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「ホップステップだうん!」 Vol.158

今号の内容
・巻頭写真 「高橋吉仁」江連麻紀
・続「技法以前」132 向谷地生良「人を健康に導く生活習慣」
・ 伊藤知之の「スローに全力疾走」第90回「オープンダイアローグと中動態の世界」
・「ともだちの輪と縄文脳・弥生脳」 宮西勝子
・福祉職のための<経営学> 020 向谷地宣明
・ぱぴぷぺぽ通信 すずきゆうこ 「幻聴さんとのおつきあい活用編」


高橋吉仁さん。

べてるの初期メンバーのよしさん。
仲の良いスタッフやメンバーの体調を心配して電話をするのが日課です。

電話を切る時には必ず「美味しい物腹一杯食べて、ゆっくり休みなさい」と言ってくれます。

美味しいと評判のよしさん特性イカの塩辛をいつか食べたいなー。

(写真/文 江連麻紀)

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続「技法以前」132 向谷地生良
「人を健康に導く生活習慣」

10月13日のNHKスペシャルで、AI(人工知能)が明らかにする「健康寿命」をめぐる番組が興味深かったので紹介します。これは、全国の都道府県在住に在住する65歳以上の人を対象(延41万人)に、600以上に及ぶ生活習慣や行動に関する質問項目でアンケートを取り、さらにその人たちを10年以上にわたって追跡調査をした結果をAIが分析したものです。

一般的に「健康」に結び付く生活習慣は、「食事」や「運動」と思われてきました。ところが、「健康寿命」で一位を取ったのが「山梨県」です。長寿県で知られる長野県のように塩分を控えめにする長年の食事改善運動などの面では、決して上位ではない山梨県が健康寿命で一位をとったのは何と「読書」だったのです。このデータが明らかになった時、スタジオに集まっていた研究者たちが思わず「オー」と声を上げたほど、これは意外な結果だったのです。今までも、図書館の近くに住んでいる人は、健康寿命が長いというデータはあったそうです。しかし、それが何を意味するのかは判っていませんでした。

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