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コミュニティ運営リーダーが「DevRel」を意識してイベントで行っているアウトプット( #JBUG の場合)/ #devreljp

このブログは、DevRel アドベントカレンダー 2019 の18日目の記事です。DevRelMeetupTokyoに何度か参加、登壇させていただいている、西から来た馬ヅラの男です。

コミュニティ運営の観点でDevRel

DevRelの教科書に書いているのは、DevRelとは「開発者向けマーケティング」です。ユーザーコミュニティ運営リーダーの立場でもDevRelの考え方は有用で、イベントに参加してくれている人との関係強化、ユーザーコミュニティならではの横のつながりやコミュニティの発展に資するという意味で、DevRelを意識するといいのではないかと思います。

DevRelのABCDEがありますが、Eのイベント時に意識していることについて書いてみたいと思います。

コミュニティイベントでツィートによるアウトプットファースト

参加者にツィートを促すのはなぜでしょうか。いろんなコミュニティ主催のイベントでは事前にハッシュタグが用意され、積極的にツィートを促しています。ワタシ自身、しゃかりきに運営の方があんなにアナウンスしているのか、聴くことに集中したいやん、と分からないこともありました。

参加者は登壇者の話を聞いて考えたり理解した内容を外に向けてアウトプットすると、反応・フィードバックが得られる可能性があります。さらに自身のメモ代わりになります。目に触れることで他の参加者の理解になります。ツィートを通じて、登壇者への質問にもなり、懇親会の話題になることもあるでしょう。

一方で、運営側目線では、そのイベントに参加していない人に伝わる、周知につながり、次回のイベント参加につながるきっかけになります。このあたりの話は、中津川さんのこのブログが詳しいです。

コミュニティイベント冒頭で行う雰囲気作り

参加者のインプットしたことをアウトプットに変えるために、その場でできる最も手軽なのがツィートだと思います。話を聞いて思ったこと感じたことをアウトプットしてもらいます。イベント冒頭ではアイスブレイクに自己紹介タイム、発言に合いの手を入れたり、ツィートタイムを設け、ツィートしやすいポジティブな雰囲気を作り、心理的安全性を確保します。

JBUGコミュニティでの応援ツィートの応用例

JBUGコミュニティで特徴的な「応援ツィート」があります。遠隔地から別の拠点の運営メンバーや参加経験者がその場のツィートに入っていきます。ハッシュタグが統一している、事前に共有されているというのができているためです。最近では、開催地が10以上になり、地名を入れたハッシュタグを入れる事で判別するようになっています。例えば以下のような感じです。

#JBUG広島
#JBUG静岡
#JBUG札幌
#JBUG大阪

遠隔地からもツィートを通じて積極的に会話に入っていくスタイルで、議論が広がったり、また登壇者がその場で決まったりすることもあります。以下は大阪で行われた JBUG大阪 に遠隔からツィート参加した例です。

JBUGではBacklogを活用したベストプラクティスやうまく行かなかったことに共感する、参考にしてみるというパターンでよく見られます。また、ツィートを眺めることで自分の代わりに言語化してくれる例を見かけたりします。とても素敵な文化だと思います。

公式ツィートまとめ

公式ツィートまとめ、我々のコミュニティではジャーニーマンさんが毎回その役割を担ってくださいます。そのコミュニティイベントを1つの形にする大事な資産となるでしょう。
#JBUG東京 の例

というわけで最後の締め

JBUGコミュニティのツィートと応援ツィートの例を紹介しました。アウトプットが盛んなコミュニティの1つと言えると思いますし、参加者も登壇者も運営も学び多きイベントにしていきたいと思います。そんなJBUGコミュニティが運営する年次カンファレンスはBacklog World 2020 「プロジェクトに関わる全ての方のための祭典」~ONE~ です。ご興味がある方は是非サイトを見ていただき、参加申込みもご検討いただければと。


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