【イベントレポート】Customer Success Cafe ~box、Slack、Adobeの事例から学ぶ、グローバル・カスタマーサクセス

(業務都合で途中参加…悔しいです)

意外と続いて3回目、​プライベートで参加してきたセッションのレポートです!Salesforceもそうですが、他の外資企業のCSMについて聞いたことなかったので聞いて来ました。

■Adobe
●Adobeのカスタマーサクセス:複雑性が高い
 ┗Enterpriseクラスの顧客が多い
 ┗製品のカスタマイズ性が高い
 ┗外資なので?いろんな役割の人が色んなKPIを持って動いている

・Adobeのカスタマーサクセスモデル
 ┗火消し型/営業志向型/サービス志向型/統括型/分離型(パートナーシップ)★これ
※参照:チャーンを防止するカスタマーサクセスマネジメント

・AdobeのCSMスキル
 ┗社内外交渉力
 ┗プログラム・マネジメント
 ┗ビジネス/テクニカル課題解決力
 ┗エンゲージメント
(┗製品知識・技術知見)

・AdobeのCSM組織体制
 ┗Tier × インダストリーで分業
 ┗Virtual Product Team

・CSM Key Activity
 ┗Health Check
 ┗Account Plan
 ┗Mutual Success Plan

・チャレンジ
 ┗伴走・成果創出を促す評価体系と組織デザイン

●パネルディスカッション
Q.ユーザー企業と目標・ KPIを決めるときのポイントは?
A.期限と数値を決め、数値根拠はキャズムで説明する(slack)
A.顧客のビジネスKPIを見ながら議論。それ以外にもアーキテクチャやエクスパタイズの観点で定性的な目標をもつ(Adobe)

Q.グローバル発で当たらなかった施策、日本発で当たった施策は?
A.グローバルはサイロ型で統制が強いのでトップアプローチしがち。日本では現場への浸透が肝になることが多い(Adobe)
A.パートナー向けのCSM教育は日本で効果が高い。ユーザー会のような、就業後の勉強会や交流会も有効(box)
A.アンバサダー・プログラムは欧米にもあるが、フリーディスカッション形式なので日本では難しい。ワークショップ形式で、設問に答える形式だと、沈黙の中からも意見が出てきやすかった(slack)

Q.なにをもって”Onboardingがうまくいった/うまく行かなかった”を判断しているか?
A.お客様からのアンケート(slack)
A.自社の場合はCSMに引き渡されてからOnboardingが始まるが、評価フォーマットが決まっていない。これから(Adobe)

Q.アンバサダー≒Championはどう見つけ、育てるか?
A.できるだけまんべんなく、色んな部署にいたほうがいい。発信力が高く、みんなに色んなことを伝えていく人。他の人がどんなことをしているか、気にかけている人。管理職である必要はない(slack)
A.そのツールを使い込んでスキルを磨くことで、自分のキャリアに役立つと思っている人(Adobe)
A.顧客側で見たパワーユーザーをデータからピックアップしてヒアリング(box)

Q.どんなCSMが欲しいか?
A.日本独自で色んな施策をやっていきたい。試行錯誤をどんどん繰り返していける人がいい(box)
A.slackを通じてユーザー企業のワークスタイルを変革していきたい!という熱意がある方。新しいことを一緒に作っていくことが好きな人(slack)
A.事業会社的なマインドが強く、コンサルの一歩引いた目線よりも、お客様にガンガン入り込んでいく気概がある人(Adobe)

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