『救急箱の中身』を本気で考察してみた。~常備薬編~

部屋にある物を整理する中で、ふと、片隅にある救急箱が目についた。
独り暮らしを始めて早6年、そういえば、一度も整理したことがない。
身体だけは丈夫な僕なので、最後に開けたのがいつかも思い出せない。
当然、なにが入っているか覚えていない。
そこで、開かずの箱となっていた救急箱を、ガッツリと整理してみた話。

今回の記事は、常備薬編と、薬以外編で分けて投稿してるよ。
薬以外編は、ここから見てね。

薬が軒並みお亡くなり

・・・うーん、このタイトル、なんか語呂がいい。

閑話休題。
救急箱の封印を解いたところ、軒並み使用期限が過ぎていた。
そもそも、薬に使用期限があったことすら、初めて知った。
医者でもらってくる薬は飲み切りだし。
軒並み飲み切り。
うーん、これも語呂がいい。

生き残っていたのは、毎年買い替える、花粉症の薬くらい。
それ以外のほとんどが、新品のまま、お亡くなりになっていた。
これは別に、存在を忘れていたから使わなかったわけじゃない。
年単位で体調を崩さない僕なので、そもそも薬を必要としなかった。
親からこの救急箱を持たされて6年、体調を崩したのは2回かそこら。
その2回も、ウイルス性胃腸炎と、知らなかったキウイアレルギー。
前者は医者から断食を指示され、後者は時間経過を待つことで、治った。
どちらも、市販薬でどうこうできる範囲じゃない。

そう考えると、救急箱なんているのか?って気持ちになり始めた。
実際、6年間ものあいだ、必要な場面が一度も無かったのだから。
6年なんて、小学校の入学から卒業までの長さだ。
その間に一度も使わなかった物なんて、果たしてあるのか?
・・・防犯ブザーくらいか。
どちらも、使わない方がうれしいものだね。

救急箱も、防犯ブザーも、いうなれば『有事の際への備え』だ。
基本的には使わないけど、緊急事態が起こったときには、無いと困るもの。
とはいえ、使わないものをずっと持っていて、定期的に買い替えるというのは、僕の性格的に本意ではない。
中身は最低限の方がいいし、救急箱自体も、あんなに大きくなくていい。

ということで、救急箱にあった方がいいものを、本気で考察してみた。
・・・あ、お察しかもしれないけど、今回はとってもマジメな記事だよ。
それに、全部ですごい文章量になったから、常備薬編だけお届けするよ。

薬の危険性

まずは、常備薬を選ぶ上で必要な、薬のお勉強をしていこう!
救急箱に備えておく上で、もっとも大切なのは、薬の使用期限。
食べ物とは違って、期限切れでも火を通せばいける!・・・とはいかない。
元々が、人間の身体の状態を、強制的に変えてしまうようなシロモノだ。
たとえば、抗生剤なんかは、体内の細菌を強制的に消してしまう。
もちろん、身体にとって良い細菌さえも。
そんな薬が、効果を保証できない=期限切れになったら・・・末恐ろしい。

「考えすぎ!」と思うかもしれないけど、昔からこれ系だけはダメな僕だ。
ホラー作品も、お化けや伝承の話なら「そんなもん実在しないだろ!」で笑い飛ばせるけど、バイオテロ系の作品はまったく観れない。
有名なお化け屋敷『戦慄迷宮』を笑いながら素通りした僕が、子供向け映画のコナンくん『天空の難破船』を観たら吐き気がした。
ドラマ『ブラッディ・マンデイ』に至っては、1話の序盤でリタイアだ。

どちらの映画も、人工的に作ったウイルスを打ち込むことで、バイオハザードが始まっている。
『毒薬』という言葉もあるように、プラスであれマイナスであれ、人間の身体に”強制的に”効果をもたらすのが、『薬』というものだ。

「なんで怖がらせるようなことを言うの?」と思うかもしれない。
僕のエゴだけど、僕のnoteを見てくれてる人には、損をしてほしくない。
実際、期限切れの薬は、良くて効果無し、悪くて別の病気になるらしい。
つまり常備薬は、期限が切れるたびに"絶対に"買い替える必要があるのだ。

薬の使用期限

じゃあ、薬の使用期限はどれくらいなのか?
薬の箱やビンを見ると、使用期限が書いてある。
でも、食べ物とかと同じで、あくまでそれは"未開封"の場合。
ざっくりとした目安だけど、開封してからの使用期限は・・・

  • 錠剤、塗り薬:半年~1年

  • 粉薬:3か月~半年

  • 液状の薬(目薬、スプレーなど):1~2か月

・・・いや、短っ!
だって、薬のビンを見ると、3~4年くらいは持つって書いてあるもの!
液モノですら、1年くらいは持つって書いてあるのに!
でも、医学会のホームページを見ると、本当にこう書いてある。
本当に劣化するのはもっと先かもしれないけど、メーカーやお医者さんが効果を保証してくれるのはここまで・・・と言われたらしょうがない。

ざっくり、『1回も開けてない薬は3年で買い替える』『1回でも開けた薬は半年で買い替える』『液モノは必要になるごとに買う』という感じかな。

ただ、ここでいう未開封は、個包装されていれば問題なし。
プラスチックの部分をメリメリッって、銀紙を破りながら押し出すやつね。
常備薬は、とにかく小さいやつ・個包装されてるやつを選んだ方が良さげ。

薬の保存方法

保存方法にも一応触れておくけど・・・正直、おせんべいと一緒かな。
高温多湿を避けて、日の当たらない場所に~ってやつ。
工夫するとすれば、おせんべいみたいに、乾燥剤と一緒にするくらい?
でも、頑張っても半年の命と考えたら、本当にお菓子の袋に入ってた乾燥剤を流用するくらいでちょうどいいかもしれない。
一応、もっと頑張るなら、脱酸素剤を入れてもいいのかも。

常備薬を考える

ということで、常備薬としてストックしておきたい薬を考察していく。
買い替えの頻度・コストを考えると、必要最低限にしたいところ。

持病やアレルギーに関わるもの

こればっかりは常備せざるを得ない。
対象は、血圧を下げる薬とか、片頭痛の薬とか、その辺かな。
僕の場合は、花粉症の対策セット。
錠剤、目薬、鼻スプレー・・・どれも必須レベルな重病患者。
花粉症の錠剤は、個包装されてるから、錠剤だけ保管可能!
1シーズンで大半を使い切るから、期限も気にしなくて良さげ。

処方薬

じゃあ、医者から処方された薬を残しておく・・・というのはどうだろう?
調べてみると、むしろ市販薬よりも危険そう。
処方薬のが期限が短いし、症状別で処方してるから素人判断で使いにくい。
飲み損ねで残ったとしても、ちゃんと処分するのが無難だね。

風邪薬

常備薬として、真っ先に思い浮かぶのは、コレじゃないかな?
しかし、そもそも風邪薬って、なんだろう?
鎮痛剤や解熱剤とは違い、症状ベースじゃなくて、病名ベースな薬。
ということは、風邪ウイルスを撲滅するような効能なのかな?

調べてみると、ウイルスをやっつけてくれるわけじゃないみたい。
風邪の”症状”を和らげて楽にし、体力が減らないようにする効果っぽい。
ようするに、鎮痛剤とか解熱剤みたいな効果を、モリモリにしたやつ。
映画で言ったらアベンジャーズみたいなもんだね。
そう考えると強そうだけど、冷静に考えてほしい。
市販のアベンジャーズを使う機会って、そんなにあるかな?

僕なら、38℃前半とかのちょいツラ風邪なら、とにかく寝る。
それで治らなかったり、38℃後半を超えるヤバ風邪なら、病院に行く。
だって、ただの風邪じゃない可能性があるから。
それこそ、インフルエンザとかだったら、対策が変わってくるからね。
とくに今の時代は、コロナの可能性があるわけだし、真っ先に検査かな。
そう考えると、市販のアベンジャーズを使う機会は無さそうな印象。

鎮痛剤、解熱剤

これは常備しておいても良さそう。
個包装されてるし、病院に行けないほどの熱・痛みを一時的に抑えられる。
解熱鎮痛剤として、どっちの効果もあるやつが売ってるし、値段もお手頃。
一時しのぎなら、風邪薬よりも汎用性が高いから、こっちのが優秀かなぁ。

酔い止め

車酔い・画面酔いをする人には、必須級となる薬。
でも、酔うとわかってるなら、普段から避けてるよね?
僕は、車酔いが激しすぎるから、車は一切乗らないようにしてるし。
酔う可能性のある予定ができたら、その時に買えばいいんじゃないかな。

胃腸薬

体調不良以外にも、飲みすぎや食べすぎのときにも使えるから、アリ。
ただし、個包装はされてないから、保存はあまり効かない。
ミニ正露丸なら9回分しか入ってないし、お腹壊してから数回は続けて飲んでもいいくらいだから、半年で飲み切ることもあるんじゃないかな。

虫刺されの薬

かゆみを抑える以外に、炎症や発疹にも効くらしい。
虫刺されは掻かなければ治るし、炎症や発疹は皮膚科に行った方が良さげ。
常備どころか、必要ないんじゃないかな。

軟膏

虫刺されの薬に近くて、炎症や発疹以外にも、化膿した傷に使えるらしい。
ただ、症状によって成分が違うから、その分、軟膏の種類も多いみたい。
薬局に行けないほどの緊急性は無いし、常備しなくていいんじゃないかな。
冷水で良く冷やして、それから買いに行く、で十分そう。

まとめ

ということで、常備薬としてあった方がいいかな?ってのは、こんな感じ。

  • 持病やアレルギーに関わる薬

  • 解熱鎮痛剤

  • 胃腸薬

これくらいなら、買い替えるコストも低いし、ポーチでも収まりそうな量。
上で考察した通り、緊急性が高いものはカバーしてるしね。
僕も、この基準で選んで買ったから、良ければ参考にしてね。

次回の記事では、薬以外の、救急箱に常備するものを考察していくよ。
絆創膏とかガーゼとか、そういうものだね。
ここから読めるから、よろしくね。

それでは、良い常備薬ライフを!

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