愛ゆえに
部屋にこもって映画を見る休日。
ポップコーンとカフェラテを買ってきて
ずっと気になっていた映画を3本見た。
洋画を見ていると、英語勉強したいなとか海外行きたいなとか
あれこれ考える。
写真でしか見たことない景色を実際に見ることができたら
どんな気持ちになるんだろう。人生が変わったりするのかな。
この日見たのはインド映画だけど、女性のドレスが鮮やかで上品ですごく素敵だった。
映画を見ているとき「そういえば豚汁作った」と好きな人から連絡が来た。
私が電話で豚汁が好きという話をしたから?
スーパーで私との会話を思い出してくれたのかなあ、と思ったら
嬉しくて口角が上がりっぱなしだった。
1週間ぶりに電話に誘ってくれた土曜日、朝4時まで好きな漫画や映画の話をした。
彼はいつもおすすめの漫画を教えてくれるんだけど、どんな話?と私が聞くと
嬉しそうに教えてくれる。それが本当に可愛い。
私の知らないジャンプの漫画とか、これ何?と聞いたことに対して
なーんでも俺が教えてあげる!と言ってくれる。
この前なんて「一生俺が面倒見てあげる」となんだか得意げに言われた。
何それ、プロポーズ?とツッコみたくなる気持ちを必死に抑えながら
ありがとね〜と笑ってごまかした。ドキっとした。
「眠くない?」って聞くと「うん、電話が楽しいから」と言ってくれる。
無意識でこんなこと言ってるなら相当ズルい人だなあと思うけど
きっと本当に何も考えていないんだと思う。
ゲームをしない日だけしか連絡が返って来ないので、なんとなくそんな気がしてる。
大人になると戦いに勝つことよりも傷つくことを回避する方法を探してしまう。
今だってそう、もう二度と彼と疎遠になりたくないし
彼の存在があるおかげでキラキラしている毎日を失うのが怖いだけ。
好きな気持ちだけじゃ決断できない恋があるなんて知りたくなかった。
彼は一日に何個も予定を詰め込んで「俺は何にも縛られたくない、自分のやりたいことをやる!」ってふざけながらよく言っている。
私も「自分の好きに生きたらいいしいつも幸せでいてほしいよ」って答える。
幸せでいてほしいって私の中で最上級の愛の言葉なんだよ、だって大事な人じゃなきゃそんな風に思わないから、そうやってはっきり伝えられたらいいんだけどやっぱり傷つきたくない。恋愛はいつだって惚れた方が負けだ。
お風呂上がりに近くの自販機でカフェオレを買ったあと、
下の段に彼がよく飲んでいるサンガリアラムネが売ってあることに気づいて
なんとなくそれも買った。
2本抱えて家に戻る私、もうめちゃくちゃ恋しててウケる。
今週も君の声が聴けますように。
今日も読んでくれてありがとうございました。
おやすみなさい
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