【映画】リトル・フォレスト 夏・秋
時間の流れがゆっくりと流れる小森というまち。
そこに住むイチコという女性の生活を俯瞰して見れる。
一見、ただの刺激のない生活に思え、退屈な作品と感じる人もいるだろう。
そんな人はまだまだだ。
人として成っていない。
字の通り成人していない若造といえる。
青二才は黙って指でもしゃぶってろとまで言ってやる。
おっとと、話がそれかけた。
東京に住み社会の荒波とやらに揉まれる人間には時間という"もの"に縛られている。
他でもなく俺もその1人である。
その事に気づけただけ、まだ俺は縛られ埋まりきってはいないっぽい。
ぶっちゃけると途中退屈に感じてしまっていた。
でもイチコに同じ感情があり、小森を出たいと思っているんだ。
それによって田舎の暮らしに満たされない現代人の刺激欲しさが浮き彫りになる。
「「と、この見解は少し間違っていて、いちこは不安な気持ちに対して田舎に戻り毎日を全力で生きていると言い聞かせ自分を納得させていただけなんだけどね(次作を見ての所感)」」
昔は皆この生活を送っていたにもかかわらず。
といいつつも現代人じゃなくて昔の人も思っていたのかもしれない。
しかし、その生活を求めなければならない義理も無く。
それが正とか正じゃないとかでは無い。
のんびり生きたいと思う俺だけど、実は将来どうなるか分からなく今に満足していない"今"が合っているのかもしれない。
こんな感じで、観る人が考える時間に重きを置いた作品。
母の人間性が物語と同時並行で明らかになっていき、最後の場面。
不思議と見入ってしまう。
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