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読書日記

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読んだ本の紹介と、読書感想文になります。
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2020年7月の記事一覧

「山本周五郎名品館Ⅳ:将監さまの細みち」読後感【読書日記】

短編集の「山本周五郎名品館Ⅳ:将監さまの細みち」を読んでみました。発行は、2018年7月です。 山本 周五郎氏の作家としての活動期間は、1926年 - 1967年 でした。 最終学歴は尋常小学校卒です。現在であれば、中学校2年までの学歴しかありません。その後、山本 周五郎氏は社会人として働きに出ます。なぜ、学歴を記したかと言えば、学歴が無くても、日本文学史に残る優れた小説を後世に残した作家のひとりだからです。多くの作家の作品が絶版になっている事実がある中で、「優れた作品を

素敵なカフェ空間で、愛する小説を読んでみたい【読書日記】

好きな作家のひとりに、池波正太郎氏がいます。初めて目に触れた時代小説は、池波正太郎氏の作品でした。どんなタイトルだったのか忘れましたが、それからというものの、池波正太郎氏の時代小説の多くに出会いました。時代小説と言っても、現代小説と変わることなく、面白くて夢中になって読める小説です。特に、山本周五郎・池波正太郎・司馬遼太郎・藤沢周平などの時代小説がお気に入りです。 今日、池波正太郎氏の作品、『谷中・首ふり坂』を読了しました。わたしは紙の書籍で読みましたが、キンドル版もありま