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オニャンコポンは中国語で・・〜ダービー出走馬の中国語名は?

ダービーウィークはどうも落ち着かないです。

今日は馬名をテーマに少し書きたいと思います。


漢字の本場、香港の馬は二種類の名前をもつ。

以前、日本に「モチ」という珍名馬がいて、香港にも同じ名前の馬がいた、という記事を書きました。

たまたま、私が香港で生活していた時期に現役で走っており、中国語名が「雪米糍」といい、英語名が「Mochi(モチ)」だったのです。

香港の馬は、日本に遠征してくるとカタカナ表記で馬柱に載りますが、地元では英文名と中国語名の二種類をもっています。

先日の記事でも書いたのですが、私がアイコンに使っているのは実は香港の名馬で香港カップを二連覇した「カリフォルニアメモリー」のぬいぐるみなのですが、彼の中国語名は「加州萬里」といいます。
(この記事のトップ画像も彼です。)


今年の日本ダービー有力馬の中国語名は?

今年の日本ダービー有力馬の中国語名が気になり、調べてみました。
・・といっても、香港競馬の胴元・香港ジョッキークラブのHPをチェックしただけですが。。

早速。

一番人気濃厚の、イクイノックスは・・

春秋分

でした。
英語のEquinoxの意味が、「昼と夜の長さがほぼ等しくなるとき。」
つまり、春の「春分」、秋の「秋分」なので、合わせて「春秋分」なんですね。
わりと素直な中国語名でしょうか。
ゆくゆくは天皇賞春秋連覇とか、あるかも?

二番人気は、おそらくダノンベルーガでしょうか。中国語名は・・

野田猛鯨

でした。
「野田」は馬主さんの苗字から取ったんですね。
ベルーガがチョウザメの意味のようですが、猛々しい鯨になってますね。
より強そうなイメージに変換したのでしょうか・・。


三番人気は、ドウデュースになりそうです。(武豊騎手のダービーV6なるか!?)さて、中国語名は・・

勝局在望

でした。
ドウは英語のDoなので、「する」。デュースはテニス用語の「Deuce」。
もうすぐ勝つぞ、という感じでしょうかね。
そもそものDo Deuceというのがなかなかトリッキーな名前かもしれません。


四番人気が皐月賞馬のジオグリフでしょうか。
中国語名は・・

地標圖形

でした。
Geoglyphは、地上絵のような、人の手により地上に作られた模様のことのようで、これもわりとそのまま中国語に変換したような感じですね。


オニャンコポンは?

出走馬も確定していないので、あとは一頭だけ。
競馬ファンはもちろん、一部世間もざわざわさせている、ダークホース的立ち位置の皐月賞6着馬、オニャンコポン
ついつい、オニャンコポン!と、「!」をつけたくなる響き、いい名前ですね。

元々の意味は、ガーナやコートジボワール東部に住むアカン族のアカン語で「偉大な者」の意味らしいです。
今回調べていて知ったのですが、水曜日のカンパネラという音楽ユニットの歌のタイトルだったり、漫画「進撃の巨人」に出てくるキャラクターの名前でもあるんですね。(どっちも詳しくなく、知りませんでした。)

さて、中国語名は、

天空神

でした。
すごいかっこいい、そして強そう。

日本馬の中国語表記は、香港ジョッキークラブの「言語サービスチーム」が決めているらしいのですが、オニャンコポンについては、馬主の田原邦男さんが中国語名についてもこだわりを持って決めた、という記事を見つけました。

香港で「天空神」として出走するのも楽しみですが、個人的には欧米で「Onyankopooooooooooon!!!」と叫ばれて欲しい。笑。


ちょっと、馬名を調べるのがマイブームになっています。
調べていると、関係者の思いについて知ることがあったりして、なかなか楽しいです。

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