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3 逆風から追い風へ ~脳出血を患った旅行会社社長が一組限定宿をつくるまで

究極の一日一組限定宿を作りたい。
補助金申請に向けてがんばろう!と決意し、前に進もうとしているときに、「ちょっと待った」はつきものだ。
経緯の詳細は割愛する。
新しいことをするのに、いろんな考えが出るのはわかる。慎重論はもっともだ。
コロナの負の影響、コミュニケーション不足。これも大きいだろう。
自分と違う考えを、受け止めよう。会社のことを心配してくれて、ありがたいと思う。僕は冷静に対峙する。弊社の本丸は海外旅行であることを再宣言?し、今後の方向性ははっきりしている。
このことは、次のバトンを渡す次期社長の須沢さんを筆頭に、皆それぞれの立場でものすごくがんばってくれているので全信頼を持って委ねたい。
ティースタイルの原点に立ち返り、これからはウィズコロナの中でもどんどん海外視察に行き現地情報を発信し、お客様に安心していただけるよう一層ていねいな手配を心がけ、海外旅行に行っていただく、これに尽きる。
ただし、平行してこの究極の宿をつくる意思は変わらない。

一方で、この宿泊事業をぜひ手伝いたい、と言ってくれた仲間えりなさんが現れたことは、大きく勇気づけられた。

さらに良いことが続く。
宿の運営シェフ候補の大塚夫妻が、協力してくれることになった!
これはかなり大進展だ。細かい問題はあるものの、そこはこれから前向きに解決していく。こちらの運営シェフ夫妻の縁をつないでくれたのは、うちのスタッフのMさんだ。本当に、心の底から、ありがたい。

そして、ポジティブな続きがある。未来の宿の学びの一環として、協力してくれるNPO団体の理事長さんとアクティビティ提供会社の社長さんから、事業連携の提案を快諾していただいたこと。

まさに、逆風の衝撃、悩みの底から這い上がり、大きくバウンドして追い風を呼んだように思う。うまくいくと信じ、誠意を持って、一生懸命がんばることが大前提。
人の助け、愛、縁によって。
感謝しかありません。

ここまでが、長いプロローグだ。


→4 に続く