こんにちは。 ティースタイルの鈴木年光です。 今まで記録してきた記事は、 「脳出血を患った旅行会社社長が一組限定宿をつくるまで」 1~18まであります。よろしければお目通しください。 *** さて、2月のグランドオープンを迎えるにあたり、一旦終了宣言したぼくのnoteですが、オーナーとして運営者、運営チームとともにこの宿を育てていくのはまさにこれから。 ぼくのできることをしながら、引き続きbekka izuのあゆみを記録していこうと思い直し、続けることにしました。 まずは
皆さん、改めまして。脳出血を患った当本人の鈴木年光です。 今までは、ゴーストライターの妻 千春が書いていたnoteに初めて書かせていただきます! というのも 嬉しいことが2つ重なりましたので、ご報告させて下さい。 2023年11月吉日。 一つは、念願のbekka https://bekka-izu.jp/ がスタートする運びとなりました。 実際は、まだソフトオープンなので、関係者の試泊ベースのみ承る状況です。オペレーショントレーニングを重ねて、2月には晴れてグランドオープン
2023年9月某日、bekkaの要となるダイニングチェアの工場へ見学に行った。シェフの一樹さんは伊豆から参加、宇設計の二人と共に、武蔵村山市まで。 松岡親方の、ものづくりにかける想いと熟練の手さばきに見とれながらお話を聞く。 かんなで削る作業にトライ。 また、ここでひとつひとつ、丹精込めて磨き上げるスタッフの姿に改めて感謝の気持ちが湧いてくる。 お出迎えからお見送りまで、若いスタッフの笑顔で溢れていた。みんな心から楽しんで、いいものをつくりたい情熱に溢れている。 あち
宿づくりが遅れ気味である。 (6月) 会社の決算月。bekkaの長時間ミーティングと、決算に向けた経理作業と、旅行業システムの移行、会計ソフトの移行のバタバタと(これらは優秀な同僚が強い責任感とリーダーシップを取り、進めてくれた)、いつまでも終わらない月次のチェックやらで、エンドレス~ ●間接照明の度合いを実際に見て確かめに、品川区中延の森山産業さんに見学へ。コンサルの小山さんにも同行していただく。やはり照度を実際に体感した甲斐があった。 ●前から決まっていた、トラベルコン
前回の更新日2023年3月12日から、またまた4ヶ月も経ってしまいました。 同じく、ざっと振り返って整理したい。 (3月) ●運営チーム再編成、定例ミーティングを重ねる。 ●設計士森さんの手がけた横浜の菊名の教会を見学。木製扉などの参考に。 ●候補の床材が貼られた現場を見学。二子玉川のTSUTAYAへ。 ●建設業者の加殿さん、伊東市の水道事業関係で更にもうひとつ許可がいるため、一日も早く工事を進めたいからと、伊豆の修善寺から都内の弊社へ、会社のハンコをもらいに来社。 ●重大な
2023年元旦の夜に、年頭所感の思いを書いて弾みをつけたかったのに、なんと今日まで更新ナッシング。 またまた振り返り、整理します。 ●鈴木さん、退院以来の過労と長距離移動などでダウン、元旦からホテルに籠る。結果コロナ陽性。しばらく自主隔離。 ●1月9日、鈴木さん隔離開けからシェフ一樹さんが我が家に1週間ほど滞在。PR純子さん達を招いて試食会の大ミッション&東京での参考レストラン試食、合羽橋と浅草で包丁選びの旅。 ●豊洲市場空振り→築地市場へ買い出し、1月13日の試食会実施@表
2022年12月の濃さは半端なかったなあ。 大晦日の夜も振り返る余裕がなかったので元旦の今、してみます。 ●資材高騰の建築見積もりショックから減額案再考に苦戦。ソラさん連日がんばる。私たちも悩み、どこを妥協するか話し合いを重ねる。 ●大塚夫妻がドイツから本帰国。チビーズを抱え本当に重大決断をしてついに来てくれた! ●HPに載せる自社予約システムの会社決定。 ●メディアPRの方と初顔合わせで、ふわふわコンセプトにダメだしの渇。 今のモノではズバリ、「刺さらない」。 アイデアの
突然ですが、ライターバトンタッチします。 「ぼく」の観察、インタビューを元にまとめる記録を、公私パートナーの私がします。(薄々お気づきの方もいますね笑 ゴースト千春) ***** ドキドキしながら待っていた建築工事の見積もりが1社から出た。 なななんと、事業計画申請時概算の1.6倍ではないか!! うそでしょう~?? 事業計画当初から甘すぎた? 急遽、建築士の二人とティースタイルチームで打ち合わせ。 資材業者が毎週のように、「これだけガラスも鉄も木材も高騰しています!」という資
2022年9月13日、長いzoomを経て、ついに平屋建てプランに決定してから、いよいよ忙しくなってきた。 9月26日月曜日、ブランディングを一任しているMCOさんとのミーティング、コンセプトを固めるための大切なワークショップ1回目。お題は「今まで良かったと思った宿、レストラン」をそれぞれが出し合って共有し合う作業だ。miro、全く使い慣れないバーチャルなホワイトボードツールを提示される。若者は難なく素晴らしくまとめられていて驚く。ミーティングは白熱し、2時間半は超えた。 皆遠
7月下旬の伊豆合宿以降、最大の懸案事項に焦点を当てて動いてきた。 それは、現地に行って真っ先に視界に入った"電線"の塊を、どう交わすか? 業者に下草を刈ってもらい、雑木林の中に分け入ることはできた。 平屋建ての場合、大室山の上の青い空に黒い電線がばっちり見えてインパクトが強すぎる。 一方、2階建てにした場合は、電線が山の下の方にかかるような植栽をして、そこに電線が見えても視線をぼやかす、という譲歩案が、有力になってきた。 うーん・・残念だ。この電線の塊、なんとかならないものか
大室山。 思っていたよりすごく良い! ドライブしていると突然視界に現れる、堂々としたま~るいシルエット。 それだけで心がゆるむ。 国の天然記念物に指定されている大室山は、2月の山焼きから新芽を出し、夏には灼熱の太陽を浴びて緑のカーペットをゆらゆらなびかせる。山頂は風が吹くと本当にすがすがしい。 僕たち別邸プロジェクトチーム7名は、大塚夫妻の一時帰国にあわせて7月下旬、別邸敷地見学と盛りだくさんのミーティングのために、伊豆視察を実施した。 当初千春さんが、コストを抑えるために予
宿泊事業補助金申請の採択結果でお祭り気分はその日まで。 これからじわじわと忙しくなっていく。 早速別邸プロジェクトチーム発動だ。運営の大塚夫妻、建築士の治子さん、森さん、そしてスタッフの恵莉菜さん、千春さん、僕の7名で、初回zoomで顔合わせ。簡単な自己紹介をし、別邸にかける思いを共有し、早速レイアウトプランの練り直しにかかる予定であった。 ここでちょっと、書いておこう。 初顔合わせということで、司会進行の千春さんより振ってもらい、最初に一言みんなへ感謝の言葉を述べたかった。
6月に入ってから毎日ドキドキしながら補助金サイトをチェック。 なぜなら、補助金採択の結果発表が「6月上旬から中旬」という表示だったからだ。 6月9日、たまたまサイトのチェックが遅くなり、夕方会社を出る前にちらっと見たが、まだ出ていない。帰り道、そろそろ次の手(採択されなかったパターン)を調べなきゃね、などと話しながら帰宅して、携帯を見た千春さんからの一声。 「(コンサルのMさんからのチャットで)おめでとうございます!究極の一日一組限定宿」採択されました!って書いてある。」
なんとわかりやすいことばだろう。 何かの記事か本で目にし、ぼくの中に潜んでいた言葉だ。 4月のある日。 別邸のシェフを内諾してくれているドイツ在住の大塚氏が、今現地の複数のオファーに悩んでいるという。ここへきて、青天の霹靂だ。 いや、僕たちはのんびりしすぎていた。 またとない貴重なご縁をもらった大塚夫妻にはなんとしても、一緒にやってほしい。 その一心で、将来的なビジョンと資金繰りを練り直し、再度話し合いをした。ここからは、数字ももちろん大事だけれど、ハートです! ハートをも
「電子申請完了しました」 PCのこの文字を見て、ふっと安堵感。 この瞬間の気持ちをずっと忘れないでいきたい。 多方面の人々にご協力をいただいた。 事業計画書の中に登場してもらった大塚夫妻を筆頭に、NPOの理事長さん、アクティビティ会社の社長さん、建築士のお二人、そして他のスタッフ、最終的にまとめ上げてくれた認定機関コンサルの皆様。 長い道のりだった。宿泊事業を思い立ってから1年余り。途中僕の病気という想定外の出来事で中断しながらも、良くここまでたどり着けたものだ。 ソロバ
さてここでは、過去1年間を振り返り、こだわりの宿のコンセプトを固めるべく土地探し、宿探しの情報収集に出かけた記録を残しておきたい。 まずは、2021年2月に訪れたこちらのお宿からスタートだ。 伊豆高原の一日一組限定オーベルジュ「レピアーノ」。62歳で始められたという加藤オーナーシェフのお料理の腕、人柄に癒やされ満足度が高かった。宿を始めるまでの熱意、経歴や宿泊棟の動線など、参考になるものが多かった。(実は、このときに伊豆高原のご縁が生まれていたのだ。) 続いて、3月に訪れ