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2022/11/6 ジャパンバードフェスティバル2022

大石理乃 ライブレポート 2022年 No.011

りのたそ 2年ぶりの野外ライブ@我孫子手賀沼 ライブの合間にぶらぶらしてきたよー


弥生軒

常磐線我孫子駅に到着するとホームに弥生軒6号店が見える。かの山下清画伯が働いていたお店。

弥生軒6号店
弥生軒は千葉県我孫子市にある立ち食いそば店及びその運営企業。店舗は我孫子駅などのホームにあり所謂「駅そば」の店である。大きな唐揚げをトッピングできメニューに特徴がある。首都圏JR東日本各駅の駅そばが同社系列企業に置き代わる中でも孤塁を守っていると評価されている。
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山下清(1922年- 1971年)は画家。日本の「ゴッホ」として知られる。驚異的な映像記憶力の持ち主で「花火」・「桜島」など行く先々の風景を多くの貼絵に残している。海外の研究者などの中には彼の持つ軽度の知的障害と結びつけサヴァン症候群だったのではないかと考える者もいる。
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『裸の大将放浪記』で山下清を演じていたのは芦屋雁之助だけど、雁之助の娘はミュージシャンなのか。ギター担当。今知った@wiki。


手賀沼

我孫子駅から歩くこと15分、手賀沼に到着。大正から明治に掛けて多くの著名人や文化人が手賀沼湖畔に住んだり別荘持ったりしたそうです。レンタルサイクルで記念碑やら所縁の建造物やらを観てまわりました。

手賀沼
手賀沼北岸は農村地帯であったが我孫子駅の開業で交通の便が良くなり別荘地として人気が出つつあった。1941年柳宗悦・兼子夫妻が叔父•嘉納治五郎の別荘向かいに引っ越し夫妻に誘われる形で志賀直哉や武者小路実篤実篤ら『白樺』同人達が続いた。彼らの交流や文化人の来訪により手賀沼北畔は白樺派や民芸運動の拠点となった。
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三樹荘跡

まずは柳宗悦旧居三樹荘跡。教養無いので存じ上げなかったがwiki見て凄い人ということだけは分かった。一族が著名人だらけ。中を見学できないのは残念。

柳宗悦旧居三樹荘跡
柳宗悦(1889年- 1961年)は民藝運動の主唱者美術評論家、宗教哲学者。妻の中島兼子は近代日本を代表するアルトの声楽家。インダストリアルデザイナーの柳宗理は長男、美術史家の柳宗玄は二男、園芸家の柳宗民は三男。甥に染織家の柳悦孝、柳悦博。他に美術史家の石丸重治、法学者の今村成和がいる。
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嘉納治五郎

そして嘉納治五郎先生之像。こちらの方も凄い人ですな(語彙力)。wikiがとにかく長い。“海外からの帰国途上氷川丸の船内で肺炎により死去。横浜港到着2日前にして帰らぬ人となった”という最期に涙。

嘉納治五郎先生之像
嘉納治五郎(1860年- 1938年)は柔道家・教育者。講道館柔道の創始者であり柔道・スポーツ・教育分野の発展や日本のオリンピック初参加に尽力するなど明治から昭和にかけて日本におけるスポーツの道を開いた。「柔道の父」と呼ばれまた「日本の体育の父」とも称される。
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志賀直哉

続いて志賀直哉邸。木々に囲まれた絶好の森林浴スポット。鳥の囀りに癒された。ところで鳥の囀りってオスの求愛行動(ナンパ)とか縄張りアピール(イキリ)らしい。

志賀直哉邸跡書斎
志賀直哉(1883年- 1971年)宮城県石巻生まれ、東京府育ち。明治から昭和にかけて活躍した白樺派を代表する小説家のひとり。「小説の神様」と称せられ多くの日本人作家に影響を与えた。1949年文化勲章受章。代表作に「暗夜行路」「和解」「小僧の神様」「城の崎にて」など。
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血脇守之助

最後は血脇守之助先生。江戸時代の剣豪かと思いきや歯科医師でした。“柔道、文豪、そして歯医者〜♪” …脳内に 水中、それは苦しい のメロディが流れる。

血脇守之助先生謝恩の碑
血脇守之助(1870年- 1947年)は歯科医師。我孫子宿旅館の長男として誕生。日本歯科医師会会長。東京歯科大学の創立者の一人。明治後期から昭和初期にかけて日本の近代歯科医療制度の確立に尽力した。また野口英世のパトロンとして知られる。
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血脇さんというお名前が気になったのでググったらこんな謂れが。尊すぎる。

【血脇】名字の由来
千葉県北部付近の平賀城が落城した際に城主の千葉氏の血を絶やさぬように身ごもっていた女が戦の血の中で男児を産んだとする故事からと伝える。

野口英世

一方、血脇先生が資金援助していた野口英世のwikiを見ると、尊さとは真逆のエピソードが。

渡米資金を得るために婚約を交わした斎藤ます子との関係は野口英世の悩みの種となった。血脇とやりとりされた手紙の中で幾度もこの件に触れており斎藤ます子に対し「顔も醜く学がない」旨の評がある。血脇は破談を薦めるが野口は自ら破談にすることはなく先方から破談されるよう策していた。斎藤家から幾度も婚約履行の催促が来るのに対し野口からは数年は研究で帰国できないと宣言する。欧州への留学資金を数千円要求するなどずれたやりとりが多く見られる。
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日本銀行券•千円券

こういうエピソードがあっても野口英世の功績は全く色褪せませんな。日本が誇る世界的な学者、大偉人。彼を見出した血脇守之助もほんと凄い。まさに天才を知るのは天才。


「大石理乃Live」

さてりのたそライブ。朝9時半にも関わらずおじさんでいっぱい。やはり歳をとると早起きになるのか。無銭もあるかもしれないがいつもの夜ライブより断然人多い。高齢化社会におけるライブのあり方や集客のヒントになりそう。

りのたそと早起きおじさんたち

《セットリスト》
①marry
②東京ラブストーリー
③マイケル一族の数奇な人生
④魔法使いあたし
⑤中央快速ハミングバード

子連れのファミリーもいたからか②とうらぶはいつものセリフではなく、“ずっちーぞっ!”と叫んでたな。ずっちーぞっ!ってなんだろ?⑤ハミバは茶番あり。“こじつけっぽいけどトリの歌です”とりのたそが説明。そうかハミングバード=ハチドリだな。そして控えめながらも突如発生したおじさんたちのオタクコール(タイガー!ファイヤー!サイバー!)でりのたそ感動してたよ。


唐揚げそば

昼食は弥生軒の出店で名物の唐揚げそば。当日は快晴、11月にしてはまぁまぁ暖かかった。青空の下で食べるそばは格別。

唐揚げそば

「♪鳥くん&the PIPITZ Live」

りのたそ 午後は♪鳥くん&the PIPITZのギタリストで登場。⑤本日2回目のハミバではVo.も。盛り上がりました。

《セットリスト》
曲名は歌詞から推測
①鶴のうた
②ムクドリのうんこ爆弾
③我孫子市のトリのうた
④ほじくれ鳥のうた
⑤中央快速ハミングバード
⑥鳥が好き
⑦鳥の雛を拾わないで
⑧ツバメのうた
⑨渡り鳥のうた


ジャパンバードフェスティバル

鳥の囀りを聞いて鳥の楽曲を聴いて鳥を食べる。まさに鳥尽くしのバードフェスティバル。楽しかった。名所巡りも佳き。こんな楽しいイベントに連れてってくれたりのたそに感謝。また来年も行く!

おつかれさまでした

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