東大王3時間SP 参戦記

東大王3時間スペシャル 6/7放送 感想 ※参戦ステージのみ
こんにちは、藤重吏玖です。6/7の東大王3時間SPの出場の感想を著しました。色々書きまくったら長文になったので、お時間があるときに読んでください。



第1の門 早書きアンサーズ 
まず、このクイズは放送上では一番最初に行われていましたが、収録では一番最後のクイズでした。そのため、これまでのクイズの様子は最後まで見れており突破人数が1人という結果になったことには、先に戦った30人の挑戦者には大変申し訳ないですが少し安堵しました。
 
 早書きアンサーズで知識の次に重要だと考えたのは、平仮名やカタカナでの解答と大体分かる程度の字の汚さ。これは、過去の東大王における早書きクイズを見てきて東大王メンバーの解答を見てきて既に把握していたことであります。もう一つは、どんなに東大王が速く解答しても確実に正解を書くこと。これは、東大王が1,2問は不正解をすることもあるので、そういう隙を突けるようにもポイント獲得の芽を自ら摘むことはこのクイズでは禁忌であるからです。
 第1問は早書き定番の問題である有名人サムネイル問題。モザイクになっているサムネイルも食い入るように見たりしましたが、てんで分かりませんでした。最後のヒントで滑り込んで何とか正解。
※第1ヒントであった江戸川乱歩が『悪霊』という小説の連載を中止したことに関する話は、ドリヤス工場著『文豪春秋』にも描かれています。私も読んだので覚えていましたが17年という数字は本書でも出なかったので足りない部分は自身で調べて補足することを怠らないことも大切です。ちなみに、本書は様々な文豪の雑学が豊富なので対策にはもってこいであると思います。
 第2問は城問題。ここは竹田城跡が見えて正解。
 第3問はバンドによる音楽問題。何にも出てこず不正解。東大王は芸能問題が音楽に偏重している傾向があり、その音楽問題もバンド構成が徐々に増えるorピアノの音が徐々に増えていくという問題。ここは知識の豊富さよりも才能が物をいう問題。楽器演奏をまともにやったことがない私は、仮にこの問題が出ても速く答えるという無茶はしないと決めていた。だが、結果は答えすら浮かばないという残念な結果となった。『猫』は一度もちゃんと聴いたことが無かったから。
 第4問は製造工程の問題。以前出た問題の答えは「ペッパーミル」であり、とても時事性の強い問題であったため、そこからのアプローチも考えていたが思い浮かばず、結局問題としてはストレートな問題であった。ここも滑りこみで正解。この問題で第一の門を突破した。後の問題は紙で解いていました。

第2の門 ブレイン鬼ごっこ
新クイズであるブレイン鬼ごっこは東大王に点数で追いつかれれば即脱落のクイズ。そんな初めてのクイズで門番となったのは伊沢さん。はっきり言って伊沢さんが1問も問題を落とすとは考えられないから、正直このクイズは過酷だと思いました。
 このブレイン鬼ごっこは、早書きアンサーズと同じでどんな問題が出てくるかは分からないステージ。出題の仕方は、初期の東大王の形式に回帰した感じであります。こういう総合力を問われる形式の問題が出てくるクイズは、私はテレビ越しでは何度も経験しているが収録で経験しているわけがないです。この経験の差は初回から出演し続けている伊沢さんとは大きく離されています。そして、私たち視聴者は分からないと思ったら一時停止をして正解するまでゆっくり考えることができます。しかし東大王は制限時間内に脳を絞りに絞って正解を出す。この力も伊沢さんは非常に持っています。はっきり言って隙がありません。
 しかし、私も特番時代から放送を見続けているから負けられないという気持ちではあったし、例え伊沢さんに追いつかれようとも上位層に入れば第3の門には行けるから、1,2問不正解しても冷静に対処していけば突破できると自分に言い聞かせてから挑みました。
第1問 都道府県結合クイズ この問題は見た瞬間に分かりました。 
第2問 総理大臣しりとりクイズ 福田康夫は覚えていたが、宇野宗佑のことを「大平正芳」と勘違いして迷宮入りに陥りました。やはり、大学生から競技クイズに軸を置くと視覚的情報に対して疎くなっていきます。高校生の自分なら答えられたんじゃないかとつくづく思います。

第3問 キャッチコピー問題 ソモサンセッパ(フジテレビで放送されていた思考力などが問われるクイズ番組)みたいなクイズがここで出題されました。ソモサンの場合は制限時間が長かったが、東大王は制限時間20秒。空欄が連続で出ていることから繰り返して意味が通じる言葉だということ「一杯すすりにおいで」ということから連続する空欄にはネガティブな要素が含まれていることは分かりましたが、「食べる」ということに気をとられ過ぎて「いっぱい」は思い浮かばず。制限時間内にきっちりと答えを出す伊沢さんの総合的なクイズ力の高さに改めて脱帽した。  
(今度、中古のソモサンセッパの問題集買おうかな...)

第4問 ひらめき問題。定番のひらめき問題で難なく正解。

第5問 アハ体験クイズ(チャンスクイズ) アハ体験は小学生の頃から、世界一受けたい授業やアッコにおまかせ!の「ブレインショック」で散々プレイしてきました。それはつまり、周りのプレイヤーや伊沢さんも経験があるということで、この問題は肩に力を入れて挑みました。サーチライトのごとく目を動かしたが分かりませんでした。こういうクイズは、だんだん透明になっている所(またはその逆)を全体を見通して見つけるのがポイントでありますが見当たらなかったです。ただ、消えたという感じではなかったので増える方で解答することに決めました。次に増えそうなものは何かを探しました、そして左にある棒みたいなものに着目しました。素直に棒と書けばよかったが、パニックになって全体的に見て「柵」と答えてしまったのは恥ずかしかったです。
正解は「窓が増える」。それにしても、なんであの建物はあそこだけ窓が無かったんだ...

第6問 CTスキャン 魚っぽいなとは思いましたが、出てこず不正解。中心を見過ぎて周りにあるとげっぽいものに気付くことはできませんでした。ここで一旦脱落。

第7問 国名しりとりクイズ このクイズで危惧していたことが発生しました。後の問題が直ぐに分かってしまうことです。そういう悔しい思いはしないように最後まで奮闘しようとは思っていましたが、現実と化してしまうとは.. ここで総理大臣クイズを落としたことをすごく後悔しました。

第8問 文学空欄穴埋め問題 この問題は以前にも出ていたような...
ここで全員脱落

【本放送では結果だけが表示されたサバイバルの解説・感想】
残り1名を掛けたサバイバル問題は、広辞苑の見出し語クイズ 
私もここで挑戦をしました。問題は以下のような感じ。(曖昧になっているがご容赦を)

堀場(ほりば)
堀麦水(ほりばくすい)
【???】
堀端(ほりばた)
ボリビア

※答えたい人はここでストップしてください。

下に答えあり







答えは「ポリバケツ

 この問題を2,3秒くらい掛けて絞りだし(集中しすぎてどのくらい時間を要したか覚えてないけど)何とか答えました。自画自賛ですが、4文字目は何かを探すよりも頭文字を「ポ」にしたことが大正解だったと思います。この思考力は過去に観たカプリティオやクイズノックの動画で身に付いた気がします。入る言葉は誰もが知っている言葉でないといけないし、「ほり」から始まることは少なからずないという風に瞬時に考えられたのも動画を経て得た経験のおかげだと思います。入りそうな言葉を見つけるよりも自身のボキャブラリーの中から入る言葉を見つけるのがコツであるこのクイズ、「ポリ」に走ったのは改めて本当に正解だったと思います。
 
 正解の音が鳴った瞬間、今までに出したことのない歓喜の叫びを出しました。多分、競技クイズの大会でも出したことのない叫び声だった。短いクイズ人生ですが、ここが最大のピークだと正直思っています。
 そして、私が「ポリバケツ」と答えた後ちらと下を見たとき「そうそうそれそれ」という感じで笑っていた伊沢さんの顔は今でも脳内に焼き付けられています。
 私は何とか這い上がり第3の門挑戦へとこじつけました。
 
第3の門 1対全員早押しクイズ
このステージは、1問でも正解すれば最後の門に進出できるので得意のひらめきや漢字・時事が来れば積極的に挑み、地理問題は100%分かるまでという控え目プレイと決めました。早押しクイズの1問目は大体ひらめき問題から始まるので、初っ端から頭をフルスロットルで挑みました。
そして、まさかの1問目のひらめき問題で正解!
これはカットされているが先に押した人がいて、答える間に画面から消えた問題を思い出して入る漢字を考えた。「面⇒味」と「好⇒?」が頭に浮かんでいて、「面白味」「好青年」になると直ぐに浮かび杉山アナの「続きをどうぞ」と言った瞬間、解答権をとられまいと連打をし何とか奪取して正解へと導いた。
第3の門はこれで終了したので、ここから個人的にすごいと思ったプレイをつづります。
2問目:スマートフォンの持ち方
まず、10代と50代のグラフ2つあることから幅広い年代に浸透していること、右利きが多いにもかかわらず右手の割合がさほど高くなく、更にオレンジが出てくることから3つのパターンがあるということを総合的に考えてスマホの持ち方を導いた鈴木さんは天晴としか言いようがないです。

7問目:高島崚輔
ここぞという時にしっかりとチャンスを掴んで正解をもぎ取っていく國光さん、さすが徐々に圧し掛かっていくプレッシャーにも耐えてきたミリオネア達成者は別格だと思いました。

8問目:瑠璃光院
映像にあるモザイクを見逃さず形から4文字の寺を探し続けて瑠璃光院で勝負した中井さんの勝負強さには感服しました。ブレイン鬼ごっこでも伊沢さんは文学問題で空欄の形から解答を修正しましたし、知識を身に付けるだけでなくモザイクや空欄から見抜くこういう力もクイズには必要です。

11問目:冠
松本さんの紫電一閃の早押しとひらめきには圧巻しました。

13問目:のりたま
のりたまの原材料に「こしあん」が入っていることは、確かジョブチューンで放送していた気がします。これは、僕も見ていたので覚えてはいたのですが、あの一瞬で重要な情報を見抜いて正解する東言さんの情報処理能力は凄いと思いました。早すぎて分からなかった。

14問目:自画自賛
以前はズームアウト問題で屋久島を正解し、今回はひらめき問題を正解した堀江さん。総合的なクイズ力を持っていて凄いと思いました。

最後の門 難問オセロ
正直ここまで来れるとは思っていなかったです。まさか、夢だった東大王との早押し、難問オセロができるとは思わなかった。
一応、最後まで行けた時のためにもう一度漢字の対策をしました。Twitterにも書いたのですが、私はまず放送日から夏に関する漢字を季語をまとめたサイトから出そうな漢字を抜き出しまとめました。次に、東大王で最近テーマとして出てきてない食べ物をまとめました。食べ物はしばらく出てきてないから角になりそうな漢字も多くあり出し甲斐もあるかなと推測しました。
しかし、テーマは「中学生で習う漢字の難しい読み方」。外れた。のちに分かったが5月24日と6月7日の放送で、連続して訓読みが出題された。こういうクイズは出題される漢字がコロコロ変わるから、連続して訓読みは予想外でした。
話を戻して、漢字はある程度は分かるがオセロは戦略が余り分からない。過去の難問オセロを見続けてある程度が定石は分かるが、自信はありませんでした。最初は、助っ人芸能人の方々が厄介な書き問題を答えていただき、数ターン経過し24、33、34番がおける状態で33番と34番は一応推測した読みをメモしておいて24番は「壊れる(やぶれる)」という読みを知っていたから「やぶる」もあるだろうという推測をした。この時、オセロで序盤は相手のマスをあまりとらない方が良いというのは知っていたから、これでよかったのかなとは思っています。(オセロに詳しい人は定石を教えてください。)
その後、堀江さん影山さんが正解し東大王は戦略を伊沢さんが、その遂行を七海さんが行い3連続パスの後、挑戦者は8番の「なじる」のみしか回答できない状態になった。これは自分答えないだろうなと思ったら、まさかの3人連続不正解。「なじる」で自分の番が回ってきて何とか正解。「詰る」は、漢検対策で散々書いてきたから体に染みついていました。その後、松本さんが31番を選択し問題は「冒む」。分からない…
とりあえず、自分の番が来るまでに推測しておこうと思い、「冒険」や「帽」など「冒」が付くもの思い出せるだけ思い出して答えを導きだそうとした。他の挑戦者や影山さんが身を削って読みを答えていただき、自分は「のぞむ」「かがむ」「はらむ」「からむ」「いどむ」など候補は浮かぶことができた。1回目は「冒険」から推測した「いどむ」を解答し、不正解。その後、松本さんの2個目のライフが無くなりすぐに自分の番が回った。
まだ時間はある。考えよう。最後の最後まで絞り出せ。しかし、出てくる候補には確証が持てずにいた。タイムリミットが迫る。「のぞむ」に全てを賭けよう。「のぞむ」…! 不正解のブザーが鳴り響く。ここで私の挑戦は終わりました。正解は「ねたむ」。「冒疾」という熟語が、その意味で用いられているが初めて知った熟語でした。ここまで色々と漢字対策をしてきましたが、これは完全に自分の詰めの甘さが原因です。本当に悔しかったです。しかし、これは負け惜しみではないですが東大王と早押し対決、難問オセロ対決ができたことは100万円以上の価値があると思っています。そして、大学生活がコロナ禍で出鼻を挫かれた私にとって掛け替えのない貴重な思い出となりました。ここまで私が来れたのも、44人の挑戦者、司会者の御2人、助っ人芸能人の御3人のおかげです。本当にありがとうございました。
また、お呼ばれすることを楽しみに待っています。今度は最後の門まで到達するも敗北を喫した人たちを集めたリベンジマッチみたいな感じとかを待っています。また、今回の3時間SPでは河野さんと東言さんと真っ向勝負することが無かったので次は、このお二人と戦いたいなと思っています。

ここまでの長文にお付き合いいただきありがとうございました。
藤重 吏玖

追記 加筆・修正をしました。
再追記 早押しの問題の解説で、堀江さんが以前出演した際に「種子島」を答えたと書きましたが、正しくは「屋久島」でした。誤情報を流してしまい大変申し訳ございませんでした。


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