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退任理由。

自分が想像していた以上に反響があったので、頑張って第2弾書きます。
お手柔らかにお願いします(笑)

第2弾のテーマをX(旧Twitter)でアンケートを取らせていただいた結果、今回は『情熱の監督を退任した理由』にしました。
41票も投票があったことに驚いてますが、ご協力ありがとうございました。
前回の記事をまだ読んでいない方は合わせて読んでいただけると、より伝わりやすいかな?と思いますので、こちらもよろしくお願いします。

では。

改めてお伝えしますが、2023シーズンを以て10年務めていた情熱の監督を退任することになりました。
YouTubeでも出ていますが、退任することは2022シーズンが終わったときにはチームに伝えていました。
2022シーズンは情熱がはじめて関東リーグを戦ったシーズンでした。
結果は5位。
参入直後のシーズンとしては悪くない成績だったと思っています。
ではなぜ辞めようと思ったのか?

少し遡りますが、監督就任初年度に優勝し、その後5年間優勝からは遠ざかります。
まず初年度に優勝したこと。
「オレ持ってるなー!」って思いましたよね♪♪
都1部で何年も足踏みしてた情熱を、就任初年度で優勝させちゃうんだから(笑)
参入戦は負けちゃったけど、個人的には監督を続けていく手応えありました。

そこから5年間足踏み。
この5年間は色々思いました。
でもね、この5年間に関東リーグに昇格していったのって、BRB・町田アスピ・フウガバッファローズですよ?
正直情熱が持ってる素材と違いましたね…。
この5年間、前出のチームに勝つためにもちろん最善は尽くしてきました。
けど週1.5回練習の社会人のおじさん達が、週5〜6回練習している若者達に勝つのは並大抵じゃないです。

でね、この時期になると情熱でも若手だった選手達が社会人になって、練習参加が難しくなってきました。
そして僕が監督になる以前から情熱にいた選手達が、家庭や仕事の事情で退団していきました。
するとどうなると思います?
僕のチーム内でのパワーバランスが、どんどん強くなるんですよ。
僕の入団以前からいた選手が去り、僕が監督の情熱しか知らない選手が多くなる。
これって“監督”としての僕には非常にやりやすい環境だけど、“情熱ロンリネス”というチームとしてはどうなのかな?と。
ぶっちゃけほとんどの発言が通る状況だったと思います。
でもね、僕が先人達から受け継いだバトンって、僕がどうこうしちゃいけないくらい重いものなんですよね。
情熱に3〜4年もいれば誰でも分かると思います。
分からない選手は、怪我や仕事を除けば大体1〜2年で辞めちゃいますね。
情熱って大袈裟に言えば家族なんですよ(この辺の話もまたいつかできれば)。
創設メンバーや在籍年数の長い選手が少なくなっていくチーム。
上手に次に繋げないと昔のメンバーが寂しく思ったり、今のチームが“情熱らしく”なくなっていっちゃうな…、なんてことを考えはじめた時期でした。
何より情熱というチームの価値が下がっていくなと。
どのカテゴリにいてもそれだけはあっちゃいけないと。
もしかしたら情熱の『関東昇格』より考えていたかもしれません(笑)

そんなことを考えはじめた2020シーズン。
チームは6年ぶりの都リーグ優勝!
2020シーズンこそ関東参入を逃しますが、2021シーズンに都リーグ連覇、そして関東参入を果たします。
ここでも「やっぱオレ持ってるなー!」って思いましたね(笑)
けどこの時かな?
そろそろ良いタイミングかな?と思ったのは。

そう思いだすといつ辞めるか?を考えるんですが、いきなり新監督に関東リーグ初年度を任すの?
それは新監督のプレッシャーきついよなと。
まぁ何より関東リーグを目標にしてきたんだから、自分自身戦ってみたかったしね。
じゃあ1年やったらかな?
これは結構考えました。
でもそこで辞めなかったのはなぜか?
多分、関東リーグ1年やったら退団するベテランや主力が多いんじゃないかな?と思いました。
僕も同じですが『関東昇格』を合言葉に集まったメンバーには、関東リーグの1年はサービスタイムなのかな?と。
となると、もしここで僕が辞めると主力と共に監督がいなくなる。
それはその後情熱が長く続くためには苦しいだろうなと。

もう1つ。
関東1年目は何とか5位で終えましたが、2年目はピッチ内で絶対難しくなるだろうなと予想できていました。
1年目は勢いやモチベーションに支えられ、また情熱を知らないチームの方が多いので何とか勝ち点を取れましたが、手合わせした感じ来季はそんなに甘くないなと思いました。
2023シーズンの目標は『関東1部昇格』でしたが、そこまで甘いリーグじゃないだろうなと。
なのでここで退くことはできませんでした。
案の定2023シーズンは難しくなり降格争いでしたが、ここが僕で良かったと思っています。

これらの理由から2022シーズン終了時に、2023シーズン以て監督を退くことをチームに伝えました。
退任することを敢えて1年前に伝えたのは、チームに猶予を与えたかったから。
手前味噌ですが、僕がいなくなる情熱はこれから大変だと思います。
10年間いた監督がいなくなるわけですから。
僕が監督じゃない情熱を知るのも数人ですし。
でもこれからの情熱を担う選手やスタッフが、情熱のことを想い、そして強くしていけると信じています。
そしてそうなるよう、1年前から準備してきています。
僕がいなくても情熱は未来に紡いでいけるなと思っています。
今勝つことももちろん大事、5年10年先に勝つことも大事、でも10年20年先にチームを紡いでいくことが何より大事。
この想いが今のチームには伝わったと感じています。
10年20年先に府中市総合体育館で、ビール片手に情熱の応援をすることを夢見ています♪♪

最後に。
社会人プレイヤーが第一線を退く大きな理由って、多分仕事と家庭の事情ですよね?
実際情熱でも仕事や家庭の事情を理由に、第一線を退く選手は多いです。
僕の決断に一切それらが入っていないのは、とてもありがたいことだったんだなと最近感じています。
僕にも奥さんがいて、娘(9歳)と息子(7歳)がいます。
家族はフットサルに全く興味ありませんし、何なら嫌いです。
「今日もサッカー?」って言われています(笑)
でも別にいいです。
僕が好きなことを、嫌々ながらでも許してくれてますので。
情熱の監督を辞めたからといって家族との時間が増えるかはわかりませんが、感謝だけは忘れないようにしたいと思います。
この記事を書きながらそんなことを思った44歳の冬です(笑)

これで第2弾は終わりです。
今回も長文駄文失礼いたしました。
そして今回もまとまらず疲れました(笑)
第3弾いけるかな?
あったらよろしくお願いします。
ありがとうございました。

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