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連休のランニング連日

自分がこんなに走るとは
思わなかった。

昨年8月に足を痛めて
しばらく
走れない日が続いて
ストレス解消ができなかった。

ようやく
最近
再開できた。

ランニングステーションの回数券も
購入した。

東京へ行く際には
なるべく
皇居を
走るようにしている。

周囲の人の目が
気恥ずかしかった感覚も
今では
すっかり消え去った。

ただし、
そうかといって
自信満々に走るというわけでもないけど。

どちらにせよ
私のやることを
周りの人は
なにも気にしていない。

痩せたおじさんが死にそうになりながら
ノロノロと走っている。

それは
気の毒ではあるけれど
背景に溶け込んでいる。

せいぜいみんな
「なんで走ってんだろ?
こんな暑いのに。
しかも遅い!」
と思っているのだろう。
私が昔走る人を見てそう思ったように。

私を見た人たちは

好きな人と食事をしながら
「今日ね、
おじさんが
無理して走ってたよ。
それが息も絶え絶えでさ…。」
そういう話題を語り合うのだ。

2度とすれ違わない人たちのなんと多いことか。

相変わらず
みんなに追い抜かれていく。
2度と追い抜かれない人たちに。

私は走る。
息も絶え絶え
まったく
上達もしない。

ランナーズハイも未経験だ。

走ったあとの短く軽い
充実感
そのためだけに走る。

EMBAの同級生
同じくらいの年代の
証券会社の重役さんにも
ランニングを勧めてしまった。

偉そうなわたし。
自分も初心者のくせに。

彼も走り始めたそうだ。

今日もこれから
走りに行ってくる。

5月5日
子供の日。

6歳の時に
はじめて家族で
旅行に行ったのと同じ日。


走りながら
そういう思い出に浸ることもある。

すぐに
苦しくなりながら

自分のペースで走る。

(画像はCanvaにGPT4で生成したイラストを嵌め込み)

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