(変な)名刺を作ろう。【前編】
プロデューサー名刺。
アイマス界隈では古くからある文化で、自分の名刺を作ってイベントやライブで名刺交換するってアレです。
自分のアイマスはシンデレラからでしたが、今も昔も皆が皆色々個性を出したりアピールしたいことを詰め込んだ名刺を作られてるかと思います。
(モバマス全盛期はソ廃勢中心にモバコインカードに名前とか直で書いたモバコイン名刺なんてもんがあったんですよ・・・)
そんな名刺なのですが、昔は自分も自分からバシバシ交換に行ってた時代もあったのですが今は自分から自発で交換に行くことはほぼ無く、交換頼まれたら自分のを出すって位まであまり使わなくなっています。
色々理由はあるのですが、大きいとこでは今は繋がりを広げようという感じのことをしていないのが大きいかなと。折角Xをフォローしていただいても、自分自身がフォロー数を増やせない状態(TL読み切れなくて必要な情報が入ってこなくなってしまう)なので全員はフォロー返せないし、だったら申し訳ないから配りにも行かないみたいな。
あと自分は趣味ジャンル別に垢分けを一切していないのでアイマス系、野球、F1、スポーツトレカ、ボートレース等々とにかく雑多な情報書いてしまうので合うのか?的なのも・・・
で、大分前置きが長くなったのですがここからが本題というかメインです。
皆が色々な趣向を凝らした名刺を作ると思います。
自己紹介、担当アピール、企画アピール、イラスト、デザイン、特殊加工。
自分は名刺を作る際に特殊加工をほぼ毎回全面に押し出したものを今も作ってます。シャニマスライブ行っても自発しないから交換機会ほぼ無いのに。でも未だに作ってるのはなんだかんだ自分のこういう者ですアピールするには一番現物がやりやすいからなんだと思います。
ではここで適当に何種類か手元にある名刺を見てみましょう。
えーみんのことを知っている方ならああ、またいつものアレか。でおなじみ。知らない方ならは?なにこれ?から始まるアイサツ代わりのアンブッシュ。
たまに製作が間に合わないとか、こういう真剣に作った時の裏貼り用として紙の方だけ印刷所に入稿することはありますが、写真上段の4枚以外のキラ、箔押し、クリア、名刺に何かを封入する際は印刷工程含め全て手作業で制作しています。そう。これ基本的に印刷所産の名刺ではなく全て自宅で手作業で作っています。
アホじゃね?その通りです。10年以上前からこんなアホなことやってます。
何でこれ今更noteで記事として書こうかとしたのかと言うと、いずれこういう作例の詳細なカードの作り方同人誌を書こうとか思っていたけど一向に機会無さそうだし、説明するときにこれ見てねで一発丸投げできるからです。昔Xでまとめたモーメントだかもうどこに残してるかもわからないし・・・
では、加工が簡単な順に少しずつ解説していこうかと思います。
・銀テープ入り名刺
作った時期:初回2016年頃、その後微調整して2回くらい再制作
紙:スターシルバー206kg
加工に使ったもの:テープのり、銀テープ
今回の作例の中では唯一、自宅で印刷していない仕様です。
印刷自体はデータ組んで印刷所へ入れていますが、その刷り上がりの段階では一番左の凛の仕様となっており、この時点ではただの紙質でパール調になっている名刺です。
これをベースに加工して、見た目は名刺にライブで実際に降った銀テープが入っているというインパクトを足しています。
加工方法としては名刺に直貼りではなく、銀テープを封入するために切り抜き前提の窓を白抜きした状態で印刷してもらい、自分で切り抜き、もう1枚切り抜きをしていない名刺側にテープのりで貼り付け、それを切り抜きをした名刺とテープのりで貼り合わせして完成です。
ですので、原理は非常に簡単です。特別な道具必要なしで作れますし、1本の銀テープを何十分割に裁断するのでさりげなく銀テープも渡せちゃったりします。
これがきっかけ?で自分は手に入れた銀テープを躊躇なく裁断する癖がついたのでお遊びとして別の記念品として色々作れるようになりました。
後にいっぱい制作機会が出来る銀テープ入りカードの原型です。
後述する箔押し名刺類が名刺としては異常な高コストなので、相対的に実質印刷費だけで作れるこれはコストもお財布に優しい仕様。
・スタンプ入り名刺
作った時期:2018年
紙:アートポスト220㎏
加工に使ったもの:テープのり、スタンプを押した紙
上記の銀テープ名刺のバリエーションみたいなものです。
元々銀テープ入りとして作るはずだった名刺を急遽仕様変更して出来上がったものです。
シンデレラ6thライブのメットライフドーム公演(現ベルーナドーム)時に西武鉄道コラボのスタンプラリーがあり、そのスタンプラリーをするついでに各駅でラリーシート以外に何枚ずつかスタンプしてそれを裁断して名刺に入れてみたものです。
作り自体は銀テープ入り名刺と全く同じ。ただ元々銀テープ向けに名刺を作っていたのでイラスト一部を切っていたりと無理矢理仕様を変えた跡があります。
ラリーに参加できなかった地方勢から大変好評だったような。
スタンプ現物はこの企画後にラリー参加者に抽選でプレゼントされたので、名刺としてはこの時限りしか作れなかった季節物でした。自身の本拠地ライブで気合が入っていたんだと思う()
・ホログラム、箔押し名刺
作った時期:2014年~
紙:OHPフィルム、裏貼りがある場合は大体アートポスト220㎏
加工に使った機材:MD5000一式、ラミネーター、印刷オペレーション用に32bit対応PC(2018年以降)
加工に使ったもの:ホログラムシート、ラミネートフィルム、テープのりその他
これのどこが名刺だその1。
ここまで素振り。ここから本番です。
もう名刺というよりかは、名刺サイズに制作されたトレカですね。
市販トレカのようなキラキラホログラム加工に、部分的な箔押し加工。
毎度面白いですよ。
実際に前振りなしでこれをいきなり出した時の受け取っていただける方の反応。
詳しい作り方は別記事で書く全部載せ名刺で触れていくので要所だけ触れていきます。
元々モバマスを始める前から自作カードを作る趣味があり、アーケードカードゲーム関係やサインを直接いただくためのカードをキラカードで作っていたのが始まり。その延長で、プロデューサー名刺にもその要素を取りこんで自身の宣伝にしてしまおう!的なのがきっかけだった気がします。
この作例は手元に現物が残っているものという都合最近のものが多いですが、古くはシンデレラ1stから既にこの仕様で投入していた写真がしっかり残ってしまっている辺りこんな昔から自分やってたのか・・・という過去。
2024年現在は印刷所のサービスが大きく進歩していて、箔押しはホログラムを含む名刺が小ロットで、それもお手頃価格で作れるようになっているようで機材や製法含め今となってはもう相当古い方法です。
この名刺(というか名刺サイズのトレカ)の作り方で大きな存在となっているのが、MD5000というプリンタ。このプリンタ最大の特徴が現代のインクジェットプリンタではなく、インクリボンを使用するプリンタであり特色としてインクジェットでは印刷が出来ない白、メタリックカラー、箔押しが印刷できてしまうという点です。
これが自宅でキラカードや箔押し入りが制作できてしまうという理由です。
が、良いことばかりではないこのプリンタ。説明するとものすごく長くなってしまうので簡単に書くと、
・最終スペック(MD5500)が何と1999年発売の25年前のプリンタ
・本体は2010年で生産終了
・2016年にインクリボンの生産も終了
・2024年現在別会社が細々と半公式サポートをしてる状態
自分が購入した2012年辺り当時はまだまだカード作り以外にも模型のデカール制作としても需要があったものの、2016年にインクリボンが新規で買えなくなり、2024年現在もこう現役稼働しているのは相当少数でしょうし、色々別手段に移行されてるかと思います。
ちなみに自分のカードの制作方法も本来メーカーが想定している印刷方法とは到底思えない方法。
カラー印刷はOHPフィルムに通常のインクジェットで行い、白や箔押しはラミネートシートののり面にMD5000でダイレクトで印刷して、その2つをラミネーターで貼り合わせるという手法を取っています。
( ´w`)(何言ってんだこいつ)
↑正しい反応です
色々書いていたら本当まとまりの無い文章になってしまったので、全部載せ名刺とか、その他の突っ込んだ難しい話は後編に分けてこうと思います。
文章書くやる気が残ってたら(´º﹃º`)
とりあえず、シャニソン版Pカップ走るための準備をしたいので早くてそれが終わった以降に・・・
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