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ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』を観て

◆みんな花火を観て義父母宅に泊まりに行っているので留守番。掃除して買い物して一人ご飯。今日明日で郵送(速達?!)しないといけない課題レポート(ぜんぜん手つかず、向き合ってない)があるのに、ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』を観てしまった。
◆原作を全部読んでいる立場から言うと「けっこう原作に忠実!」っていう感想。好印象。映画マニアだったりと演出は加わっているけれど、ぶれてない。けっこう頑張ってるほうでは。もし批判する人は原作を読んでほしい。

◆私が病院、医療相談室にいたときのことを思い出した。
(ちょっとぼやかして書きます)
消化器系の病名がついた若者が入院してきて、一週間(短期間)の支援。
ガテン系の寮で無保険。本人を証明する書類がない状態。本人を証明する材料を聴きとって事実を代弁して証明して戸籍の附票とりよせて住民票復活させて生保をガンガンに交渉して通して。
這い上がる術がなくて生きる力を吸い取られていた彼。退院直前に「いつかアクセサリーの仕事をしたい(再開したい)」と夢を語ってくれた。
私が外来で他ケースに無我夢中だったときにも一回、彼から声を掛けてくれた。あのケースは主治医M先生の力が大きかった。

もちろん病院なので病気を治したり、支払いができるように支援する。健康が保たれるように支援する。
でも、物事に対するやる気や生きる力、人を信頼する力、困る力、人間関係性などがネックになっていて、それどころではないことが多い。だから、心の機微というのか、こころに触れる場面もあり、、。
その場の会話(面接)で、本人が希望しているその場の対処(ビール一丁はいお待ち!お通しになります)の他に、幾つもの作業を意図的に行う。
インテーク(初回面接)は特に集中力が必要。

だから、ドラマで新人の陥りやすい例は、援助者として気を付けるポイントで、我がふりなおせ的。がっつり仕事のことを考えていた。

◆週末は電話当番。昨日の夕方に地域から寄せられた相談、ちょっと緊急性があったか心配で、午前中に問い合わせてしまった。幸い無事で緊急性なかった。意識高い会社が念のためということで丁寧に連絡してくれて、そういうところとは「連携」がしやすい。
(※今日はお休みです)

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