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詩『月の住人』

ひとっ飛びに跳ねて
着地して震えた
ウサギ

硝子ビーズの衛星
あの青い惑星の
小さな衛星

ほどよく酔って
眠りそうなくらい

彼方で響く

素敵な星空よ
濃紺に散りばめられた
光る宝石達よ

黒い空に白く輝く月は
恋人の白い横顔のようだ

終わらない輝きよ
永遠に、永久に、
最後は刹那に

終わらない散り花よ
とわに、トワに、
最後は素粒子に

ラジオから聴こえてくる
あのナンバーは
ロックでしかなくて

車で流しながら見ていた
その横顔は
綺麗でしかなくて

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