品衛生法適合のPE袋でいいです。チャックがあるから出先で洗浄出来るし。


■俺の経験を踏まえて


・寝相の悪い人にはCPAPは無理。
・ガードスプリントは消耗品。
・突き出し量もそうだが、横に寝る際の左右差もあるのでそれも含めて微調整が必要。
・SASを発症している人はほぼ歯軋りも併発している。
・口に入れるものだから毎日洗え。マジで。
・何かしら睡眠がおかしいと感じたら睡眠外来へ。
・慣れたとはいえ10mmは流石にキツい。
・SASの原因が肥満の場合は減量して呼吸器の負担を軽減しよう。
・スプリントはかかりつけの歯医者で毎回作ろう。
・必然的に口呼吸で寝ることになるので、オーラルケアは本当にしっかりと。


まあ、ひとまずこんなところか。


■おわりに

今回でスプリント15個目…?かな?
流石にここまで作ったら経験則が溜まるので、ここに残しておきます。


ではまた。

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