『隕鉄のハーモニー』
お腹のドラム
両手のシンバル
口のトランペット
指先のベル
繊細な手で指揮棒を振る
深海から現れた音楽の使者が
至高の旋律を教えに訪ねてきて
この世のものとは思えない絶妙な
ハーモニーを創造する
醸し出す
繊細な手で指揮棒を振る
いち、にい、さん
いち、にい、さん
いち、にい、さん、し
大地の下の地獄界へと
天と地の間の人間界へと
流れる旋律
どこへ行っても魅了する
天使の歌声
悪魔の調べ
時に隕鉄のように硬く
確かな旋律
時にクラシックの音色のように
しなやかに
淑女のように
覚えて口ずさんでみる
音色の感触を絶妙な音を
口の中で味わう
舌で転がす
歌はなるべく
外へ出したい物なんだ
コーラス
ハミング
歌いすぎて
ズレてゆく音声
明日は目が覚めるかな
(隕鉄→いんてつ。隕石からの鉱物だったかな?メテオライトとも言います。ルビ振れないのかな〜?)
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